【懐かしの名車カタロググラフィティ】トヨタ セリカ(初代)【TOYOTA CELICA(1st)】

トヨタ セリカ(初代)

●文:月刊自家用車編集部(旧車FAN)

「特別」を連想させた初のスペシャリティカー

●このカタログは1973年のものです。●サイズ:縦245㎜×横300㎜●ページ数:24ページ

前期型LBは5本のバナナテールだったが、後期型では3本になる。熱線リヤデフォッガーも備わっていた。

丸いフォルムでダルマの愛称で親しまれたクーペ。

独立タイプの丸型メーター。ステアリングは、写真のリフトバックが4本スポーク。クーペは3本スポークを採用する。

ブラック基調でスポーティなシート。リフトバックのリヤシートは折り畳みできるが、クーペは固定式となっていた。

2.0L直4DOHCの18R-Gは、’74年にクーペにも搭載される。

セリカは、1969年の第16回東京モーターショーに出品したコンセプトカー、トヨタEX-1をルーツとする、日本初のスペシャリティカーだ。アメリカでマスタングが切り開いたスペシャリティカーのジャンルをトヨタの流儀で表現した。

リフトバック登場にあわせて追加された2000GTは、まさにセリカのフラッグシップ。カタログも観音開きでとりわけ大きく紹介され、もちろんエンジンの性能曲線も載せている。

ユーザーの好みに応じて、パワートレーンやインテリアなどを自由に選べるフルチョイスシステムを導入したことも話題になっている。世界で1台だけのセリカを造ることができた。

エンジンは新世代の1.4Lと1.6Lの直列4気筒だ。リーダーは2T-G型DOHCエンジンを積み、ソレックス40PHHキャブを2連装した1600GTで、フルチョイスシステムは採用せず、トランスミッションは5速MTだけの設定とした。だが、硬派ではなく、パワーウインドウやAM/FMラジオを標準装備するなど、快適装備も充実している。

’72年夏にリヤランプなどのデザインを変え、フューエルキャップをCピラーに移した。カラードバンパーもオプション設定されている。レギュラーガソリン仕様の2T-GR型DOHCが登場したのもニュースだ。このとき、ハードサスペンションとクイックなステアリングギア比を採用した走り屋好みの1600GTVも誕生する。

’73年4月、ファストバックにハッチゲートを備えた2+2レイアウトのリフトバック(LB)を仲間に加えた。よりロングノーズで、全幅も20㎜広い。また、2.0Lの直列4気筒エンジンが設定され、18R-G型DOHCエンジンにソレックス40PHHキャブ装着の2000GTは、痛快な走りを見せつける。

’75年からは排ガス対策にも力を注ぎ、ホイールベースを70㎜も延ばした。スポーツモデルの新しい潮流を提案した意欲作、それが初代セリカである。

■主要諸元(LB2000GT・’73年式) 
●全長×全幅×全高:4215㎜×1620㎜×1280㎜ ●ホイールベース:2425㎜ ●車両重量:1040㎏ ●エンジン(18R-G型):水冷直列4気筒DOHC1968㏄ ●最高出力:145PS/6400rpm ●最大トルク:18.0㎏・m/5200rpm ●最高速度:205㎞/h ●0-400m加速:16.1秒 ●燃料消費率:16.0㎞/L ●燃料タンク容量:50L ●トランスミッション:5速MT ●最小回転半径:5.2m ●タイヤサイズ:185/70HR13 ●乗車定員:4名 ●価格:112万5000円(東京地区・1973年当時)

■トヨタ セリカ(初代)の歴史
1970年(昭和45年)
●クーペ発売
1972年(昭和47年)
●マイナーチェンジ
●1600GTV追加
1973年(昭和48年)
●リフトバック(LB)追加
1974年(昭和49年)
●クーペがマイナーチェンジ
1977年(昭和52年)
●2代目へ移行

※本記事は月刊自家用車2015年4月号特別付録「日本の名車カタロググラフィティ’70s」に掲載されたものです。
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