株式会社ホンダアクセスは、北極冒険家荻田泰永さんが主催する子どもたちとのプロジェクト「100マイルアドベンチャー」を今年、2023年もサポートすることを発表した。このプロジェクトは、全国から集まった小学6年生たちと荻田さんが100マイル(約160km)を超える距離を踏破するものだ。
●文:月刊自家用車編集部
2台のSTEP WGN Modulo Xをサポートカーとして提供し、子供たちの冒険をお手伝い!
ホンダアクセスがサポートする「100マイルアドベンチャー」。北極冒険家荻田泰永さんが主催する子どもたちとのプロジェクトで、全国から集まった小学6年生たちと荻田さんが100マイル(約160km)を超える距離を踏破するというもの。12回目となる今年は九州地方を歩く旅となり、約10日間かけて徒歩で歩くという。
「100マイルアドベンチャー」は、荻田さんが北極徒歩冒険行を通じて得た「知らない世界を知る」「自分の足で一歩を重ねて遠くのゴールにたどり着く」という喜びを子供たちにも経験してほしい、という思いから2012年にスタート。参加者が小学6年生に限定されるのにも理由があり、リピーターや違う学年の子など経験値の異なる子供たちのグループだと組織としての関係性が生じてしまいがち。そのため、全員が同じ条件で初めての経験にそれぞれの子供が向き合ってほしいという荻田さんの考えから、参加者が小学6年生に限定されている。
同じ学年、同じ立場のメンバーで100マイルという距離を長い時間かけて歩き切ることで、ひとりひとりの子供に合った成功体験を得ることができる冒険行は、子供たちの記憶に残る経験になるだろう。
この荻田さんの考えに賛同し、ホンダアクセスは今年も2台のSTEP WGN Modulo Xでサポートする。100マイルは東京から直線距離で福島県いわき市や静岡県焼津市付近の距離にあたり、この距離を子供たちが歩いて踏破するためには、さまざまなバックアップが重要だ。子供たちは自分の着るものや身の回りのものを持って歩くので、テントや食料といった重量のあるものをサポートカーで運搬。また、いざという時の緊急時にもすぐ対応できるよう、サポートカーは全ルートを子供たちに寄り添って移動する。
驚くことに、かつてこのプロジェクトに参加した6年生が数年後にスタッフとして参加することも多く、子供の時にはスタッフはサポートカーに乗れて楽だなと思っていたけれど、サポートする側になってみたらこんなに大変な仕事だったんだと話す人もいるそう。この活動が、関わる人たちにとってもさまざまな学びや成長の場になっていることがうかがわれる。
ホンダアクセスは「ホンダアクセスのサポートカー参加は今年で6回目を迎えます。今年も子供たちとスタッフのみなさん全員が無事に元気でゴールできるよう、サポートしてまいります。」とコメントしている。
■北極冒険家 荻田泰永(おぎた やすなが)さんプロフィール
カナダ北極圏やグリーンランド、北極海を中心に主に単独徒歩による冒険行を実施。2000年より2019年までの20年間に16回の北極行を経験し、北極圏各地をおよそ10,000km以上移動。世界有数の北極冒険キャリアを持ち、国内外のメディアからも注目される日本唯一の「北極冒険家」。
2016年、カナダ最北の村グリスフィヨルド~グリーンランド最北のシオラパルクをつなぐ1000kmの単独徒歩行(世界初踏破)
2018年1月5日(現地時間)、南極点無補給単独徒歩到達に成功(日本人初)
2018年2月 2017「植村直己冒険賞」受賞
2021年5月 神奈川県大和市に「冒険研究所書店」開業
日本国内では夏休みに小学生たちと160kmを踏破する「100milesAdventure」を2012年より主宰。北極で学んだ経験を旅を通して子供達に伝えている。
海洋研究開発機構、国立極地研究所、大学等の研究者とも交流を持ち、共同研究も実施。北極にまつわる多方面で活動。
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