
フォルクスワーゲン ジャパンは、2021年5月にマイナーチェンジしてさらに進化した新型「Tiguan(ティグアン)」シリーズに、新たなパワートレーンとして「TSI 4MOTION(ティーエスアイ フォーモーション)」を追加設定し、2022年9月21日より受注受付を開始した。価格は¥479万2000円~581万6000円。
●文:月刊自家用車編集部
ティグアンに待望の四輪駆動モデル3グレードが追加
今般導入する「TSI 4MOTION」は、140kW/190PSの最高出力と320Nmの最大トルクを発生させる2.0TSIエンジンを採用。このエンジンは、最大トルク発生回転数は1,500~4,100rpmと広いトルクバンドを持っていることが特徴の一つ。この高性能エンジンをフォルクスワーゲンの四輪駆動として定評のある4MOTIONシステムと組み合わせることで、高いロードホールディング性能と高出力ながら扱いやすいエンジン性能を備えた四輪駆動モデルとなっている。


グレード構成は3グレード。エントリーグレードの「Active」は、1.5L TSIエンジン同様の装備に加え、4MOTIONアクティブコントロールやヒルディセントアシストに加え、ドライビングプロファイル機能などを装備。そして、「Active Advance」グレードには、LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”やフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”など、先進装備が標準設定。
さらに上級グレードの「R-Line」には、アダプティブシャシーコントロール“DCC”やレザーシートなどのオプションを選択することが可能で、専用の内外装となる。エクステリアカラーはナイトシェードブルーメタリックやドルフィングレーメタリックなど全5色展開となっている。
今回の追加設定により、新型「Tiguan」は、1.5L TSIエンジンを採用したモデルと2.0 TSIエンジンに4MOTIONシステムを組み合わせたモデル、そしてハイパフォーマンスの「R」モデルの3種類のパワートレーンを採用し、全7グレード構成となった。降雪地域などでは根強い人気を誇る四輪駆動モデルがラインナップに加わったことで、ベーシックモデルからスポーティなモデルまで幅広く充実したラインナップを展開し、ユーザーの様々なニーズに応えていく。
デリバリーは2022年11月より順次開始するが、半導体供給不足などの影響により納期に時間がかかる場合もある。「TSI 4MOTION」モデルの3グレード構成で、価格は¥479万2000円~581万6000円。
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