トヨタ「C-HR」の第二世代モデルが遂にワールドプレミアされる。欧州トヨタは、6月12日に赤く光るリヤコンビネーションランプをフィーチャーした写真を公開。同時に中央ヨーロッパ時間の6月26日8時(日本時間6月26日15時)にワールドプレミアすることも同時にアナウンスされた。そして、新型「C-HR」は日本でも販売されるのだろうか!?
●文:月刊自家用車編集部
2022年公開の「C-HRプロローグ」そのままのデザインで登場!? パワートレーンにはプラグインハイブリッドも!!
6月12日に公開されたティザー画像はリヤビューが1枚。横長一文字が三層に重なった形状のリヤコンビネーションランプを点灯させ、中央には「TOYOTA C-HR」のロゴを配置。そのロゴも点灯するという斬新なレイアウトとなっている。それ以外の意匠は分からずという状態だったが、欧州トヨタは2022年5月に「C-HRプロローグ」と呼ばれるコンセプトモデルを公開済みだ。
エクステリアデザインについては、この「C-HRプロローグ」そのままドアミラーやドアハンドルは現実的な意匠に変更して登場してくるはずだ。デザインを担当したのは現行型に引き続き、Toyota Europe Design Development (ED2)である。さらに遡れば、2021年12月に開催された「バッテリーEV戦略に関する説明会」において、「C-HRプロローグ」の前身と考えられる「Small SUEV」がさらっと並んでいた。
「C-HRプロローグ」は、フロントマスクにbZ4Xやプリウス、クラウンスポーツ/クラウンエステートと同じ「ハンマーヘッド」デザインを採用している。さらにそこから繋がるように、現行型よりは小ぶりになったアンダーグリルがデザインされており、SUVらしさを表現しているのが特徴だ。その他のサイドビューやリヤビューのデザインは現行型「C-HR」のデザインを踏襲しており、進化しつつも一目で「C-HR」とわかるスタイリングだ。
この「C-HRプロローグ」公開時にパワートレーンについても言及があり、通常のハイブリッド車のほかに、欧州製バッテリーを搭載したプラグインハイブリッド車のラインアップも明言されている。
現行型C-HRは、2014年10月にパリモーターショーで「TOYOTA C-HR Concept」を展示。2015年9月のフランクフルトモーターショーに5ドア仕様の「TOYOTA C-HR Concept」を展示し、2016年3月のジュネーブモーターショーで市販仕様はワールドプレミアされた。
日本市場では2016年年末から販売を開始し、2017年4月には月販販売台数が13,168台となり軽自動車を含めた新車販売台数が1位となった。さらに2017年の累計販売台数が117,299台となり、SUV新車販売台数第1位を獲得。その後、細かい改良を積み重ねながら2019年10月にはTOYOTA GAZOO Racingが手掛けるGRシリーズ「GR SPORT」をマイナーチェンジとともに新設定した。
ここ最近の日本での販売は振るわないが、これだけの人気車となり、欧州でも人気を集め累計40万台を販売しているという「C-HR」。第二世代となる新型に期待が集まるが、日本のトヨタ「C-HR」のWEBページでは「C-HR 生産終了のお知らせ」が掲示されており、「C-HRについて23年7月下旬をもって生産終了いたします。長い間たくさんのお客様にご愛顧いただきました。誠にありがとうございました。上記に関する詳細はお近くの販売店におたずねください。」と明記されており、このまま消滅か!?という状況になっている。
日本市場へも導入の可能性または、確実性が高い場合トヨタ自動車は公式サイトのリリースで、海外で公開された情報を日本語化して掲載する場合が多い。今回は2022年の「C-HRプロローグ」や今回の新型「C-HR」のティザーニュースも日本語サイトに掲載されていない。と、なると日本導入は無し?か。いや、車名を変えてでもこのスタイリッシュSUVは発売してもらいたい! まずは6月26日のワールドプレミアに注目しよう!
※記事公開時に、C-HRのワールドプレミア公開日本時間が間違っておりました。正しくは日本時間15時となります。お詫びして訂正させて頂きます。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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