![](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2023/04/sl634matic-exterior-3.jpg)
メルセデス・ベンツ日本株式会社は、 メルセデス・ベンツのラグジュアリーロードスター新型メルセデス AMG SL に「SL 63 4MATIC+」を追加するとともに、SL 43 の装備を一部見直し、全国のメルセデス・ベンツ 正規販売店ネットワークを通じて発売する。
●文:月刊自家用車編集部
パワフルな走りとラグジュアリーな空間が共存
「Super」と「Light」(軽量)を略したモデル呼称であるSLは、1952年に公道を走行できる レーシングスポーツカーとして発表され、ルマン24時間レースで見事なワンツー フィニッシュを飾ったほか、世界各地のレースで輝かしい戦績を重ねた 「300 SL」(W194)をベースに、1954年に「300 SL」(W198)として発売された。
初代 300 SLの誕生から70年を迎え、新型SLはメルセデスAMGによる完全自社開発モデル として生まれ変わった。SL専用の高剛性プラットフォームによる卓越したドライビング パフォーマンスと快適性を兼ね備えたドライバビリティ、2+2シートレイアウト、そして AMG製V8ツインターボエンジンがもたらすパワフルなドライビングを楽しむことができる モデルとなっている。また、インテリアはアナログとデジタルを融合した「ハイパーアナログ」 デザインを採用することで、300 SLのデザインをオマージュしながらも、ラグジュアリーで 快適な空間を実現している。
パワートレイン
SL 63 4MATIC+はメルセデス AMG 社が完全自社開発した、最高出力 585PS(430kW)、最大トルク 800N・m を発揮する AMG 4.0リッターV型 8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載している。砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度なエンジンを実現した。
また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングする ANOSLIDE®摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減。さらに、燃料を効率的に消費するために、「Comfort」モードで走行中、エンジン回転数が 1,000~3,250 回転で低負荷の際に、2/3/5/8 番の 4 気筒を休止することで燃料消費量と CO2 排出量を抑えることができる「AMG シリンダーマネジメント」も搭載している。なお、SL 63 4MATIC+ の 0-100km/h 加速は 3.6 秒、最高速度は 315km/h 。
AMG スピードシフト MCT 9 速トランスミッション
SL 63 4MATIC+ にも AMGスピードシフト MCT 9速トランスミッション(MCT=Multi-Clutch Transmission)が搭載され、特別なチューニングが施されている。トルクコンバーター の代わりに湿式多板クラッチを搭載し、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと 高い伝達効率を実現している。トルクコンバーターに見られる損失を低減し、 軽量化も相まってレスポンス向上に貢献。シフトダウン時の自動ブリッピング 機能やレーススタート機能によってダイナミックな走りも愉しめる仕上がりだ。
さらに、高速走行時 などにアクセルから足を離すとエンジンとトランスミッションを切り離して燃料消費を 抑えるセーリング機能の採用によって燃費を優先する「Comfort」、よりスポーティな ドライビングが愉しめる「Sport」「Sport+」「RACE」、滑りやすい路面を安全に走行する 「Slippery」、様々なパラメーターを個別に設定できる「Individual」の 6 つのモードを 設定。 また、シフトダウン時に一速飛ばしたギアを選択したり、自動ダブルクラッチ機能など効率の良いシフトチェンジが可能。
価格
メルセデス AMG SL 43 17,000,000円
メルセデス AMG SL 63 4MATIC+ 28,900,000円
メルセデスAMGについて
AMGは「モータースポーツこそが技術力の優秀性を何よりも端的に示す」という 確固たる信念に基づき、1967年に誕生した。その名は、創立者のハンス・ ヴェルナー・アウフレヒト(Aufrecht)、パートナーのエバハルト・メルヒャー(Melcher)、 アウフレヒトの出生地グローザスパッハ(Grossaspach)の頭文字から取られている。
