※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。
- 英国先端推進システム技術センター(APC)、アストンマーティンの100%リサイクルアルミ鋳造技術の研究開発に資金を提供
2024年9月17日、ゲイドン(英国):
サプライチェーンのサステナビリティを継続的に向上させるというアストンマーティンが掲げる目標は、英国政府から600万ポンドの資金提供を受けたことでさらに前進しました。この資金は、革新的なプロジェクトである軽量かつサステナブルなアルミニウム鋳物開発に充てられ、未来のアストンマーティン車に還元されます。
競争的なプロセスを経て英国先進推進システム技術センター(APC)から得たこの政府補助金は、コヴェントリーを拠点とするアルミニウムのサプライヤーであるサーギンソンズ社が主導する5社共同研究開発プロジェクト「PIVOT」を支援します。アストンマーティンはこのプロジェクトの支援を通して、アルミニウム鋳物の設計、重量、炭素排出量、生産量を全面的に見直して100%リサイクル素材を使用し、世界の鋳造業界に革命を起こすことを目標としています。
この資金提供に関する発表により、アストンマーティンのサステナビリティ戦略「Racing. Green.」(サプライチェーンが環境に及ぼす影響を改善する取り組み)は、新たに一歩前進しました。アストンマーティンは8月、CSRヨーロッパが推進する自動車サプライチェーンの社会的、倫理的、環境的パフォーマンスの向上に協力する自動車メーカー16社のパートナーシップ「Drive Sustainability」に正式に加入しました。
アストンマーティン・グループ最高技術責任者のロベルト・フェデリは、次のように述べています。「APCからの資金獲得は我々のプロジェクトにとって大きな後押しになります。Project PIVOTは先進的な金属凝固とデジタルツイン・シミュレーションを活用して低炭素合金を製造し、最終的にアストンマーティン車に搭載するリサイクル素材のレベル向上を目指しています。当社は、サーギンソンズ社をはじめとする他の研究パートナーと協力してこのプロジェクトを進めることを楽しみにしています。昨年の当社の電動化プログラムへの支援に続き、APCの素晴らしいサポートに感謝いたします」
APC最高経営責任者のイアン・コンスタンス氏は、次のように述べています。「これらの共同プロジェクトにより、自動車生産における英国の卓越性はさらに高まるでしょう。持続可能な素材から先進エレクトロニクス、さらにスマート・ソフトウェア・システムまで、自動車セクターが国のネットゼロ目標に不可欠であり、投資価値の高い機会であることを継続的に実証することが重要です」
アストンマーティンは、プラグイン・ハイブリッド車とバッテリー式電気自動車の導入を見据えた新設計パワートレイン・アプローチの一環として、内燃機関の代替システムを開発しています。その初代モデル「Valhalla」は、今年後半にフル生産に入り、2025年には納車開始予定です。
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
人気記事ランキング(全体)
ドリンクホルダー不足は意外と深刻な“あるある問題” クルマの中にあるドリンクホルダーは、飲み物だけを置くものではない。小腹を満たすスナック、ボトル入りガム、灰皿、芳香剤など、実際は“なんでも置き場”と[…]
一見、何に使うかわからないが、活用の幅は広いアイテム 今回紹介するのは、様々なカー用品を多数リリースするカーメイトのグッズだ。商品の写真や装着した写真だけを見ても、どうやって使用するのかわかりにくいか[…]
愛車の“見えない変化”を可視化するという価値 どれだけ車両の安全装備が進化しても、ドライバー自身が車の状態を理解しておくことは欠かせない。なかでもタイヤは、わずかな空気圧の低下が直進安定性や燃費に影響[…]
前席と後席の「温度差問題」をどうにかしたい クルマの室温管理は意外と難しい。エアコンの風がダイレクトに当たる前席は快適でも、後席はワンテンポ遅れて効いてくる。そのわずかな差が、家族との移動では大きな不[…]
電子ミラーの限界を、物理ミラーが補ってくれる 近年、採用する車種も増加傾向にあり、市場の大きく成長しているデジタルルームミラー。日本だけでなく、海外でもルームミラーのデジタル化は進んでいるようだ。 デ[…]
最新の投稿記事(全体)
香りを切り替えられるフレグランスディフューザー モビリティショーで唯一、カー用品メーカーとして出展していたのがカーメイトだ。幅広いジャンルの商品を手掛けている同社だけに興味深いモデルが数多く見られるこ[…]
圧倒的な人気を背景に、強気なセールス戦略を展開中 発売前の予約の段階で1万台を超える受注を集めるなど、現行デリカミニの販売状況は極めて好調に推移している。そんな理由もあって、販売現場はなかなか強気で、[…]
人気ブランドのニセモノには要注意! タイヤメーカーの次にホイールメーカーを訪れてみた。市販アルミホイールの超メジャーブランドの「レイズ」は、最新技術を投入したスポーツモデルがずらりと並びドレスアップ派[…]
ブラックルーフを標準装備化 シトロエンC4 MAX HYBRIDは、新開発のハイブリッドパワートレーンと、進化した独創的なデザインを融合したモデル。新世代のシトロエンデザインを象徴するフロントフェイス[…]
基本を誤るとナットは固着地獄へ向かう ボルトやナットの脱着は整備における基礎そのものだが、作業が単純であるがゆえに油断が生まれやすい。力を入れた瞬間にナットの角が潰れたり、スパナが滑って指を打ったり、[…]














