あおり運転や事故時など、交通ドラブルの際に証拠映像を残せるドライブレコーダー。人気のカー用品だが、各メーカーから毎年新製品が発売され、どれにしようか迷っている読者も多いはず。そこで気になる製品の中から、カロッツェリアの前後2カメラモデルを実際に装着して、実力をテストしてみた。
●文/写真:浜先秀彰 まとめ:月刊自家用車編集部 ●外部リンク パイオニア
あおり運転対策もバッチリ
今回紹介する「VREC-DH300D」は2021年春にリリースされたパイオニアカロッツェリアの新世代ドライブレコーダー。最新技術を投入するだけでなく従来モデルのユーザーからの声を反映させた意欲作でもある。
このモデルは本体内蔵フロントカメラと別体リアカメラによって車両前後を同時に撮影できる2カメラ型。現在、ドライブレコーダーの購入動機としてもっとも多い「あおり運転対策」にきわめて有効なタイプといえるだろう。
基本機能を充実させているのが特徴で、フロントカメラのセンサーは約370万画素WQHD画質、リヤカメラのセンサーは約200万画素フルHD画質なので、きわめて高精細なのがウリ。そのうえ夜間やトンネル内など暗所に強いナイトサイトや明るいレンズ(フロントF1・4/リアF1・8)も採用しているのも特筆点だ。
そして洗練されたルックスも見逃せないポイント。滑らかな曲面で構成された本体は表面がマットグレーで側面と背面はピアノブラックと上質感たっぷり。そのうえブラケットにGPSアンテナを内蔵することで本体をスリム化(最薄部17㎜! )し、左右向きが選べるL字型端子の電源ケーブルで接続もすっきり。リヤカメラユニットはスタイリッシュなブラケット一体型で、取り付けやすいコンパクトサイズ。ルームミラーに映り込んでも目障りにならない。
見やすい3インチディスプレイや大型ボタン、わかりやすいメニューで操作性も優秀。機械が苦手な人も思いのままに扱えるだろう。
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