
ボルボ・カー・ジャパン株式会社は2023年8月24日に、ボルボ史上最も小さな電気自動車のSUV である「ボルボEX30」を発表した。10月2日より先行してサブスクリプションの受付を開始。通常販売は11月中旬より開始予定。車両本体価格は559万円。サブスクリプションも提供され月額9万5000円となっている。
●文:月刊自家用車編集部
272PSのモーターと容量69kwhの高効率バッテリーを搭載。最大480㎞(欧州参考値)の航続距離を実現
ボルボ史上最も小さな電気自動車のSUV となる「ボルボEX30」。ボディサイズは全長4235mm、全幅1835mm、全高1550mm、ホイールベース2650mmと一般的な立体駐車場へ入庫できるサイズと広々とした室内空間を兼ね備えている。
最高出力272PS/最大トルク343Nmを発生するモーターを1機搭載し、駆動方式は後輪駆動式となる。ステアリングは右ハンドルのみで、サスペンションはフロントにマクファーソンストラット、リヤにマルチリンク式を採用。タイヤサイズは245/45R19で19インチアルミホイールが標準装備される。
バッテリーは高効率なNMCバッテリーを搭載。バッテリー容量は69kwhで、1充電あたりの航続距離は最大480㎞(欧州参考値)とされている。最大充電電力量は153kWhで、仮にこのスペックで充電した場合、26分強で、10%から80%まで充電が可能とのこと。充電方式は、AC200Vの普通充電と、CHAdeMO方式の急速充電を採用する。
最新の電気自動車らしく先進のインフォテインメントシステムを搭載。12.3インチのセンタースクリーンをダッシュボード中央に配置し、上部に速度や充電量、下部にナビゲーションやメディア関係の機能を表示することで使いやすさを追求。また、Google搭載のハンズフリー支援やナビゲーション、Google Playのお気に入りアプリが組み込まれ、ワイヤレスのApple CarPlayにも対応する。また、ボルボ初の試みとして、ホームオーディオからインスピレーションを受けたHarman Kardon製のサウンドバーも搭載する。
今回、発表された月額9万5000円のサブスクリプションは300台限定。申込金や頭金不要で、任意保険や諸費用が含まれ、契約期間は最長24か月、利用者の都合に合わせ3か月前の申し出でペナルティ無しで解約できるなど、透明性と利便性の高いパッケージとなっている。
ボルボ・カー・ジャパンの社長である不動奈緒美氏は、「欧州での発表から、間を置かず日本でEX30を発表できることを嬉しく思います。これは、日本市場に対するボルボ本社の高い期待の表れです。EX30は、小型のパッケージにボルボに期待される優れた点のすべてを凝縮しています。特に、日本からの要望が反映された、標準的な機械式立体駐車場に対応するEX30は、まさに日本にぴったりの車といえます。すでに日本でのボルボ車の販売にしめる電気自動車の割合は1割以上に達していますが、EX30の発売により、電気自動車の販売をさらに加速させるものと確信しています」とコメントしている。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(EV)
N-VAN e:用純正アクセサリー「デカール クォーターウインドウ」装着イメージ Honda e: TECHNOLOGYロゴをあしらった「デカール クォーターウインドウ」やEVの文字が目を引く「デカ[…]
主要素材を従来のポリプロピレンから、サステナブル素材であるリサイクルPET素材に置き換え、大幅な軽量化も達成 フロアカーペットマットのサスティナブル素材への変更は、ホンダが2050年までに全製品・企業[…]
N-VAN e: N-VANの特長である商用車としての積載性や空間価値を維持しながらEV化。WLTCモードで210km以上の航続距離を目標に開発中 ホンダは今回先行公開した新型軽商用EV(電気自動車)[…]
4つのグレードを導入。予定価格帯は400万~499万円 2023年3月にグローバル公開した「KONA」は、Hyundaiが日本で発売する2車種目となる電気自動車。11月1日からHyundai公式サイト[…]
