●文:月刊自家用車編集部
今回米国で発表されたのはクロスオーバーのみ。王冠マークはトヨタエンブレムに変更
米国トヨタは、7月15日の新型「クラウン」ワールドプレミアにあわせ、米国仕様の「クラウン」を発表した。「クラウン」は1958年に初代トヨペットクラウンをトヨタの米国向け日本車として初めて販売。その後中断しながらも4代目クラウンが1972年まで販売されたのが最後となり、今回の発売はそれ以来となる。新型「クラウン」は、グローバルに約40の国・地域に順次展開していくとアナウンスされている。
日本での新型「クラウン」ワールドプレミアと同時に、米国でも新型「クラウン」が発表された。日本では、クロスオーバー以外にスポーツ、セダン、エステートまでお披露目されたが、米国ではクロスオーバーのみとなっている。
米国向けは、XLE、Limited、Platinumの3グレードをラインアップ。全車AWDモデルというのも日本仕様と同じだ。
パワートレーンは、2.5Lトヨタハイブリッドシステム+E-Fourと日本向けでは2.4Lターボエンジンを採用したデュアルブーストハイブリッドシステム+E-Four Advancedと呼ばれる電動パワートレーン「eAxle」を採用したユニットが各グレードで選択可能になっている。このデュアルブーストハイブリッドシステムは米国向けでは「HYBRID MAX(ハイブリッド マックス)」と呼ばれる。
エクステリアは日本向けとほぼ同じだが、フロントの王冠マークはトヨタエンブレムに変更されている。さらにデュアルブーストハイブリッドシステム搭載車にはリヤに「HYBRID MAX(ハイブリッド マックス)」のエンブレムが付く。
果たして、クラウンという名称とともに、このクルマが米国市場でどう受け入れられるのか? とても楽しみだ。
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