世界初のAI搭載通信型 オールインワン車載器「NP1」、大事な映像はクラウドに保存【実機レビュー vol.03】

My NP1アプリをインストールしたスマホと連携。設定操作や映像の確認などを行える。

世界初のAI搭載通信型オールインワン車載器「パイオニアNP1(エヌピーワン)」の魅力をユーザー目線で追う長期レポートの第3回。今回は万一の時に役立ってくれる「クラウドドライブレコーダー」機能について紹介しよう。

●文/写真:浜先秀彰 ●まとめ:月刊自家用車編集部

衝撃を感知してスマホに通知

1台に多くの機能を搭載するNP1。前回紹介した「スマート音声ナビ」と並んで利用する機会の多い機能が「クラウドドライブレコーダー」だ。

本体には前方向きと室内向きの2つのカメラを備えており、車両内外の状況をフルHD画質でマイクロSDカードに常時録画しているが、接触や急ブレーキなどで大きな衝撃を受けた際や後方車両からの「あおり運転」を検知した際には映像をクラウドに自動保存する。保存が終了すると音声でも案内。また、ドライバーが「エヌピーワン録画して」と音声で指示した場合も同様だ。これならばマイクロSDカードのトラブルによる記録エラーが発生してもサーバーから映像を取得できる。ちなみに1ユーザーあたりのサーバー容量は5GBとなっている(1ファイルは15秒で25MB程度)。

2つのカメラで確実に映像を記録

(左)室内/日中 (右)前方/日中
クッキリ鮮明な映像。室内向きカメラはウインドウ越しに側面や後方の状況も捉える。

(左)室内/夜間 (右)前方/夜間
非常に高感度で夜間も安心感が高い。室内は赤外線撮影の影響で色かぶりが発生する。

専用スマホアプリの「My NP1」ではサーバーに記録された映像の再生が行え、手元に映像を残しておきたい場合にはデータのに衝撃を受けるとサーバーへの映像保存と同時にスマホにも通知がなされ、クルマから離れた場所にいても何らかの異常が発生したことがわかる。ダウンロードも可能だ。

駐車中も衝撃を検知して動作

オプションの駐車監視用電源ケーブル(4400円)。車両配線から電源を取得する。

駐車中衝撃通知に関連する設定画面。衝撃感度の設定操作をスライドバーでできる。

大事な映像はクラウドに保存

画質や音声記録などの設定がスマホからできる。マイクロSDカードのフォーマットも可能。

クラウドに保存されている映像はリスト形式で確認ができ、ダウンロードや再生も行える。

オプションには「駐車監視用電源ケーブル」を用意しており、これを接続するだけで駐車監視機能が実現。駐車中に車体に衝撃を受けるとサーバーへの映像保存と同時にスマホにも通知がなされ、クルマから離れた場所にいても何らかの異常が発生したことがわかる。

Pioneer NP1 商品概要

価格:ベーシックプラン〈通信+サービス利用料1年分付き〉6万5780円/バリュープラン〈通信+サービス利用料3年分付き〉9万3500円
※ベーシックプランには24回分割払いもあり。バリュープランは公式オンラインショップ限定販売

室内向きのカメラは手動で角度調整ができる。夜間撮影用に赤外線LEDライトも内蔵。

本体に内蔵されている2つのカメラはどちらもフルHD画質(解像度1920×1080)で撮影。

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