三菱自動車工業株式会社の欧州事業統括会社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイは、欧州市場向けの新型コンパクトハッチバック『コルト』を発表した。
●文:月刊自家用車編集部
9年ぶりの再投入
2023年3月から欧州で販売し好評を博している『ASX』に続いて、アライアンスパートナーであるルノーよりOEM供給を受ける新型『コルト』は、アライアンスによるCMF-Bプラットフォームを採用、5ドアコンパクトハッチバックとして欧州市場に9年ぶりに再投入する。同車はトルコのルノー社ブルサ工場で生産し、2023年10月より三菱自動車の販売ネットワークを通じて、欧州で販売を開始する予定となる。
デザイン
新型『コルト』は、欧州の街並みに映える力強くスポーティな外観だ。フロントには、三菱自動車のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」の要素を取り入れた、両サイドに広がる勢いを表現したグリルを採用。上部にスリムなフルLEDヘッドライト、下部にL字型のLEDデイタイムランニングランプを組み合わせることで、シャープな表情に仕上げている。
リヤではワイド感を強調するバンパーにより、スポーティで安定感のあるデザインを実現した。
パワートレイン
新型『コルト』では、環境に配慮したハイブリッド(HEV)モデルとガソリンエンジンモデルを設定。HEVモデルでは1.6Lガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードの自動変速機と1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせた。ガソリンエンジンモデルでは1.0Lガソリンターボエンジンと6速マニュアルトランスミッション、1.0Lガソリンエンジンと5速マニュアルトランスミッションの組み合わせを設定している。
快適性・安全性
上質感のある室内では、インストルメントパネルの中央にスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を配置した。7インチと9.3インチのディスプレイから、走行モードやエンジンの出力特性、ステアリングフィール、車内環境などを個別設定できる「マルチセンス」システムを操作可能。走行モードは「マイセンス」「スポーツ」「エコ」の3つから選択できる。さらに、BOSEプレミアムサウンドシステムによって、ドライブ中も臨場感のあるオーディオ体験を楽しむことが可能。また、先進安全装備を充実させ、ドライバーの運転をサポートするとともに、安全・安心なドライブを提供する。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ミツビシ)
ニッサン GT-R[R35] 生産期間:2007年12月~ 新車時価格:777万円〜3061.3万円 中古車の価格帯:613万円~6280万円 2007年、”ニッサンGT-R”として新たにデビューした[…]
ベース車両はミツビシのデリカD:5 ベースとなる車両は、ミツビシのデリカD:5。 オフロードにも対応できるミニバンとして、唯一無二の存在であるデリカD:5は、ミツビシ伝統の4WDシステムや堅牢なボディ[…]
テレビCMでもお馴染みの「黒デリ丸。」「白デリ丸。」入手できる特別なキャンペーンを実施 今回スタートする「黒デリ丸。」「白デリ丸。」を選んでもらえるプレゼントキャンペーンは、車両成約時にエクステリアパ[…]
長年、ジープをライセンス生産してきた三菱だからこそ生まれた、オリジナルの4WD車 まったく新しいコンセプトの新型車が世に出るまでには、多くの関門がある。ときにはどれほど出来栄えがよくても、経営陣の理解[…]
純電動走行の航続距離も拡大、システム総出力も20%向上 今回のビッグマイナーチェンジでの最大のポイントは、メカニズム面のさらなる進化。駆動用バッテリーの容量を従来の20kwhから22.7kwhへ増大し[…]
人気記事ランキング(全体)
おいおい、まじかよ…ベース車両はスズキのエブリイ ベースとなる車両はスズキのエブリイ。燃費の良さや、運転のしやすさが際立つ軽自動車であるにもかかわらず、広い車内空間を誇る人気車だ。 シンプルでコンパク[…]
ベレルの経験をもとに、欧州車を手本に挑んだデザインやメカニズム 明治以降の日本の近代化を牽引したのは、政府が後押しする国策企業。その仕事の中心は、富国強兵の旗印の下で、軍が資金を出すプロジェクトだった[…]
パープルセーバーって? パープルセーバーは、2022年7月に三角表示板に代わる停止表示機として発売されたアイテムだ。三角表示板はサイズの関係で、トランクルーム等のすぐに取り出せない場所に保管しなければ[…]
ベース車両はトヨタのピクシスバン ベースとなる車両はトヨタのピクシスバン。トヨタ自動車から販売されている軽商用車だが、圧倒的な積載量によりキャンパーからの人気が非常に高い。 クラス最大級の荷室の広さを[…]
ピラーに装着されたエンブレムやバッジの謎とは? 今のクルマはキャビン後部のCピラーには何も付けていない車両が多く、その部分はボディの一部としてプレーンな面を見せて、目線に近い高さのデザインの見せ場とな[…]
最新の投稿記事(全体)
スポーツカーなら、軽く・小さくあるべし…! 軽量でコンパクト。小さいからこそ感じられる、ある種の”一体感”。これはスポーツカーを楽しむうえでひとつの重要なファクターであると、初代ユーノス ロードスター[…]
遊び心200%! 超小型バイクも合体! クルマは背が低い方がかっこいいと思われていた1981年に、背を高くして室内を広くする逆転の発想で成功したのがシティだ。背を高くして室内空間を広く取るという発想は[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
CX-30:モデル概要 CX-30は、マツダの新世代商品の第二弾として登場。CX-3とCX-5の間を埋めるサイズのクロスオーバーSUVだ。室内空間を最大限に確保しながらも、立体駐車場を気軽に使えるコン[…]
「アルヴェル」と一括りしては……。走り重視の選択ならヴェルファイアが明らかに格上 自動車雑誌やクルマ屋なんかからは「アルヴェル」なんて一緒くたに呼ばれることもあるように、アルファードとヴェルファイアは[…]
- 1
- 2