ジャガー・ランドローバー・ジャパン(株)は、2023年4月27日にランドローバー「DEFENDER(ディフェンダー)」の2024年モデルを同日から全国のジャガー・ランドローバー・ジャパン正規販売ディーラーネットワークで受注を開始することを発表した。車両本体価格は729万〜1620万円。
●文:月刊自家用車編集部
「110」に先代モデルにラインアップしていた「COUNTY」を現代風にアレンジしたエクステリアパックを追加
2024年モデルの「DEFENDER(ディフェンダー)」は、「90」に3.0L直6INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)を追加したほか、「90」「110」に、初めてとなる5.0LV8スーパーチャージドエンジンを導入した。さらに、これまで8人乗りのみだった「130」に5人乗りの「OUTBOUND」グレードが追加設定された。「OUTBOUND」は、アウトドアレジャーや車中泊にぴったりな広大なラゲッジスペースが特長で、最大2,516L、2列目使用時でも1,329Lの広大な容量を持つ。
5.0LV8スーパーチャージドエンジンは最高出力525PS/最大トルク625Nmを発生。2024年限定グレードとして導入される。加えて「CARPATHIAN EDITION(カルパチアンエディション)」も2024年限定グレードとして導入され、カルパチアングロスバッジ、グリル、フロント/リアスキッドパン、カルパチアングレイサテンプロテクティブフィルム、ナルヴィックブラックコントラストボンネット&テールゲート&ロワーボディクラッディングを専用装備する。
また、先代「DEFENDER(ディフェンダー)」でラインアップされていた「COUNTY」を、現代風にアレンジしてエクステリアパック「COUNTY EXTERIOR PACK」として復活させた。
2024年モデルの改良として、「90」と「130」(8人乗り)には、最後列のシートを折りたたんだ際に生じていた段差をなくすフラットロードスペースフロアトレイが標準装備され、「90」の助手席シートを素早くフォールド、スライドできるようになり、後席へのアクセスを改善。座面跳ね上げ式の40:20:40分割可倒式リアシートも採用されている。
■「DEFENDER(ディフェンダー)」2024年モデルバリエーション&価格
●DEFENDER 90
2.0リッター直列4気筒INGENIUMターボチャージドガソリンエンジン、S:7,290,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X-DYNAMIC SE:8,530,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X-DYNAMIC HSE:9,180,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X:11,410,000円
5.0リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジン、V8:14,420,000円
5.0リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジン、CARPATHIAN EDITION:15,360,000円
●DEFENDER 110
2.0リッター直列4気筒INGENIUMターボチャージドガソリンエンジン、S:7,580,000円
2.0リッター直列4気筒INGENIUMターボチャージドガソリンエンジン、SE:8,030,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、S:8,230,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X-DYNAMIC SE:9,310,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X-DYNAMIC HSE:9,930,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X:12,160,000円
5.0リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジン、V8:15,260,000円
5.0リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジン、CARPATHIAN EDITION:16,200,000円
●DEFENDER 130
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、SE:10,630,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X-DYNAMIC HSE:11,650,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、X:13,490,000円
3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)、OUTBOUND:11,500,000円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ランドローバー)
アメリカ・アリゾナ州セドナからインスピレーションを受けた限定車 今回導入される「DEFENDER 110 SEDONA EDITION」は、アウトドア・アドベンチャーの場として有名で、豊かで美しい自然[…]
P400eにエントリーグレード「S」を追加。最上位グレード「AUTOBIOGRAPHY」も投入 レンジローバー ヴェラールは、イヴォーグとレンジローバー スポーツの間を埋めるミドルSUV。ブランドの特[…]
いち早く納車可能な、オンライン予約限定のプライオリティモデルも用意 今回発表された「RANGE ROVER SPORT SV EDITION TWO」は、2025年モデル限定グレードとして導入される。[…]
4×4ファミリー史上、最もタフで高性能なフラッグシップモデルとして登場 今回発表された「ディフェンダー オクタ」は、同ブランドの4×4ファミリー史上最もタフで、最も走破性が高く、最もラグジュアリーな新[…]
ガソリン車を廃止、ディーゼルターボ車のみに変更 今回導入される2025年モデルでは、グレード体系を見直しが図られた。従来のガソリンターボ車を廃止し、3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャー[…]
最新の関連記事(海外ニュース)
MAZDA EZ-6(市販予定車:エアログレーメタリック外板色) 新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」は中国市場専用モデルで、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定し、後[…]
CX-8の後継を期待される、3列シートSUVが欧州で発表 今回、欧州で発表された新型「CX-80」は、マツダが展開している新世代ラージ商品群の第4弾となる、ミッドサイズクロスオーバーSUV。国内でも昨[…]
CX-80欧州仕様 3列シートで最大7名乗車可能なSUV。日本でも間もなく発表か!? 今回1枚の写真とともに4月18日の発表が告知された「CX-80」。CX-60に次ぐ欧州市場におけるラージアーキテク[…]
セーフティカーに採用された新型Vantage チューニングされ、さまざまな特別装備をまとったセーフティーカー仕様の新型Vantageは、2024年3月6日~3月9日に開催される「フォーミュラ1® ST[…]
5年ぶりの大型改良で、新デザインを採用。車載IT機能も強化 現行型のQ7は、2015年に発表された第2世代モデル。2019年に最初のアップグレードが行われ、今回は2回目となる全面的なアップグレートにな[…]
人気記事ランキング(全体)
知っているようで、実は見落としているマイカーの機能 全てを知っているつもりでいても、実は意外と活用できていない機能が存在するのがクルマ。今回は、給油にまつわる見落とされがちな機能を紹介しよう。 給油口[…]
車載ジャッキの使い方の基本 ジャッキというと、車載ジャッキを思い浮かべるビギナーは多いハズ。しかし、車載ジャッキはあくまでパンクのときなどのための応急用であり基本的にメンテナンスでは使用してはならない[…]
電波法関連法令の改正で、一部のETC車載器が使えなくなる ETC(Electronic Toll Collection System)とは、有料道路料金回収自動システムのことで、2001年より全国で運[…]
フロントガラスが曇る原因や時期を知っておこう フロントガラスの曇りは視界を妨げるだけでなく、悪天候/夜間など視認性が低下する状況では特に運転の安全性に影響を与えます。 フロントガラスが曇る主な原因は、[…]
車内を暖かく! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていきましょう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイ[…]
最新の投稿記事(全体)
走りへの情熱を表現した四輪スポーツモデルやレース車両を出展 ホンダの出展ブースでは、走りへの情熱を表現した四輪スポーツモデルやレース車両を展示。目玉モデルとしては「CIVIC TYPE R RACIN[…]
誕生から25周年を迎え、さらなる高みに達した911の人気バージョン 世界中のスポーツカーメーカーが指針とするポルシェ 911シリーズは、1963年のデビューから60年を経た現在もデザインや基本コンセプ[…]
車検ステッカーは、車検時に保安基準適合すると交付される 車検ステッカー(検査標章)は、新規検査・継続検査(車検)等において、保安基準に適合すると、自動車検査証とともに交付されます。これまではフロントウ[…]
新幹線をブチ抜く!! 最高速度は350km/h ランボルギーニはフェラーリと並ぶ、世界最高峰のスーパースポーツカーメーカー。その最新モデルのレヴエルトは、V型12気筒エンジンとモーターを併用する、現代[…]
ベース車両はホンダN-VAN ベースとなる車両はホンダのN-VAN。積載性を重視した作りである一方で、最新のNシリーズらしい走りの質の高さが特徴だ。 N-BOX(2代目)譲りのプラットフォームやパワー[…]
- 1
- 2