マツダのラージ商品群技術の搭載第一弾となる新型クロスオーバーSUV・CX-60が山口県のマツダ防府工場において生産が開始された。それに伴い、2022年4月18日に同工場において、量産開始のセレモニーが開催されことが欧州マツダから発表された。
●文/まとめ:月刊自家用車編集部
マツダ防府第2工場はCX-60生産のため2021年にライン刷新
FRプラットフォームを採用したマツダのラージ商品群技術。その採用第一弾となる新型クロスオーバーSUV・CX-60。2022年4月7日には日本仕様が公開され、2022年初秋の販売開始がアナウンス。すでに3月15日から欧州向けの量産車が生産されており、この度、2022年4月18日に量産開始開始のセレモニーが開催された。
防府工場ではMAZDA2/MAZDA3/MAZDA6/CX-3/CX-30/CX-5が生産されているが、CX-60はこの防府工場の第2工場で生産される。第2工場は2021年にPHEVなどハイブリッド車生産に向けラインなど設備の刷新を行っており、この度本格稼働を開始。
量産開始のセレモニーには、マツダの丸本明代表取締役社長兼CEOやマツダ労働組合執行委員長や従業員代表の挨拶、量産開始記念車の紹介などが行われた。
CX-60は日本市場向け搭載パワートレーンとして2.5Lガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたマツダ初のプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」と、直列6気筒ディーゼルエンジンに電動化技術M HYBRID BOOST (48V マイルドハイブリッド)を組み合わせた3.3L直列6気筒ディーゼルエンジン「e-SKYACTIV D」。さらに3.3L直列6気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 3.3」と2.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」の4種類をラインナップするが、欧州向けは、「e-SKYACTIV PHEV」と「e-SKYACTIV D」に加え、日本へは未導入となる火花点火制御圧縮着火(SPCCI)採用の3Lガソリンの「e-SKYACTIV X」がラインナップされている。また全車AWDの日本仕様と異なり、2WDのFRモデルも用意されているのが異なるポイントだ。
今回生産開始された欧州向けCX-60は2022年4月26日に欧州へ向けて出荷が開始されている。
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