ミズノは、ドライビングシューズ「BARECLUTCH L(ベアクラッチ エル)」を、2024年12月20日にミズノ公式オンラインおよび一部のミズノ品取扱店で発売した。
●文:月刊自家用車編集部
日常履きとドライバビリティを両立、高級感も付加
ミズノは、高品質なスポーツ用品の開発で知られる日本の大手メーカーだ。2019年4月にはワークビジネス事業部を立ち上げるなど、近年では業種の多角化を図っている。
ミズノがドライビングシューズ市場に参入したのは2022年9月のこと。この時発売されたベアクラッチは、“Drive & Life”をコンセプトに街中での歩行性と運転時の操作性を両立したドライビングシューズとして、初年度には年間販売目標数を約4か月で達成した。一方で仕事やプライベートで使用するユーザーが多く、そうしたユーザーはより快適なクルマの運転操作性を求めていること、またカジュアル感よりも高級感を求める声が多かったことも、同商品が販売されるなかで明らかになった。そうした顧客ニーズを受けて開発されたのが、今回発売された「ベアクラッチ エル」だ。
アッパー部には上質な天然皮革を使用し、高級感を演出。また、足全体をやさしく包み込むような設計とすることで、足なじみの良い形状を追求した。つま先には先飾りパーツをつけてデザイン性を向上させたほか、ペダル踏み込み時のシューズの変形やねじれの抑制に配慮した形状とすることで、運転時の足へのフィット感の高さが図られている。
ソール部には、従来品から引き続き「MIZUNO COB(ミズノコブ)」が採用されている。これはミッドソールとアウトソールに互いに噛み合い連動する凹凸が設けられた構造だ。これによってアウトソールからの感触が足裏に正確に伝わり、ダイレクトなペダルフィールがもたらされるのみならず、二層構造により日常履きで使える快適さのあるクッション性を両立している。このソールは自動車メーカーとの共同開発品で、またミズノがトレーニングシューズ開発で培った情報伝達技術が盛り込まれている。
かかと部には、丸みを帯び後方部にまで巻き上げられた形状のラウンドソールを採用。床面との接地面積が増え、かかとが安定することで、ペダル踏み込みや踏み替え動作といった操作性の向上を狙っている。
男女兼用モデルで、サイズは24.5〜28cm。カラーバリエーションはブラック/ドレスネイビー/レッドの3色展開だ。価格は1万9800円。
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