
8月25日、レクサスは先に2021年2月に北米市場で発表・発売されていたスポーツセダンISのフラッグシップモデル「IS500 “F SPORT Performance”」の日本国内導入を発表した。同時に500台限定・抽選販売の「IS500 “F SPORT Performance First Edition”」も設定される。車両本体価格は「IS500 “F SPORT Performance”」が850万円。「IS500 “F SPORT Performance First Edition”」が900万円。
●文:月刊自家用車編集部
500台限定の特別仕様車には19インチ鍛造マットブラックBBSアルミや専用インテリアパネルを装着
IS500 “F SPORT Performance”
1999年の初代モデルのデビュー以来、コンパクトFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を 追求してきた「IS」。2020年11月に登場したビックマイナーモデルの現行型は2021年には日本国内で年間1万台以上を販売し人気モデルとなっている。
IS500 “F SPORT Performance”
満を持して登場した「IS500」は、先に発表されているプレミアムSUVのRX500h” F SPORT Performance”と同じく、従来のF SPORTの仕様を超える、パワートレーンを強化したパフォーマンスモデルとして「F SPORT Performance」がラインナップされる。
2UR-GSE型5.0LV型8気筒ガソリンエンジン。最高出力481PS(354kW)/最大トルク535N・mを発生する。
車名の通り、最高出力481PS(354kW)/最大トルク535N・mを発生する5.0LV型8気筒ガソリンエンジンを搭載し、伸びやかで気持ちの良い加速のエモーショナルさや官能的サウンドが追求されている。
AVSやEPSにもチューニングが施され、フロントに加えてリヤにも「パフォーマンスダンパー」を追加しさまざまなドライビングシーンに応じた優れた乗り心地と操縦安定性を実現したという。さらに、ブレーキにはフロントに356mm、リヤに323mmの大径ブレーキーローターを採用することで制動力も向上させたとのこと。
エクステリアデザインも、大排気量V8エンジンの存在を感じさせるボンネットフード造形や専用ブラックキャリパー、4連エキゾーストマフラーなどを装着し、力強さと迫力を際立たせている。
特別仕様車の「IS500 “F SPORT Performance First Edition”」は、特別仕様車専用アッシュ(オープンフィニッシュ / ベンガラ)+“F SPORT Performance”、“F SPORT” 専用ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付) やオーナメントパネル(パワーウインドースイッチベース部)/ 特別仕様車専用アッシュ(オープンフィニッシュ /ベンガラ)を専用装備。さらに19インチアルミホイールも、標準車がENKEI製ダークグレーメタリック塗装なのに対し、BBS製マットブラック塗装の鍛造アルミホイールとなる。
500台限定(販売店試乗車/展示車の台数は含まず)の抽選販売となる「IS500 “F SPORT Performance First Edition”」は、商談申し込み(抽選)を全国のレクサス店にて、8月25日(木)から9月15日(木)[販売店営業時間内のみ]まで 受付し、当選者には指定の販売店から連絡の上、商談が開始される。また、IS500の 通常モデルとなる「“F SPORT Performance”」の販売開始時期に関しては、2022年冬以降にアナウンスされる予定となっている。
レクサス・インターナショナル製品企画担当の小林直樹氏は、「IS500は、コンパクトFRスポーツセダンISが持つ優れた操縦性や上質な乗り心地に加えて、パワーや官能的なサウンドをお求めになるお客様のご期待にお応えするべく日本国内導入を決めました。V8の魅力を 最大限に引き出すクルマの基本素性を実現するため、Toyota Technical Center Shimoyamaで徹底的に走り込み、 鍛え上げました。LEXUSらしい上質な乗り心地を味わいながら、パワーと走りの質感の高さがもたらす大人の ゆとりを楽しんで頂けることと思います。IS500でも拘った基本素性を鍛え上げることや運転する楽しさを 追求するもっといいクルマづくりは、今後の電動車開発にも繋がっていきます。これからも是非ご期待ください。 」とコメントしている。
■IS350 “F SPORT”モデルからの主な変更点一覧
●エクステリア
・エンジンフード意匠変更
・フロントフェンダーパネル意匠変更
・フロントバンパーガーニッシュ意匠変更
・リヤバンパーガーニッシュ意匠変更
・専用4連エキゾーストマフラー
・専用アルミホイール新規設定
・専用ブラックブレーキキャリパー
・外板色追加設定(チタニウムカーバイドグレー)
・専用エンブレム(フロントフェンダー)
●インテリア
・専用8インチTFT液晶メーター/ 専用オープニング
・専用スカッフプレート(フロント:ステンレス[“F SPORT”ロゴ])
