レガシィ アウトバックが待望のフルモデルチェンジ。現行レヴォーグと同じ第2世代のSGPや1.8リッターターボ(CB18)が採用されたことで大幅な性能向上が期待できそうだ。そうなると気になるのがレヴォーグとの力関係。SUVとステーションワゴンとカテゴリーは異なるものの、共にスバルの国内ラインナップとしてはフラッグシップに相当するモデル。どちらが上なのか? が気になるユーザーもいるだろう。ここではポイントごとに両モデルを比較し、その違いを鮮明にしてみよう。
●文/まとめ:自家用車編集部(原)
【エクステリア】ボディサイズはアウトバックが一回りほど大きい
もともとレヴォーグは、大きくなりすぎたレガシィのポジションを埋めるために生まれたモデル。共にフルインナーフレーム構造を持つ第2世代型のSGPを採用しているが、ボディサイズやホイールベースは北米を主戦場にしているアウトバックの方が一回り大きい。国内のスバル車のラインナップからすればレヴォーグも大柄に思えるが、アウトバックと比べるとコンパクトに見える。
スタイリングの方向性の違いも見所の一つ。アウトバックは悪路走破性を考慮して最低地上高を213mm(プロトモデルの数値)に設定するほか、ボディ各所にはSUVらしい加飾を積極的に盛り込んでいる。全幅に関しても主戦場の北米市場を想定したワイドボディを採用しているため、国内仕様車の全幅も1875mmとなる。
一方、レヴォーグは一目でスポーツワゴンと分かるプロポーション。先代よりも若干ワイドボディになったが、国内マーケットの需要を意識したサイズ感は堅守している印象だ。ディーラーOPで用意されるSTIエアロを装着しなくてもスポーティな雰囲気が楽しめるワゴンに仕上げられている。
【インテリア】キャビン快適性&質感はほぼ互角。荷室の使い勝手も共に良好
両モデルとも国内に導入しているスバル車としては最大級のゆとりを持つ。前後シートとも広々としており頭上空間の余裕も十分。室内寸法の数値はアウトバックの方が少し広いが、実用面で大きな差を感じることはないだろう。
最近のスバル車はいずれも内装質感が大きく向上しているが、両モデルはその頂点に位置する。相当気合の入った内容が与えられていることも特徴だ。両モデルともグレードによって内装の仕様は変わってくるが、いずれも最上級グレードはおのおののキャラにあった本革仕様を選ぶことができる。フラッグシップにふさわしい車格感をキャビンの仕立てからも伺うことが可能だ。
荷室のキャビン容量は共に561リッター(VDA法)を確保。両手がふさがっている時に便利なハンズフリーゲートにも対応している。SUVのアウトバックは最低地上高が高い分だけ荷室床面も高くなるが、テールゲート部に段差がないフラットフロア設計を採用するため、積載性もほぼ同等と考えていい。レジャーユースに強さをみせるスバル車の美点もしっかりと継承している。
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