様々なメーカーから、様々なタイプのドライブレコーダーが発売されており、いざ購入しようと思うと迷ってしまうことも多い。そこで、ユーザーが気になるポイントを8個あげてみたので、ドライブレコーダー選びの参考に是非活用して欲しい。
●文/写真:浜先秀彰 ●まとめ:月刊自家用車編集部
<point 01> 解像度は気にするべき?
画質にもっとも影響するスペックは「解像度」。メーカーのウェブサイトなどで必ず確認ができる。現在もっとも多いのは「1920×1080」という解像度で、これはフルHD画質と呼ばれている。周囲の車両のナンバープレートが確認でき、リヤカメラ付きモデルであれば後方車両のドライバーの顔も認識ができる。その上の解像度としては「2304×1296」の3M画質、「2560×1440」のWQHD画質、「3840×2160」の4K画質などがあり、それらは画像の拡大をしても鮮明さが保て、自車から離れた場所の状況もわかりやすい。ただし解像度が高いとデータ容量が増えるため大容量のマイクロSDカードを必要とする。
<point 02> WDR、HDRってどんな機能?
ミディアムクラスから上のモデルには「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」や「HDR(ハイダイナミックレンジ)」という機能が付いていることが多い。どちらもトンネルの出口や逆光などで発生する明暗差を自動的に補正するもので、白飛びや黒つぶれなどを軽減してくれる。ただし機種によっては不自然な色合いや色のにじみが出てしまう場合もあるようだ。
<point 03> マイクロSDカードは付属品を使えば良い?
付属しているマイクロSDカードをそのまま使い続けて良いのか?と思う人もいるようだが、これは当然OK。だが記録時間をもっと伸ばしたいという場合には説明書に記載されているスペックに従って市販のマイクロSDカードを購入する手もある。その際にはできるだけデータの書き換えに強い、耐熱性に優れているという製品を選んだほうが良いだろう。また、日ごろから数ヶ月おきに映像記録が確実にできているのかをチェックし、その際にはフォーマット作業(機能設定から簡単にできる)を実施するといい。これで記録エラーによるトラブルを未然に防げる。マイクロSDカードは消耗品のため、いずれ買い替えも必要になる。
<point 04> GPS搭載の意味とは?
ここ数年でGPSを搭載するモデルが一般的になってきた(カーナビ連携型はカーナビから情報を取得)。GPSで得られたデータは映像とともに記録されるが、これにより「撮影された場所」「日時」「速度」「走行ルート」などが明らかになるのだ。もちろん事故などの際には証拠としての信頼性が高まるというメリットもある。
<point 05> 駐車監視機能は必要?
駐車監視機能は駐車中に振動を検知すると自動的に録画を開始するもので、ドライブレコーダーを監視カメラのように利用できる。自宅と駐車場が離れている場合や街中の駐車場、パーキングメーターを利用する機会が多い人であれば駐車監視機能付きモデルや駐車監視オプションの接続をオススメしたい。車両への傷付けといったイタズラや車内の金品を狙う車上荒らしなどに効果的だ。
<point 06> ドライブレコーダーを装着すると地デジの映りが悪くなる?
国内で流通しているメジャーメーカーの製品であれば地デジ対策が施されているので問題はないだろう。だが廉価な海外製品ではドライブレコーダーから発生したノイズが地デジの受信を妨げてしまい、極端に受信性能が悪化するモデルもあるようだ。フルセグで受信していたものがワンセグ受信に切り替わったり、ワンセグ受信していたものが映らなくなったりする。
<point 07> スマホ連携は役立つ?
Wi-Fiモジュールを内蔵し、専用アプリをインストールしたスマホと連携ができるモデルも増えてきた。このような製品では手元のスマホで各種の設定が行えるため日常本体側での操作は必要ない(一部本体側でしかできない操作もある)。また、記録映像をマイクロSDカードからスマホの内蔵メモリーへとワイヤレスでダウンロードすることができるモデルもあるので便利だ。機種によってはドライブレコーダー本体のバージョンアップも行える。
<point 08> 取り付け作業はDIYでもいい?
連携機能、駐車監視機能を持たない2ピースタイプのドライブレコーダーであればユーザー自身での取り付けは難しくない。ただし注意点はいくつかある。
本体はフロントウインドウに貼るだけだが、フロントウインドウ全体の上部から20%の範囲内に納まる位置でないと車検に引っかかってしまう。それとワイパーの払しょくエリア内でないと雨天時に雨粒で良好な撮影ができなくなる。リヤカメラもリヤウインドウに貼るだけだが、熱線に両面テープがかかっていると剥がす際に熱線が切れてしまう恐れがある。配線はできる限り内張りの中を通すようにしたほうが見映えがいい。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
関連する記事
アクセルを踏めば踏んだだけ、過不足ない駆動力と加速感を引き出せる。両車に大きな違いはなし現在、日産と三菱は提携関係にあり、そのつながりから生まれたこの2モデル。基[…]
2023年モデルから最大3年間のメンテナンスプログラム「インフィニティ プレミアム ケア」を提供今回発表された2023年モデルのインフィニティ「Q50セダン」[…]
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”<オプション装着車>マットブラック加飾の特別装備が魅力トヨタはランドクルーザー プラド 特別仕様[…]
メガーヌ R.S. トロフィー MTデジタルインストゥルメントパネルやマルチメディアEASY LINKの画面がサイズアップルノー・ジャポン株式会社は、7月28日から仕[…]
【プロフィール】アウトランダー譲りのPHEVは専用仕立て。1ランク上の走りを実現三菱エクリプスクロス発売日2018年3月価格:253万2600〜309万5280円(201[…]
最新の記事
- スバル360/1000からレオーネへの変遷:いいモノと売れるモノの違いに苦しんだスバルの軌跡【国産車の履歴書】
- 漆黒に染め上げられた特別なデリカD:5が誕生! 特別仕様車「BLACK Edition」発売開始
- この冬、KINTOがモータースポーツ体験イベントを2か所で開催! 「12/13 EVカート体験@シティサーキット東京ベイ」「12/6 EVカートサーキットサーキット体験@袖ヶ浦フォレストレースウェイ」
- まずは今年の10台が決定! 日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025 10ベストカーに注目
- 20万円相当のJTB旅行パッケージもしくは乗り換えサポートがプレゼント ジープ・ラングラー「My Dream Wrangler」キャンペーンがスタート
- 1
- 2