当初はメルセデス・ベンツの市販車をベースに独自の改良を施したレーシング マシンを製造し、数々のレースにおいて輝かしい成績をおさめてきた。1988年 からはメルセデス・ベンツと本格的なパートナーシップを組み、中核となるモーター スポーツ活動を通して培ったレーシングカーテクノロジーと 最先端技術を結集し、メルセデスのトップパフォーマンスモデルの開発とエンジン の生産を行っている。
創業55周年を迎える2022年現在、メルセデスAMGの 全世界のポートフォリオは50モデル以上で構成されている。また、パワートレイン は4気筒、6気筒、8気筒のガソリンエンジンはもちろん、F1TMの技術を 採用した高性能プラグインハイブリッド「E PERFORMANCE」、そして電気自動車と、幅広いニーズに応えるラインアップを揃えている。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(メルセデス・ベンツ)
現行Gクラスとしては初の大幅アップデートモデルが、国内導入へ 今回導入されるのは、今年春に海外発表されたマイナーチェンジ相当の大改良が加えられたモデル。2018年に登場した現行型としては初の大規模アッ[…]
ターボ&電動スーパーチャージャーを組み合わせた最新ユニットを搭載 今回導入される「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ」は、3.0リッター直列6気筒ターボに48V電動スーパーチャー[…]
プレミアムマインドに溢れる、AMGラインエクステリアを標準採用 CLEカブリオレは、ファッショナブルでエレガントな4人乗りのオープンモデル。ソフトトップ幌を開ければ快適なオープンエアドライブを[…]
特別仕様車専用ツートーンペイントとホイールデザインを採用 メルセデス・マイバッハ S580 Night Edition(ISG搭載モデル)は、外装色にオニキスブラック/モハーベシ[…]
容量70.5kWhのバッテリーへの変更で、より扱いやすい電気自動車へ EQBは、全長4685mm、全幅1835mm、全高1705 mmのコンパクトサイズに最大7名の乗車が可能で大きな荷物も積載でき[…]
最新の関連記事(新車)
需要の高い3列シートコンパクトミニバンのキャラクターはそのまま レジャー&ファミリーのスペシャリストと述べるとクルマ好きに響く要素がないと錯覚されそうだが、ある意味ツウ好みのモデルでもある。街中で扱い[…]
現行Gクラスとしては初の大幅アップデートモデルが、国内導入へ 今回導入されるのは、今年春に海外発表されたマイナーチェンジ相当の大改良が加えられたモデル。2018年に登場した現行型としては初の大規模アッ[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
「インテリジェント DA(ふらつき警報)」と「踏み間違い衝突防止アシスト」が全車標準へ 「NV200バネット」は、荷物の積み込みがしやすい大容量の荷室空間と、充実の安全装備を備えた商用バン。小回りが利[…]
人気記事ランキング(全体)
コスパの高さは最高クラス 外壁や玄関の掃除、洗車などで活躍する高圧洗浄機。人力では落とせない頑固な汚れを落とすことができるため、家庭での使用も増えてきている。しかし、高圧洗浄機は価格が比較的高く、なか[…]
→2人暮らしができるレベルのキャンパーとは ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースは[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
上級を意識した内外装仕立てで、新たなユーザー層の獲得を狙う 「新しいコンパクトSUVの市場を切り拓く」そんな狙いを持って、この秋インドから日本国内への導入が予定されている新型フロンクス。コンパクトカー[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
最新の投稿記事(全体)
耐水&耐荷重もバッチリ 「ハードシェルソーラーセンサーライト」は、駐車場や庭にピッタリな地面に設置できるソーラー充電式ライト。IPX7の防水性能と耐荷重に優れ、耐荷重約1tで車で踏んでも壊れない頑丈な[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
新型LBX MORIZO RR実力チェック 新型オーラNISMO詳細解説 新型フロンクス先行試乗リポート! 今こそ買いたい!注目モデル10選! 人気ミニバン BEST BUY WLTCモード燃費付き […]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
愛車に個性を持たせよう! カーショップコネクトでは、エプロンや被せるような汎用タイプとは違い、クルマのシート形状ごとに型取りを行って、ジャストフィットするシートを販売している。色やデザインを自由に選ぶ[…]
- 1
- 2