カローラクロス米国仕様にハイブリッドを2023年モデルとして追加。フロントマスクは日本仕様と同じで全車AWD仕様に

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドSE

6月1日に米国トヨタが発表したカローラクロスハイブリッドの2023年モデル。フロントデザインが日本向けカローラクロスと同じデザインを採用し、これまで2L直4ガソリンエンジンのみだったラインナップにハイブリッドが加わることになる。生産は、アラバマ州ハンツビルにあるマツダ トヨタ マニュファクチャリングの新工場で組み立てられる予定だ。

●文:月刊自家用車編集部

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドXSE

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドXSE

194hpのシステム出力を持つハイブリッドシステムを搭載

今回発表された米国仕様カローラクロスハイブリッドは、全グレードAWDを採用し、194hpの出力を持つハイブリッドシステムと紹介されている。詳細が紹介されていないが、おそらく欧州向けカローラシリーズに搭載されている2.0L直4ガソリンエンジンを採用したトヨタハイブリッドシステム(THS)と思われる。AWDシステムは後輪モーターを追加した日本市場ではE-Fourと呼ばれる電子制御オンデマンドAWDだ。0-60マイル/h(約100㎞/h)は8.0秒とアナウンスされている。

グレード構成は従来から用意されているLE、XLEに加え、S/SE/XSEが新たに加わる。SとSEには、17インチアルミホイール、8インチのディスプレイオーディオ、スポーツチューンドサスペンション、LEDヘッドランプ&LEDテールランプ、スマートキーアクセスを標準装備している。

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドSE

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドXSE

SEは、プライバシーガラス、ルーフレール、パドルシフトは追加され、ブラインドスポットモニター(BSM)とリアクロストラフィックアラート(RCTA)が標準装備される。XSEには、SEの装備をベースに、18インチアルミホイール、プレミアムLEDヘッドランプ&LEDテールランプ&LEDフォグランプ、Softexトリムシート(フロントシートヒーター、運転席パワーシート)を標準装備したカローラクロスハイブリッドとしては一番スポーティなグレードとなる。

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドSE

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドXSE

エクステリアはガソリン車とは明確に異なるデザインを採用。フロントマスクは日本向けのカローラクロスと同じデザインを採用する。スポーツ系のグレードは、ツートンカラーペイントや18インチアルミホイールを採用し、さらに個性的になる。

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドSE

2023米国仕様カローラクロスハイブリッドSE

インテリアでは、最新のトヨタマルチメディアシステムを採用したディスプレイオーディオを全車に標準装備し、ワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoに対応。スマートフォンの充電に便利なUSB-C充電ポートが追加されている。「ヘイ トヨタ」などの簡単なフレーズでシステムが起動し、カーナビの経路や目的地検索、オーディオ/エアコンのコントロールが行えるコネクティッドサービスドライブコネクトが用意されている。

安全装備は「トヨタセーフティセンス3.0」を全車に標準装備。検知能力を向上させたシステムセンサーを採用し、一定の条件下で二輪車の検知も可能な歩行者検知機能付プリクラッシュシステムを搭載。ステアリングアシスト付レーンディパーチャーアラートとレーントレースアシストの性能も向上している。さらにダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)やレーンディパーチャーアラート(ステアリングアシスト付)、オートマチックハイビーム、隣接車線に接近または位置する車両を検知して警告するブラインドスポットモニター(BSM)、後退中に左右から接近する車両を検知して視覚と聴覚で警告し、安心感を高めるリアクロストラフィックアラート(RCTA)などを標準搭載されている。加えて、ヒルスタートアシストコントロール(HAC)も標準装備とした。


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