メルセデス・ベンツが新型「Eクラス・ステーションワゴン」を本国発表。流麗なサイドシルエットが特長

メルセデス・ベンツはドイツ本国で「Eクラス・エステート(日本名Eクラス・ステーションワゴン)」の新型を現地時間の2023年6月20日に発表した。セダンについてはすでに4月25日に発表されている。2023年秋から欧州で販売開始予定。

●文:月刊自家用車編集部

ダイナミックなルーフラインを持つ、個性的で流麗なサイドシルエット。PHEV車のEV走行距離は100㎞以上へ!

新型「Eクラス・エステート」のボディサイズは先代モデルと比較して全幅が28mm拡大されており、ホイールベースも22mm伸びて2,961mmとなったことにより、ニールームが+9mmの84mm、レッグルームが+15mmの934mmとなり、後席スペースが拡大された。

エクステリアデザインは、先代モデルよりもダイナミックにデザインされたルーフラインが特長で、セダンにも採用される2本のキャラクターラインは、力強く伸びた車体を作り出し、エステートにスポーティでスタイリッシュな印象を与える。

後席のシートバックレストは、40:20:40の割合で分割・折りたたみが可能。格納操作はリアシートバックレストの左右にある2つのプッシュボタンで行うことができる。イグニッションキーのボタン、運転席ドアのスイッチ、テールゲートのリリースハンドルのいずれかを使って、ボタン1つで簡単に開閉できるEASY-PACKテールゲートを標準装備としている。

ラゲッジスペースも拡大され、標準モデルで615Lから最大1,830Lまで拡大可能で、プラグインハイブリッドモデルでは460Lから1,675Lまで可能だ。バッテリーを搭載するプラグインハイブリッドモデルでもラゲージスペースの床下はフラットが保たれている。

インテリアは、セダンと同じくインパネ左右に液晶パネルが広がるMBUXスーパースクリーンを採用。助手席ディスプレイのないモデルは、中央まで伸びる大きなトリムエレメントが装備される。

欧州向けの発売時のパワートレーンラインナップは3つ。最高出力204hpの2.0Lガソリンターボと最高出力197hpの2.0Lディーゼルターボは、ISG付きのマイルドハイブリッドシステムとなる。このほか、システム出力313hpの2.0Lガソリンターボと最高出力95kWのモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムが用意される。プラグインハイブリッド車は100km以上のEV走行が可能。今後、ディーゼルエンジン搭載のプラグインハイブリッドも追加される予定だ。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。