ひところの厳しい状況こそ改善されつつあるが、未だに尾を引き続けている新車の「納期」問題。モデルによっては半年待ちはザラで、なかにも1年以上といわれるケースも……。ただ、そんな状況でも納期が早いモデルも存在しており、人気&実力モデルが当てはまることもある。ここでは早期納車が期待できる注目すべき3つのモデルを紹介したい。
●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
ミツビシ デリカD:5 【納期の目安:2〜5か月】
デリカD:5
車両価格:400万1800〜457万7100円
車両目標値引き額:35万円
リセール予想:C
デビューしたのは2007年になるロングセラーモデルだが、2019年に大規模改良が実施されたことで商品力が大幅に強化。もともと熱烈なファンがいる「伝統モデル」&「悪路を苦にしないSUVミニバン」という希少価値もあって、いまでも月に1500台前後はコンスタントに売れ続けている人気者だ。
納期に関してもかなりの優等生ぶりで、希望する仕様によっては2か月ほどで納期されている。アフターパーツも多くリリースされているなど、クルマをアクティブに使い倒したいユーザーにとって見逃せない1台だ。
トヨタ シエンタ 【納期の目安:3〜6か月】
シエンタ
車両価格:195万〜310万8000円
車両目標値引き額:15万円
リセール予想:B-
昨年デビューしたばかりシエンタ。直近となる2023年1月の登録台数は1万1040台を記録するなど、売れに売れまくっているミニバンだが、納期は意外にも早めでガソリン車は3か月〜、ハイブリッド車は5か月〜というのが目安になっている。
人気自体は動力性能に優れるハイブリッド車の方が高いが、ガソリン車も新世代設計の1.5Lエンジンを搭載しているため、動力性能も燃費も先代のガソリン車以上の性能を持つ。てごろな大きさと使い勝手を持つ3列ミニバンをリーズナブルに狙いたいユーザーならば、ガソリン車も十分に魅力的な選択肢といえる。
スバル レヴォーグ【納期の目安:2〜3か月】
レヴォーグ
車両価格:310万2000〜482万9000円
車両本体目標値引き額:18万円
リセール予想:B-
総じてスバルのモデルは納期が早いモデルが揃っているが、昨年11月に一部改良したレヴォーグも早期納車が期待できる1台。ディーラーも早期納車ができることをユーザーへのアピールポイントにしているほど。リセールが強いことも見逃せない美点だ。
トヨタ カローラツーリング【納期の目安:2〜5か月】
カローラツーリング
車両価格:207万〜304万8000円
車両本体目標値引き額:23万円
リセール予想:C+
現行カローラシリーズは、いずれもカテゴリーを代表する実力モデルが揃っているが、納期に関してはモデルごとに少し異なっている。現在、カローラクロスは人気集中の影響もあって一時的に受注が停止、カローラスポーツも少し遅れ気味で4か月〜が目安という状況だが、カローラスポーツとカローラ(セダン)は、ガソリン車が2か月〜、ハイブリッド車が4か月〜と、トヨタ車全体の中でも優等生ぶりが光っている。
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