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- アストンマーティンのパートナーチームD’station RacingとHeart of RacingがFIA世界耐久選手権(WEC)の好調スタートを足掛かりにさらなる飛躍を目指す
- 2024年、最高レベルでの初勝利を狙う新型アストンマーティンVantage GT3
- WEC出場チームがル・マン24時間に備えるラストチャンス
- Heart of Racingの目標は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦ラグナ・セカでの初の表彰台獲得
- 現在、25台のアストンマーティンVantage GT3が世界各地のレースで活躍中
2024年5月7日、スパ・フランコルシャン(ベルギー):
ルサイル(カタール)とイモラ(イタリア)でFIA世界耐久選手権(WEC)の今シーズンを好調にスタートしたアストンマーティンの新型Vantage GT3が、5月11日(土)にスパ・フランコルシャン(ベルギー)で開催される次戦、トタルエナジーズ・スパ・フランコルシャン6時間レースに向けて勢いに弾みを付けています。
ヨーロッパで最も有名な耐久レースの一つとして知られるスパ・フランコルシャン6時間レースは、アストンマーティンのパートナーチーム、D’station RacingとHeart of Racing(HoR)が、今シーズンの山場となる6月15日、16日開催のル・マン24時間レース(フランス)を前にWECのレースコンディションに向けた微調整を図るラストチャンスとなります。
両チームともLMGT3クラスのポイントスタンディング5位以内で、今シーズン既に表彰台を獲得しています。HoRのチーム代表兼ドライバーのイアン・ジェームス(英国)は2024年に入ってから常に予選を5位以内で通過し、先月のイモラではクラスのフロントローからスタートしました。
今週末も、ジェームスはダニエル・マンチネッリ(イタリア)とIMSA優勝経験者アレックス・リベラス(スペイン)と組み、米国を拠点とするHoRのこの3名は、昨年WECデビューを果たしたサーキットでWEC初優勝を狙うことになります。
D’station Racingも、カタールではHoRに続く3位、イモラでもポイント獲得と、WECシーズンを最高のスタートを切っています。チームのタイトル獲得のチャンスを最大限に高めるため、GTクラスで3度WECチャンピオンに輝いたアストンマーティンのワークスドライバー、マルコ・ソーレンセン(デンマーク)が今年は日本のSUPER GTと重複する日程でWECを優先することも発表されました。ソーレンセンに加え、フランスおよびヨーロッパGT4王者のエルワン・バスタード(フランス)、スパ・フランコルシャン24時間レースのクラス勝者クレメント・マテウ(フランス)がチームに加わります。
HoRは、GTD ProとGTDクラスの両方のアストンマーティンVantage GT3で、今週末にラグナ・セカで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも参戦します。GTDには2022年IMSA GTDクラス王者のロマン・デ・アンジェリス(カナダ)とMagnus Racingのスペンサー・パンペリー(米国)が27号車で、GTD Proにはマリオ・ファーンバッハー(ドイツ)とロス・ガン(英国)が23号車で出場します。
新型Vantage GT3は、世界各地の名高いチャンピオンシップでデビューを果たしながら、既に大きな将来性を見せています。先週末も、パートナーチームのRacing Spirit of Lémanのデレック・デボア(米国)とキャスパー・スティーブンソン(英国)、ワークスドライバーのヴァランタン・アス・クロ― (フランス)がポール・リカール開催のヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)2回戦でLMGT3クラス3位に入りました。WECとELMSを合わせた4戦のうち、LMGT3クラスで3度目の表彰台獲得になります。
シルバーストンでの発表以来わずか3カ月ながら、アストンマーティンが誇るGT3チャレンジャーは既に25台がヨーロッパ、アジア、米国のWEC、IMSA、ファナテックGTワールドチャレンジの各シリーズ、さらには日本のSUPER GTなど、10以上の重要なGTシリーズで活躍しています。この数字は、競技初シーズンが終わるまでに少なくとも35台に増えると予想されています。
数々の世界選手権を勝ち取ってきた歴代モデルの後継であり、ウルトラ・ラグジュアリーな新型ロードカーのVantageと同じ機械的アーキテクチャを採用する新型アストンマーティンVantage GT3とGT4は、今年2月に初公開されました。Vantage GT3はアストンマーティンの実績ある接着アルミシャシーを中心に組み立てられ、恐るべき4.0リッターV8ツインターボエンジンを動力源としています。ノーズからテールまで一新された感動的なエアロダイナミクス、全面的に見直されたサスペンション、最先端のエレクトロニクスが、このアストンマーティンの最新世代のGTカーに世界最強のポテンシャルをもたらしています。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは、次のように述べています。「新型アストンマーティンVantage GT3は、それぞれのシリーズにデビューするたびにその競争力の高さを証明し続けています。WECとIMSAの両方で好調なスタートを切ることができましたが、その中で、異なるコンディション、異なるサーキット、レースコンディション下の異なるタイヤでの強みを把握しつつあるところです。このようなデータは、ル・マン24時間をはじめとする大きな24時間レースに3つも出場し栄誉を狙う6月に向けて、とても役に立つことになります。」
スパ・フランコルシャン6時間の公式練習は5月9日(木)の現地時間11:30(英国標準時10:30)、レースは5月11日(土)の現地時間13:00(英国標準時12:00)に開始されます。IMSAのラグナ・セカ戦の練習は5月10日(金)の現地時間13:15(英国標準時21:15)、レースは5月11日(土)の現地時間12:10(英国標準時20:10)に開始されます。詳細は各シリーズの公式ウェブサイトと公式アプリでご確認ください。
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アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、DBS、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サスティナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
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