BMWブランド初のFFモデルとして、2014年に登場して話題となった初代。寛げるキャビンや広いラゲッジなど、ファミリーやレジャーでも使いやすいパッケージで人気を集めました。そんな注目モデルがついにフルモデルチェンジ! 日本国内でも昨年6月から販売がスタートして好評を博しています。内外装がぐんとグレードアップして、よりお洒落でモダンになった新型の魅力を探っていきましょう。
●文:まるも亜希子 ●まとめ:月刊自家用車編集部 ●写真:澤田和久
幅広いユーザーにハマる1台
大きなSUVまでは要らないけど、ハッチバックじゃ物足りなくて、手頃なサイズのクルマがいいという方も多いと思います。荷物がたくさん積めて、インテリアがエレガントで、できれば運転もスポーティに楽しめて……。そんなワガママを全部叶えてくれるのが、新しくなったこの2シリーズアクティブツアラーなのです。
全長が4.4mほどで最小回転半径が5.4mのボディは、狭い道で扱いやすいちょうどいいサイズなのに、高速道路でもどっしりとした安定感のある走りを見せてくれます。インテリアには優雅なレザーがふんだんに使われて、シートの座り心地がよく、後席の足元も広々。BMWのコンパクトクラス初となる、先進のカーブドディスプレイは美しく鮮明な画面で情報が見やすく、操作系はすべてセンターコンソールにまとめて配置されるなど、デジタル世代にも満足度が高い空間となっています。
5人乗りですが、後席が4:2:4分割で前後スライドとリクライニング、前倒しができてシートアレンジが多彩なのも家族に嬉しいところ。荷室容量も470Lとたっぷりで、床下収納もかなり大きめ。後席を倒せば最大1,455Lにもなるので、レジャーにも大活躍するはずです。
試乗車はガソリンの1.5L直列3気筒ターボ+7速ATで、最初のひと踏みこそ少し重さを感じるものの、その先はスルスルと軽やかに加速してくれます。減速のコントロールもしやすく、高速での追い越しも余裕たっぷり。ほかに2.0Lのディーゼルターボもあり、走りは低速からさらにパワフル。どちらも、BMWらしさはそのままに、マルチに使えるコンパクトの本命といえるモデルです。この充実内容でこの価格、とても魅力的な1台ですよ!
試乗グレード 218i アクティブ ツアラー Mスポーツ(FF)
まるも的視点「2シリーズ アクティブ ツアラー」ここがいいね!
乗り心地や荷室
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