登場した新EVコンセプト「コンセプト 20-23」は、ヨーロッパのデザインセンター設立20周年記念車 EVコンセプト「コンセプト20-23」は、ロンドンのパディントンに所在するデザインセンター設立20[…]
最新の関連記事(ボルボ)
XC60、XC90共通 XC60、XC90に共通する変更点・新外装色 ヴェイパーグレーの設定。・Googleアプリ/サービス」ならびに「ボルボ・カーズ・アプリ」の無償利用可能期間が、従来の4年間から5[…]
各種機能が標準装備となり、アプリの無償期間も延長 S60、V60、V60 Cross Country、S90、V90共通・新外装色 ヴェイパーグレーを設定・「Googleアプリ/サービス」ならびに「ボ[…]
充電スポットの拡大 今回の決定で、ボルボの電気自動車ドライバーは、新たに12,000基の急速充電ポイントを利用できるようになる。この数字は、テスラが同地域でスーパーチャージャー ネットワークを拡大し続[…]
Volvo EX30 exterior 4モデル目となる電気自動車 EX30は、ボルボ初の小型プレミアムSUVであり、同社の電気自動車のラインナップを4モデルに拡大するものだ。市場が完全電動化に向かう[…]
【1970〜80年代】ピックアップトラックの発展系として誕生。SUVの原型が見えてきた時代 JEEP・チェロキー JEEP・ワゴニア 【1990年代】現在の人気SUVの初代が続々と登場 TOYOTA・[…]
人気記事ランキング(全体)
→喫茶店のような雰囲気のキャンパーとは ベース車両はトヨタのタウンエース ベースとなる車両はトヨタのタウンエース。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、ハイエースより小ぶりなため、運転しやすく駐[…]
4LのV8ツインターボは、最高出力630馬力を発揮 アウディのRSシリーズは、アウディのレーシングモデル&スポーツグレードの開発や製造、販売を担当する「Audi Sport GmbH」が手掛けるスポー[…]
→オシャレなプロボックスとは ベース車両はプロボックス ベースとなる車両はトヨタのプロボックス。 商用車として、街で見かけることも多いプロボックス。最近ではアウトドアユーザーからも注目を浴びている人気[…]
→軽トラに積めるミニハウスとは フィギュアじゃないよ! 軽トラックの荷台に積載する形で展示されていたのがこちらのミニハウス。 精巧なフィギュアのような佇まいであるが、実際に人が中に入ることができるよう[…]
→広さ重視のキャンパーとは ベース車両はミツビシのデリカD:5 ベースとなる車両は、ミツビシのデリカD:5。 オフロードにも対応できるミニバンとして、唯一無二の存在であるデリカD:5は、ミツビシ伝統の[…]
最新の投稿記事(全体)
「Ultium(アルティウム)」バッテリーを搭載する、GMとの共同開発モデルとして誕生 今回、ホンダの北米現地法人のアメリカン・ホンダモーターが発表した「プロローグ」は、その名の通り、北米におけるEV[…]
→モダンで豪華な和室のようなトレーラーとは ネイビーと木材の色が美しい外装 トレーラーの外装はネイビーのパネルと薄めの色の木材の見事なコンビネーションがとても美しい。 入り口は左側に位置し、右側と前部[…]
新型「GLE」「GLE クーペ」 最新の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」「MBUX ARナビゲーション」を標準装備化 現行モデルの「GLE」は、2019年6月に導入された2世代目にあ[…]
N-VAN e:用純正アクセサリー「デカール クォーターウインドウ」装着イメージ Honda e: TECHNOLOGYロゴをあしらった「デカール クォーターウインドウ」やEVの文字が目を引く「デカ[…]
「ハイラックス」Zグレード 「Z」グレードにパノラミックビューモニター付きディスプレイオーディオを標準。ボディカラーも一部変更 今回の一部改良では、「Z」グレードにナビゲーション機能付きディスプレイオ[…]
- 1
- 2