スバルが提供するドライブアプリ「SUBAROAD(スバロード)」。2021年12月のリリース以来、順調にドライブコースも増えており、最新バージョンでは全国の有名観光地を巡る10コースが収録されている。今回、その中から千葉/房総エリアをドライブするコースをレヴォーグで走ることになった。クルマ好きがニヤリとするという、こだわりアプリの実力はどれほどなのだろうか?
●まとめ:月刊自家用車編集部(ハラ)
遠回りしてでも、走りごたえがあるルートを案内してくれる
「観光地の推奨ドライブコースを走る」
この部分だけを抜き取ると、同じような機能を持つナビアプリは数多くあるが、SUBAROADの公式ページにも書かれる「近道よりも、面白い道を走りたい。」という工夫が盛り込まれていることが、本アプリの特徴。
そんな理由もあって、数カ所のチェックポイント&最終目的地へのルートは、普通のナビアプリとは違って最短距離を走らない。手応え十分のワインディングロードを優先したり、エリアの観光名所や風景を楽しむために、ルートをわざわざ迂回する。さらに名所が近づいてくると自動的に音声による観光ガイドが挟み込まれたり、コースの風景に合わせた音楽が流れたり(提携アプリの加入が必要)と、なかなかに芸が細かい。
収録される観光名所も「楽しいドライブ」の好スパイス
今回体験することができた千葉/房総ルートは、圏央道の木更津東ICそばの道の駅(木更津うまくたの里)を起点に、数箇所の観光名所(チバニアン、養老渓谷、大山千枚田など)を巡り、房総半島南端の南房総国定公園の野島崎までをドライブするコースになる。
スタート地点からゴール地点までは普通に走れば1時間半ほどの行程だが、各地の名所を巡る時間を含めて5時間ほどのドライブ。千葉の房総エリアは、編集部でもちょくちょく試乗で走る場所なので、道路状況や名所はかなり知っているのだが、アプリが案内する名所や走行コースは「初めて知った」というものも多かった。
それもそのはず、SUBAROADに収録されるコースは、いずれもスバルに携わるドライブ好きの有志が厳選&監修したもの。今回の千葉/房総エリア編は、ワインディングロードが好きなドライバーには、ぜひとも体感して欲しい自信作でもあるそうだ。
SUBAROAD収録コース(全10コース ※2023年4月現在)
伊豆 「愛車と一体となって半島の突端まで駆け抜けるアドベンチャーツーリング」
走行距離:120km 走行時間の目安:2時間50分
伊豆 「動き続ける伊豆半島〜2000万年の歴史を走る」
走行距離:83km 走行時間の目安:2時間10分
伊豆 「高原から深海まで〜ディープな西伊豆ドライブ」
走行距離:67km 走行時間の目安:1時間40分
千葉/房総 「地球規模の大事件を追え!低地のワインディングを走る房総ドライブ」
走行距離:107km 走行時間の目安:2時間30分
群馬 「四万ブルーを目指して。群馬の真ん中で、彩りワインディング!」
走行距離:77km 走行時間の目安:2時間
広島 「森林豊かな癒しの地へ。広島の奥座敷を駆け巡る渓谷ドライブ!」
走行距離:98km 走行時間の目安:2時間30分
広島 「絶景瀬戸内多島美を、歴史とともにシーサイドツーリング!」
走行距離:97km 走行時間の目安:2時間30分
奥多摩 「東京を支える森林を走る!さらに足を伸ばして桃源郷までドライブ」
走行距離:100km 走行時間の目安:2時間30分
淡路島 「神話の島を端から端まで、今昔未来をタイムトリップ」
走行距離:111km 走行時間の目安:3時間
和歌山 「万葉歌人の思いを辿る。和歌の浦まで、ロマンのドライブ。」
走行距離:109km 走行時間の目安:2時間50分
スバルオーナー以外の利用も大歓迎!
なお、アプリに収録されるコースも順次拡大予定で、目標としては日本全国47都道府県に最低1つずつのオススメコースを用意したいとのこと。このSUBARORDは、ドライブ好きのスバルオーナーのために開発されたアプリだが、スマートフォン単独でも起動できるため、スバルオーナー以外のユーザーも楽しむことができる。スバルとしても、クルマ好きに喜んでもらえたら嬉しいとのこと。ドライブ好きは遠慮なくダウンロードすることをオススメしたい。
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