※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。
電気工事不要で設置可能な日本初のEV充電コントローラー
株式会社Yanekara(千葉県柏市、代表取締役 松藤 圭亮/以下「Yanekara」)は、電気自動車(以下「EV」)の普通充電を低コストで遠隔制御できるEV充電コントローラー「YaneCube」をローンチ致しました。従来から開発してきた既設の充電コンセントに電気工事不要で設置可能な日本初のEV充電コントローラーである「後付版YaneCube」と充電器を新規導入する際に壁掛け等で設置する「新設版YaneCube」の2種類のYaneCubeを販売開始します。
また、新設版YaneCubeは、一般社団法人次世代自動車振興センターの充電インフラ補助金を活用することで1台当たり初期費用税抜2,900円で導入することが可能です。
10台以上のYaneCubeの購入を希望される法人顧客を対象に先行予約の受付を7月19日から開始致しました(予約受付フォーム:https://forms.gle/9Hy4J73FtEq3ZHt89)。
多数台のEV導入を阻害する電気代の課題
気候変動という世界的な課題解決に向けて、日本政府は「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」という目標を掲げており(※1)、物流業界を筆頭に業務用車両のEVへの転換が加速しております。
しかし、1つの拠点に複数台のEVを配備すると、EVの充電タイミングが重なることでピーク電力が増大し、電気代が高くなるという課題が発生しています(図1参照)。また、電力インフラ全体としてもEVの充電が夕方のピーク需要と重なるタイミングで行われることで、電力の安定供給を阻害する要因となることが課題視されております。
このような課題を解決するためにはEVの充電タイミングを施設や電力システムの状況に応じて最適に制御できるソリューションが必要であり、経済産業省でもEV充電器の遠隔制御機能の義務化の検討が進められています(※2)。
図1 ピークカットイメージ
電気工事不要で設置できるEV充電コントローラー
後付版YaneCubeは、EV普通充電コンセントをクラウドから制御するEV充電コントローラーです。既設の充電コンセントに対して電気工事不要で設置できる国内で唯一の製品です(当社調べ)。また、「後付け版YaneCube」に加えて、充電器を新設する事業者向けの「新設版YaneCube」も同時にサービスをローンチし、EV充電コントローラーの導入の選択肢の幅を広げました(新設版の設置には電気工事が発生致します)。
YaneCubeは、複数台のEVの充電を事前に設定した上限値(kW)の範囲内で制御する「上限値制御」(図2参照)、事前に設定した時間に充電開始時間をシフトする「スケジュール制御」(図2参照)が可能です。これらのアルゴリズムはクラウドで管理されるため、今後の状況に応じてアップデートが可能となり、電力市場価格に連動して制御する「市場価格連動制御」にも対応が可能です。EVをデマンドサイドレスポンス(DR)のリソースとして活用することができます。また、充電時間や充電電力量を計測し、車両単位で充電データを集計、出力することも可能です。
図2 充電制御のイメージ
新設版なら補助金活用で税抜2,900円
新設版YaneCubeは、次世代自動車振興センターによる「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」の対象となることが確認できており、1台あたり税抜2,900円、月額料金500円で導入が可能となります。
※後付け版YaneCubeは補助金の対象とはなっておりません。
※交付金額は工事内容により異なる場合がございます。詳細はお問い合わせください。
※補助金の申請可能状況は次世代自動車振興センターのホームページにてご確認ください。
実証実験では年間約45万円の電気代削減効果を確認
当社は2022年夏に日本郵便株式会社の集配用EV車両15台の充電を遠隔で監視・コントロールすることにより、郵便局全体における電力ピークを抑制する実証実験を実施し、年間約45万円のピークカット効果を確認しました。この成果を受けて2023年7月18日に、日本郵便株式会社の銀座郵便局に93個のYaneCubeを導入し、商用では国内最大規模となるEV充電エネルギーマネジメントを開始致しました。
日本郵便様との実証実験に関する弊社プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000067381.html
日本郵政様 JP CAST リンク
https://www.jpcast.japanpost.jp/2023/03/337.html
日本郵便様銀座郵便局へのYaneCube導入に関するプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000067381.html
既設の普通充電コンセントに電気工事不要で後付けできる「後付け版YaneCube」と、充電器を新設する事業者向けの「新設版YaneCube」のサービスをローンチし、10台以上のYaneCubeの購入を希望される法人顧客を対象に先行予約受付を開始致します(下記予約受付フォームよりお申込ください)。
予約受付フォーム: https://forms.gle/9Hy4J73FtEq3ZHt89
また、2022年7月に業務提携契約を締結した東京センチュリー株式会社とYaneCubeの販売における協業を開始いたしました。東京センチュリーグループ傘下の日本カーソリューションズ株式会社よりYaneCubeを購入することができます。
図3 YaneCubeの設置イメージ
YanekaraはYaneCubeをはじめとしたEV充電制御ソリューションの提供を通じて、EVと再生可能エネルギーの普及を推進することで電力とモビリティセクターの脱炭素化に貢献して参ります。
※1「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略(概要資料)」より抜粋
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210618005/20210618005-4.pdf
※2「EV、遠隔制御で最適充電 経産省が機能の義務化検討」日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA20CE70Q3A420C2000000/
以上
会社概要
株式会社Yanekara
代表者 :代表取締役 松藤 圭亮
設立 :2020年6月
事業内容:
2020年6月設立の東大発スタートアップ。EV充放電の遠隔制御に関わるハードウェアからIoT、クラウドソフトウェアまで一気通貫で開発。EVで仮想発電所を創り出し、電力需給バランスの安定化と、再生可能エネルギーの導入を両立させることを目指す。これまでにYanekaraは、東大IPCのアクセラレーションプログラム「東大IPC 1st Round」や、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のNEDO Entrepreneurs Program(NEP)、新エネルギー補助金フェーズBなどに採択され、支援を受けてきた。
ホームページ: https://yanekara.jp/
《 本件に関するお問合せ先 》
株式会社Yanekara 広報担当
予約受付フォーム:https://forms.gle/9Hy4J73FtEq3ZHt89
e-mail: info@yanekara.jp
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