日産は、英国の探検家クリス・ラムゼイ氏とパートナーシップを締結し、電気自動車(EV)「日産アリア」e-4ORCE による北極から南極(Pole to Pole)までの遠征を実施すると発表した。
●文:月刊自家用車編集部
過酷な地形や環境に合わせカスタマイズ
この遠征は2023年3月に開始され、北極から南極まで2万7000km以上にわたる距離を、気温がマイナス30度から30度まで変化するさまざまな気候条件の中で走破するという試みだ。北極から北米、中南米を経由し、南極大陸へと向かう移動ルートでは、雪に覆われた氷河や、険しい山脈、広大な砂漠を含めた未知の領域を通過する。
日産の副社長である星野氏は「ラムゼイさんと『Pole to Pole』探検チームとのパートナーシップを発表でき、光栄に思います。新型クロスオーバーEV『日産アリア』は、より遠くへ、より簡単に、より快適に移動することを可能にします。さまざまな路面で安定性とトラクションを高める『e-4ORCE』を搭載した『アリア』は、このチャレンジングな旅の最適なパートナーとなることでしょう」と述べている。
日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」において、ワクワクする商品と技術によって移動と社会の可能性を広げていくことを目指している。今回の遠征においても、最新のEVである「アリア」と日産独自の電動駆動 四輪制御技術「e-4ORCE」により、移動の可能性を広げていきたいと考えている。
遠征に使用される「日産アリア」e-4ORCE は、北極圏や南極圏での極寒の環境や、過酷な地形での走行にも対応できるようホイール、タイヤ、サスペンションに加え、エクステリアもカスタマイズが施されている。もう1 台の「日産アリアe-4ORCE」は標準車両で、遠征をサポートする役目となる。
ラムゼイ氏は、過去にもEVでの遠征を実施しており、2017 年には妻のジュリー氏とともに、モンゴル・ラリーを「日産リーフ」で完走した初めてのチームとなった。
「私たちの使命は、EV が最も過酷な環境でも対応できることを証明することです。EV は日常的に世界中のドライバーを満足させてくれていますが、それだけではありません。厳しい寒さの極地や南米の高温多湿のジャングルにあっても、ワクワクするような運転体験を提供してくれます。革新的なグローバルブランドを誇る日産が、私たちの探検のパートナーになってくれることに感謝しています」とコメントしている。
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