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ホンダ CR-V・1ランク上の走りと装備が満喫できる上級SUV【国産車カタログ】

●文:月刊自家用車編集部(ハラ)

【プロフィール】北米市場に遅れること2年、2018年に国内デビュー

ホンダ
CR-V
発売日2018年8月

価格:323万280〜436万1040円(2018年8月当時)

初代CR-Vはシビックをベースに開発されたコンパクトSUVだったが、その後、代を重ねるごとにボディサイズが拡大。3代目からは世界最大のマーケット北米市場を主戦場に定めるなど、いまやホンダの屋台骨を支える上級ミドルSUVにまで成長を遂げている。

5代目となる現行モデルが国内発売されたのは2018年8月だが、北米では2016年にデビューしている。国内では4代目が2016年に発売が終了していたため、約2年ぶりにCR-Vが復活したことになる。


すでに日本国内ではヴェゼルが人気を集めていた事情もあって、5代目CR-Vはユーザー層の棲み分けをはかり上級志向を強化。海外では幅広い価格帯のグレード展開が図られているが、国内仕様車は装備充実の上級グレードのみが投入されている。

パワートレーンは1.5ℓターボ(190PS/24.5kg・m)と2ℓハイブリッド(145PS/17.8kg・m+135kW/315Nm)を設定。2ℓハイブリッドには2モーター&エンジン直動機構を備える「SPORT HYBRID i-MMD」が採用されている。

1.5ℓターボ車は2列・5名乗りと3列・7名乗り、2ℓハイブリッド車は2列5名乗りを選ぶことができた。

4代目に比べてロードクリアランスを40mmアップし、さらにホイールベースも延長。力強いエクステリアデザインを手に入れている。全長☓全幅☓全高:4605☓1855☓1680mm、ホイールベース:2660mm(EX・Masterpiece 7名乗り FF車の数値)

コンソール中央にナビモニターを配置するオーソドックスなレイアウト。木目調素材やピアノブラックパネル、ソフトパッドを用いることで上質感を巧みに演出している。

ガソリン車は3列シートを備える7名乗り車も選択可能。3列目シートは足元がやや窮屈なことが残念だ。

撮影車はデビュー直後のハイブリッド EX・Masterpiece。

【モデル変遷&グレード構成】国内仕様車は、装備充実の上級グレードに絞り込み

2018年8月に発売開始(ハイブリッド車は11月)。1.5ℓターボ車も2ℓハイブリッド車も、EXとEX・Masterpiece(マスターピース)を設定。EXとEX・Masterpieceの主な違いは内装意匠&装備で、EX・Masterpieceには本革シートやサンルーフ、パワーテールゲートなどが追加されている。

なお発売1か月の初期受注はガソリン車/ハイブリッド車合わせて5000台を超える(月販売計画は1200台)台数を記録している。

2020年6月にマイナーチェンジを実施。シーケンシャルターンシグナルランプや、ステアリングヒーターなどの上級装備を標準装備としたほか、新たに3つの新カラーを設定。最上級グレードとして、専用加飾を施し、SUVの持つ力強いイメージをより強調した「BLACK EDITION」を追加。

またハイブリッドシステムの名称が「SPORT HYBRID i-MMD」から「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に変更されている。

2020年のマイナーチェンジ時に追加された「BLACK EDITION」。

【試乗インプレ】動力性能も燃費性能も、ハイブリッド車は優等生

ガソリン車は1.5ℓVTECターボ、ハイブリッド車は2ℓエンジン+2モーター式の「i-MMD」と、ホンダの最新ユニットを搭載。より動力性能に余裕があるのは高速走行時にエンジン直動モードに切り替わるハイブリッド車だが、1.5ℓターボ+CVTのガソリン車も出力向上が図られたこともあって、1.6トン越えの車両重量をまったく問題にしない十分な動力性能が与えられている。

フットワークも4代目から大きく進化。サスチューンはこのクラスのSUVとしては硬めな味付けだが、サスの動き出しが滑らかで乗り心地にも十分配慮したタイプ。ハンドリングも素直な特性で、理想の走行ラインを走らせることも容易。CR-Vの車格向上に見合った、上級車らしい穏やかな走りが楽しめる。

高回転域まで伸びやかな加速が楽しめるガソリン車も魅力的だが、高速巡航の機会が多いユーザーには、実燃費も20km/ℓ越えを期待できるハイブリッド車をオススメしたい。

ハイブリッド車は一般道路ではモーター駆動が中心になるが、高速巡航時はエンジンの駆動力を用いる。一般的なハイブリッド車は高速道路で燃費が落ち込むことも多いが、i-MMD(e:HEV)車はむしろ得意といってもいい。


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