メガウェブの跡地に2025年秋、次世代アリーナ誕生。「TOKYO A-ARENA PROJECT」が始動

外観(イメージ)

トヨタ自動車株式会社、トヨタ不動産株式会社、トヨタアルバルク東京株式会社は、東京都江東区のトヨタのショールーム施設のメガウェブの跡地に、次世代アリーナを建設するとともに、「TOKYO A-ARENA PROJECT」を推進することを8月29日に発表した。

●文:月刊自家用車編集部

B.LEAGUE1部に所属するアルバルク東京がホームアリーナとして利用。バレーや卓球などの室内競技、eスポーツなども

外観(イメージ)

「TOKYO A-ARENA PROJECT」は、「可能性にかけていこう」というコンセプトのもと、さまざまなパートナーの協力を得ながら、スポーツ、モビリティや、サスティナビリティといった領域を中心に、さまざまな可能性が集積し、さらには、その可能性が解き放たれる場所となることを目指すという。

名称については、「新アリーナをホームグランドとしてBリーグを牽引する役割となっていくアルバルク東京の頭文字のA」、「地域住民から愛されてほしいという想いから、青海のA」、「人の可能性を広げたいという想いから、人の持つ力のAbilityのA」、「アルファベットのはじまりであり、すべての始まりという想いをこめたA」から「可能性にかけていこう」というコンセプトのもと、「A」という文字にたくさんの想いを乗せた名称としたとのこと。

内観(イメージ)

この施設は、B.LEAGUE1部に所属するアルバルク東京がホームアリーナとして利用する他、バレーや卓球などの室内競技、アーバンスポーツ、パラスポーツ、eスポーツ等の舞台として、幅広くスポーツの魅力を届けながら多様な観戦の楽しみ方の提案や、最新テクノロジーを導入。トヨタのモビリティテクノロジーを活用し、各企業のサービスや技術とも連携し、このアリーナでの体験を、もっと便利に、もっと楽しくすることを計画しているという。

内観(イメージ)

持続可能なライフスタイルデザインも追求し、敷地内にある2つのパーク(屋外空間)活用による地域の賑わいへの貢献やアリーナ内のゴミ削減も行う。青海に「青い海」を取り戻すために、地域、来場者とともにリサイクル、リユース等、持続可能なライフスタイルを一緒にデザインしていくアリーナを目指す。

さらに開業に向けて、このプロジェクトに賛同するパートナーを募集している。「新アリーナのビジョン実現に向けた技術・サービスの提供・共同開発に関心のある企業・団体の皆さま」、「新アリーナへの協賛に関心のある企業・団体の皆さま」、「新アリーナの興行利用に関心のある企業・団体の皆さま」を条件に募集を行うという。

左から、トヨタアルバルク東京株式会社 代表取締役社長 林 邦彦氏、トヨタ自動車社長・トヨタ不動産会長 豊田章男氏、トヨタ不動産株式会社 取締役社長 山村 知秀氏。

この「TOKYO A-ARENA PROJECT」について、トヨタ自動車社長・トヨタ不動産会長の豊田章男氏は、「私は今までスポーツに何度も助けられてきました。社長になってから13年平穏無事と思える時は一度も私には訪れませんでした。しかし、そんな中で私を元気づけてくれていたのがアスリートたちです。TOYOTAの6文字を背負って戦うアスリートたちは競技を続けられる感謝の気持ちを常に表しながら「絶対に勝つ!」「トヨタは負けない」という気持ちをむき出しにして、いかなる苦境に立たされても最後の最後まで諦めずに戦ってくれました。

諦めずに戦うアスリートたちを見るたびに「自分も諦めずにがんばろう」と思うことができました。トヨタはこうしてスポーツに助けられ幾多の苦難を乗り越えてこれたといっても過言ではありません。ですから、どうしたらスポーツに恩返しができるのか?私は、そんな気持ちを常に忘れないようにしてきました。トヨタがパラリンピックのサポートをはじめたのもそんな気持ちがあったからでした。

2015年よりIPCのパートナーとなりパラアスリートをサポートするプログラムもスタートしました。昨年、パラリンピックが開催された際、そのプログラムを活用して競技を継続してきたパラアスリートたちから感謝のメッセージをいただき、私は、またアスリートたちから勇気づけられることになりました。スポーツには人を勇気づける力があるのだと思います。そしてパラアスリート達の声を聞くと「人の可能性を広げていくスポーツの偉大な力」に改めて気づかされます。

今回の新たなアリーナの計画には私どもの二つの想いを込めました。ひとつは、「スポーツ/アスリートへの感謝」です。そしてもう一つは「可能性へ挑戦する人をサポートし続けたい」という想いです。

このアリーナは、トヨタのバスケットボールチーム「アルバルク東京」の新しいホームでもありますが、さまざまな競技の聖地になっていって欲しいと考えています。パラスポーツや、競技人口が少なかったり、知名度が低くまだまだファンやサポーターが少ない競技などの力にもなっていければと思っています。今まで見たことのないアスリートたちの戦いを間近で見れるようになったり、人類が今までは到達しえなかった記録を破り新たな可能性を拓いていく、そんなことが実現できたら私自身も含め多くの人が勇気づけられ笑顔になれるのではと信じています。

本日よりこの「TOKYO A-ARENA PROJECT」を進めてまいりますが、我々の持つ想いに共感いただける方々に今後、多く出会えたら、と願っております。多くの皆さまと想いを共にしながら、「可能性を広げるアスリートたちの聖地」を目指したいと考えております。みなさま、よろしくお願いいたします。」とメッセージを寄せている。

■施設概要
・所在地 東京都 江東区 青海
・施設名称 (仮称)TOKYO A-ARENA
・敷地面積 約27,000㎡
・収容客数 約10,000人
・開業予定 2025年 秋(予定)
・土地所有会社 トヨタ自動車株式会社
・建物所有会社 トヨタ不動産株式会社
・運営会社 トヨタアルバルク東京株式会社


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