
日産自動車は、「ブリコラージュ」の概念のもと、自由な発想と創意工夫から生まれた約30の仕掛けが備わるプロトタイプセダン「コンテンポラリー ライフスタイル ビークル」を本日より日産グローバル本社ギャラリーで展示するとともに、特別動画を公式YouTubeで公開した。
●文:月刊自家用車編集部
セダンで「食べる」「寝る」「遊ぶ」の仕掛けを詰め込んだ
「コンテンポラリー ライフスタイル ビークル」は、日産を代表する「スカイライン」をベースに、セダンで快適に「食べる」、「寝る」、「遊ぶ」ための多くの仕掛けを詰め込んだプロトタイプモデルとして発表された。セダンとしての機能やスタイリッシュなデザインを損なうことなく、様々な機能を実現するために試行錯誤を重ねて創出した数多くの仕掛けは、AIと融合することで、外見からは想像できない驚きの機能を実現し、現代のライフスタイルに合った形で「食べる」、「寝る」、「遊ぶ」といった日常の体験を可能とした。このプロセスは、ゴールを決めて最適かつ高効率に到達することを目指すエンジニアリングと異なり、対象の観察と創意工夫の連続で思っていた以上のものを生み出すブリコラージュという考え方に基づくものとなっている。
これを手掛けた上田 哲郎(モビリティ&AI研究所 エキスパートリーダー)のコメント
「人々の生活を豊かにするイノベーションは、電動化や知能化をはじめとするこれまでになかった高度な技術だけに留まりません。観察や固定概念に囚われない発想により、すでに存在するものから新たな可能性を見つけだし、より快適な体験の提供に繋げることもイノベーションです。このようなイノベーションの実現にブリコラージュの概念をもとにしたプロセスはとても適しています。何より、試作している我々にとってとても楽しいものでした。また、“くうねるあそぶ”、は30年以上前に発売した『セフィーロ』のキャッチコピーでした。あの頃描いた、セダンで「食べる」、「寝る」、「遊ぶ」の夢は今も続いています。この『コンテンポラリー ライフスタイル ビークル』は、その現代解釈版です。ブリコラージュから導かれるイノベーションは、サステナビリティを推進するうえでの課題にも有効であると考えています。今回の『コンテンポラリーライフスタイルビークル』は、ブリコラージュがものづくりに与えるインパクトを示す第一弾にすぎません。今後もこの『ブリコラージュ』の概念で新しいイノベーションを探求し、皆さまにワクワクをお届けしてまいります。」
■展示:日産本社ギャラリー(横浜市西区高島1-1-1)
■期間:3月24日(金)~4月2日(日) ※展示期間は都合により変更になる可能性があります
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
新車時は黒くツヤ感があった樹脂パーツも、年月を経ると白っぽく劣化してくる。そのまま放置していると、愛車が古ぼけた印象に…。洗車するだけでは解消しないこの問題、実はカンタンに解決することが可能だ。その方[…]
アウトドアブームが続く昨今、手軽にキャンピングカーライフを楽しみたいという声が高まっている。その中で注目されているのが、日産「NV200バネット」をベースにしたキャンピングカーだ。商用バンとして知られ[…]
水アカが簡単に落とせるカーメイトのロングセラー水アカシャンプー『本当によく落ちる』シリーズに新たなアイテムが追加。ボディカラー別に開発された2種類のウェットシートクリーナーと、ガラス用水アカ•ウロコ取[…]
ミニバンの使い勝手とキャンピングカーの快適性を両立させた、新しいスタイルのホワイトハウスキャンパーが手がける「フリースタイル」は、ホンダ・フリード+をベースに仕立てられたコンパクトキャンパーである。コ[…]
「マツダ・キャロル」は現在も継続して販売されているモデルのため、若い世代の人はこちらを思い浮かべるかもしれません。しかし、1989年に発売された2代目から現行の7代目まではすべて、「スズキ・アルト」の[…]
最新の記事
- 1
- 2