「スプリンタートレノ」にインスパイア!? 米国トヨタがGR86特別仕様車「TRUENO Edition」を発表!!

米国トヨタは現地時間の2023年6月21日にTOYOTA GAZOO Racing(TGR)のGR86特別仕様車「TRUENO Edition(トレノエディション)」とGR86の2024年モデルを発表した。「TRUENO Edition」2023年冬に限定販売され、2024年モデルを含む価格などは2023年後半に発表予定となっている。

●文:月刊自家用車編集部

AE86発売40周年を記念した特別仕様車。ツートーンブラックフード&サイドパネルグラフィックを採用

今回発表された「TRUENO Edition」は、ボディカラーがハロ&ブラック、トラックレッド&ブラックの2トーンカラーから選択可能になっている。ハロ&ブラックは往年のAE86レビン/トレノを彷彿させるカラーリングとなっている。さらにSACHSダンパーとブレンボ製ブレーキを装備したパフォーマンスパッケージが標準装備されている。このパッケージは標準モデルにはアップグレードパッケージとして用意される。

「TRUENO Edition」は、GR86の「プレミアム」グレードがベースとなっており、マニュアルトランスミッションとオートマチックトランスミッションをそれぞれをラインアップする。デザインのインスピレーションとなった1980年代のモデルへのオマージュとして、フロントバンパーリップとトランクリッドには「TRUENO Edition」のバッジが装着され、ブラックメタリック仕上げの18インチ10スポークアルミホイールやブラックドアハンドル、ブラックドアミラーも専用装備だ。

インテリアでは、ウルトラスエードスポーツシートにレッドレザーを採用し、レッドステッチを施したシフトブーツと本革巻きステアリングホイールを装備する。さらに、「TRUENO Edition」ロゴ入りシフトノブとApple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチタッチスクリーンディスプレイと、プレミアム8スピーカーオーディオシステムを標準装備している。

GR86の2024年モデルは、ZFザックス製ダンパーとブレンボ製ブレーキで構成されるGR86パフォーマンス・パッケージを新設定。このパッケージは全グレードに適用可能だ。さらに2022年または2023年モデルのGR86には後付けで装着できる(18インチホイールが必要)という。

さらに、マニュアルトランスミッション搭載モデルには、新たに運転支援システムを搭載。ステレオカメラで前方を監視し、プリクラッシュブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報、先行車発進アラート、ハイビームアシストなどの機能を備えた、先日SUBARUがBRZへの搭載をアナウンスしたマニュアルトランスミッション車向けの「アイサイト」だ。

日本向けの「GR86」にも、2024年モデルの新装備とともに「TRUENO Edition」の導入に期待したい。

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