分譲マンションのEV充電設備、東京都の2025年より設置義務化に先行対応、プラウドシリーズ全物件で、「EV充電設備」設置率原則3割に

  • 野村不動産ホールディングス株式会社[PR TIMES]

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~「プラウド青葉台」はEV充電仕様の特注大型パレットを採用し、機械式立体駐車場で7割超に設置へ~

野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:松尾 大作、以下「当社」)は、今後開発する分譲マンション「プラウドシリーズ」全物件において(※1)、各マンションの駐車区画数のうち原則3割(※2)に駐車場のEV(電気自動車)充電設備を導入する方針を決定いたしましたので、お知らせいたします。

本方針により、東京都が「改正環境確保条例」として2025年より開始するEV充電の設置義務化に先行対応し、国内におけるクリーンエネルギー自動車の普及促進に貢献します。

また、今後取り組む一例として、7月15日(土)にモデルルームをオープンする「プラウド青葉台(神奈川県横浜市)」では、EV充電仕様の特注大型パレットを採用し、機械式立体駐車場(以下、機械式駐車場)の7割超(全39台)にEV充電を設置する方針です。今後も物件の駐車方式やエリア等の特性に合わせ、積極的に導入を進めてまいります。

EV充電設備イメージ
プラウド青葉台 完成予想図

※1建替物件・再開発物件は除く

※2 駐車区画数のうちEV充電設備を原則3割程度の実装とする。一部、機械式駐車場等のタイプにより3割を満たさない物件も発生するものの、今後充電設備設置の技術進展等を踏まえ、適用可能な物件から順次対応するものとする

【本プレスリリースのポイント】
1. EV車の普及は国の課題であり、東京都では全国の自治体で初めて2025年4月より、分譲マンションの駐車場にEV充電の設置を義務づける方針を発表。

2. 今後開発する全国の分譲マンション「プラウドシリーズ」は、各マンションの駐車場区画数に対して、EV充電を原則3割設置する方針。

3.  従来対応が難しいとされてきた、機械式駐車場へのEV充電設置についても積極的に取り組み、「プラウド青葉台」ではEV充電仕様の特注大型パレットの導入等により、設置率約7割へ。

■本取組みの背景

 近年、自動車産業では世界共通の課題であるカーボンニュートラルに向けた動きが活発に行われています。日本におけるCO₂排出量のうち、自動車を含む運輸関連の排出は全体の17.7%、さらにそのうち自家用乗用車が占める割合は45.7%となっています。そのため2050年までのカーボンニュートラル達成を目指す上で、EV車等の普及は重要な取組みとして位置づけられており、「2035年までに、乗用車新車販売で電動車(※3)100%」という具体的な目標が掲げられています(※4)。

 また、EV車の普及目標の一環として充電設備の設置も並行して進めることが急務となっており、政府は2030年までに15万基の充電インフラ設置を目標に定め、東京都では全国に先駆けて2025年より新築マンションにおいて駐車台数2割以上(機械式駐車場を除く)の充電設置を義務付けることを発表しています。

 そこで当社では、今後開発する分譲マンション「プラウドシリーズ」にて、各マンションの駐車区画数のうち原則3割にEV充電を設置する方針を決定しました。先行して、2022年10月以降、一部物件から順次対応を進めており、これまでに分譲した「プラウド大宮桜木町」「プラウド立川錦町」「プラウド大泉学園サウスフロント」は駐車場の区画数に対して設置率100%を実現しています。今後本取組みにより、国内におけるクリーンエネルギー自動車の普及促進に貢献してまいります。

※3 電気を動力源として使う自動車の総称

※4 経済産業省 資源エネルギー庁HP(https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/xev_2022now.html

■ 「プラウド青葉台」機械式駐車場へのEV充電設備事例について

プラウド青葉台(神奈川県横浜市、以下「本物件」)では、従来導入が難しかった機械式駐車場へのEV充電導入について、株式会社ニッパツパーキングシステムズ(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:樋口 卓郎)が開発し、本物件に併せてカスタマイズしたシステムの採用により、このたび機械式駐車場の7割超(全39台)にEV充電設置を実現する予定です。

