【どちらがベストバイ?】新世代コンパクト「TOYOTAヤリス」買うべきはガソリン車か?それともハイブリッド車か?

2019年12月にデビューして以来、コンスタントに実績を積み重ね続けているヤリス。2BOX車として手堅くまとめたパッケージやこなれた価格設定などもあって多くのユーザーから注目される存在だが、いざ購入の時に悩むのがガソリン車、ハイブリッド車のどちらのパワートレーンを選べばいいのかだろう? ズバリ、その答えは如何に?

●文/まとめ:自家用車編集部(原)

ヤリス|スタイリング

現行型ヤリスは、ガソリン車は1リッター車と1.5リッター車、ハイブリッド車は1.5リッター車という3つのパワートレーンから選び分けすることが可能。 [写真タップで拡大]

ハイブリッド車が「鉄板」の選択にあらず

一般的にハイブリッド車とガソリン車を比べた場合、ハイブリッド車が格上。動力性能も燃費性能もハイブリッド車の方が一枚上手と考えていい。単純に“良いクルマ”を求めるならば、ハイブリッド車を選んでおけば問題ないだろう。

ところがヤリスの場合は、必ずしもそうとは言い難い。ハイブリッド車のみならずガソリン車(1.5リッター)にも新世代パワートレーンを搭載したこともあって、ガソリン車の性能がハイブリッド車にかなり肉薄しているのだ。

1.5リッターダイナミックフォースエンジン

ヤリスのガソリン車、ハイブリッド車に搭載している1.5リッター直3ダイナミックフォースエンジンは、出力特性と燃費に優れる最新ユニット。欠点らしき欠点がない完成度の高いユニットだ。 [写真タップで拡大]

実はガソリン車もかなり優秀。ただし1.5リッター車に限りますが……


ヤリスのガソリン車は1リッター車と1.5リッター車を選ぶことができるが、注目すべきはハイブリッド車と同タイプのエンジンを搭載する1.5リッター車。熱効率に優れた最新ユニットは少ないガソリン量でも十分なパワーを発揮できる特性を持つため、エンジン単体でも抜群の出力特性と燃費性能を発揮する。さらにトランスミッションは6速MT車のほか発進ギア機構を備えるダイレクトシフトCVT車も選べるため、スタート直後から2ペダルとは思えぬほどの加速性能を楽しめる。巡航時のアクセルレスポンスも良好で速度コントロールも容易。前モデルのヴィッツと比べると、あらゆる部分が大進化しているといっていい。

ライバルモデルの中には、ガソリン車は性能面で大きく見劣りするため格下感を感じてしまうケースもあるが、1.5リッターエンジンを搭載するヤリスのガソリン車は、そんな引け目とは無縁。TNGA由来の秀逸なシャシーと足まわりが与えられたこともあって、タイトなコーナーのフットワークはガソリン車の方がしっくりくる。

さらにもう一つ、燃費に関してもガソリン車としてはかなり良好。ハイブリッド車の燃費が35.4km/L〜に対して、ガソリン車は21.4km/L〜 を発揮(※いずれもWLTCモード総合燃費)。絶対的な性能はハイブリッド車には及ばないが、実はガソリン車もトップレベルの燃費性能を見せつけてくれる。過去、編集部が実施した燃費テストでも、アップダウンが激しい山岳路を含むコースでも20km/Lを超える実燃費を確認しているほど。ガソリンスタンドで給油するたびに、その優れた実燃費に満足できるだろう。

ヤリス|キャビン

後席は少し窮屈だが、実用車らしい堅実なレイアウトが持ち味。ガソリン車とハイブリッド車の装備差に関しては、同等グレード同士の比較ならば大きな違いはないと考えていい。 [写真タップで拡大]


なお、ハイブリッド車と1.5リッターガソリン車の同等グレード同士で比べると、その価格差は約35万円ほど。コンパクトクラスは価格も重視されるジャンルだけに、この価格差を大きく感じるユーザーも多いはず。この価格をガソリン代で取り戻すのはだいたい20万km以上を走る必要がある。

1.5リッターハイブリッド

ヤリスハイブリッドに搭載される1.5リッターのTHS Ⅱは、最新設計ゆえに性能面は申し分ないが、価格の面から見るとどうしても割高感を感じてしまう。 [写真タップで拡大]

購入の際は1.5リッター車の試乗はマスト!


ガソリンの1リッター車はビジネス需要に向けた廉価仕様なのでオススメしにくいが、最新エンジンを搭載する1.5リッター車はハイブリッド車に負けない魅力を持っている。もしヤリスを検討しているならば、1.5リッター車は必ず試乗することをオススメしたい。


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