・専用*1ウルトラスエード(ブラック)/ “F SPORT”専用L texスポーツシート
(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付)
・専用ウルトラスエード(ドアトリムアームレスト/メーターフード/ニーパッド[フロントコンソールサイド/ シフトノブ]/フロントコンソール部)
・専用ディンプル本革+ウルトラスエードステアリング(パドルシフト付)
●パフォーマンス>
・ V型8気筒5.0Lエンジン搭載
・AVS/EPS変更(AVS/EPSともに制御定数変更)
・コイルスプリング変更(ばね定数変更)
・リヤに「パフォーマンスダンパー」追加
・トルセンLSD(リヤディファレンシャルギヤ)
・大径ブレーキーローター(フロント:356mm/リヤ:323 mm)
■特別仕様車IS500 “F SPORT Performance First Edition”の主な装備一覧
●エクステリア
・特別仕様車専用*119インチ鍛造アルミホイール(BBS製マットブラック塗装)
・ドアミラー(特別仕様車専用ブラック塗装)
●インテリア
・特別仕様車専用アッシュ(オープンフィニッシュ/ ベンガラ)+専用ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付)
・特別仕様車専用オーナメントパネル(パワーウインドゥスイッチベース部)
特別仕様車専用アッシュ[オープンフィニッシュ/ ベンガラ]
・特別仕様車専用ウルトラスエード/ L texスポーツシート(ブラック/ブラウンパーフォレーション + ブラウンステッチ)[運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付き]
・特別仕様車専用プレート(アッシュ[オープンフィニッシュ/ ベンガラ])
■新型IS500主要諸元
全長 | 4760mm[+50mm] |
全幅 | 1840[+0]mm |
全高 | 1435[+0]mm |
ホイールベース | 2800[+0]mm |
パワートレーン | 5.0L V型8気筒ガソリン |
最高出力 (kW(PS)/rpm) | 354(481)/7100 |
最大トルク (N・m(kgf・m)/rpm) | 535(54.6)/4800 |
タイヤサイズ | Fr235/40R19, Rr265/35R19 |
■IS500 ”F SPORT Performance”バリエーション&価格
グレード | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 車両本体価格 |
IS500“F SPORT Performance” | 2UR-GSE (5.0L V型8気筒) | 8-Speed SPDS | 2WD(FR) | 850万円 |
IS500“F SPORT Performance First Edition” | 2UR-GSE (5.0L V型8気筒) | 8-Speed SPDS | 2WD(FR) | 900万円 |
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
車のメンテナンスや整備作業を行う際に厄介なのが、固着したナットの存在。無理して外そうとして角がナメてしまい、さらに事態が悪化…なんてことも想定できる。そこで、固くしまったナットの外し方の基本と、それで[…]
あらゆるタイプのクルマに装備されているサンバイザー。日差しが強くなる時期は使用頻度も高くなるものの、普段はそう頻繁に使用するものでもない。そんなサンバイザーを効果的に活用する「あっ、そんな使い方がある[…]
愛車のボディと窓もはピカピカ。車内もホコリ一つないほどきれいに清掃。ただ、なかなか納得のきれいさが出せないのがフロントガラス内側の奥の奥だ。とくにフロントガラスの傾斜が鋭角な車ほど奥まで手が届きにくく[…]
抜群の吸水力を誇る人気の洗車用クロス、プラスセーヌを手がかるアイオンから洗車用PVAスポンジが新登場。際立つ泡立ち&泡持ちと独自の形状で愛車の隅々まで効率良くしっかり洗える洗車用スポンジを紹介しよう。[…]
「RX-7」といえば、スポーツカーを作り出すその哲学が世界的に認められている「マツダ」を代表するスポーツカーのブランドです。「マツダ」のアイデンティティとも言える「RE(ロータリーエンジン)」を中核に[…]
最新の記事
- 「ハリウッド俳優がこぞって買ったトヨタ車」世界的な人気に。その緻密なプログラムにマツダの技術者が「日本の宝だ」と感嘆した逸話も
- 「ふざけんなよ! キズだらけじゃん…」爪の長い人を乗せたあと愛車を襲った悲劇。「勘弁して…」でも大丈夫、キズをなかったことにする対処法を解説。
- 「コスパ最強すぎる…」「たった199円」スーパーで購入したカー用品が「とんでもなく良かった」また買うリスト入り確定。
- 「うっ美しい…」ローズゴールドのボディカラーはまるで走る貴金属。手に触れるパーツには18Kローズゴールドも使用。とんでもない車を写真とともに紹介。
- 「ずっと気になってた…」くすんだメッキパーツをピカピカにしたい!「えっ…こんなにキレイになるなんて魔法?」新車時の輝きを取り戻す方法
- 1
- 2