 これまで、機械式駐車場では、EV充電の充電ガンや充電口蓋、ケーブルがパレット幅内におさまらないことにより、パレット昇降の際に、機械式駐車場躯体部分に干渉してしまうため、既存の仕様では導入が難しいという課題がありました。しかし、特に一都三県や近畿圏等の都市部において、マンションは機械式駐車場が多く、国土交通省の調査では、全国のマンション駐車場のうち32.2%が機械式駐車場となっています。そのため、今後EV車を普及させていくためには、3割超を占める機械式駐車場にもEV充電を設置する必要があります(※5)。

 このたび本物件で導入したシステムでは、3点の取組みにより、従来主に車幅の問題で機械式駐車場に対応できなかったEV車の車種にも対応、収容可能車種を増やすことが可能となり、今後の将来的なEV車普及も踏まえ、機械式駐車場の地上段すべてにあたる約7割にEV充電の設置を決定しました。

プラウド青葉台 EV充電仕様の機械式駐車場イメージ

(1)大型パレット(全幅2,050㎜)を特注で製作

株式会社ニッパツパーキングシステムズの既製品のうち最大のパレットサイズは全幅1,950㎜だったが、収容可能車種を増やすため、特注で大型パレット(全幅2,050㎜)を製作。

(2) EV車の充電口蓋の位置に併せて「幅寄せガイドレール」の設置

車種によって異なるEV車の充電口蓋の位置にあわせ、「幅寄せガイドレール」をパレットの左右どちらかに設置。充電口蓋の開閉に必要なスペースを強制的に確保して駐車することができる。

(3) EV車の充電口蓋の位置に併せて「EV充電BOX」の設置

従来機械式駐車場では、充電ケーブル等を収納する「EV充電BOX」自体がパレット後面に固定で設置することしかできなかったが、今回導入するシステムでは、EV充電BOXをパレットの左右前後自由に設置でき、車種ごとに充電口蓋に近い位置に充電BOXを設置できるため、充電用の配線が長くなることがなく、断線等のリスクを極力回避することができる。

※5 平成30年度マンション総合調査結果(平成31年4月26日公表)/https://www.mlit.go.jp/common/001287645.pdf

4. プラウド青葉台 物件概要

所在地神奈川県横浜市青葉区青葉台二丁目28番3(地番)
交通情報東急電鉄田園都市線 「青葉台」駅 徒歩9分
構造・規模鉄筋コンクリート地上8階 (建築基準法上は地上7階・地下1階建て)
建物竣工時期2024年11月上旬(予定)
入居時期2025年4月上旬(予定)
敷地面積5,570.10 ㎡
総戸数121戸
間取り2LDK ~ 4LDK
専有面積60.35 m2 ~ 103.31 m2
売主野村不動産株式会社
施工不二建設株式会社

【プラウド青葉台 お客様向け問い合わせ窓口】

「プラウド青葉台」販売準備室

TEL:0120-121-887

定休日:毎週火・水・木曜日([平日]11:00 ~ 18:00[土・日・祝]10:00 ~ 18:00)

【ご参考①】その他「プラウド青葉台」に関するサステナビリティの取組み

・ZEH-M Oriented 取得

・認定低炭素住宅

・約69kwの太陽光発電を導入

本物件の詳細は以下公式サイトをご確認ください。

https://www.proud-web.jp/mansion/c116390/

【ご参考②】当社EV充電設備設置実績及び今後の販売予定物件(一例)

■既分譲実績

物件名設置率竣工年
プラウド大宮桜木町100%2023年1月
プラウド立川錦町100%2023年2月
プラウド大泉学園サウスフロント100%2023年1月
プラウド阿佐谷南二丁目40%2024年2月

今後販売予定

物件名設置率販売予定(※6)
プラウドタワー相模大野クロス100%2023年9月
プラウド京急蒲田100%2023年7月

※6 上記表内の販売時期は2023年7月11日時点の予定であり、今後変更となる可能性がございます。