日産自動車は、軽自動車の「デイズ」をマイナーチェンジし、2023年内に発売することを発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
フェイスリフトに加え、軽自動車初となるBSWとRCTAの採用で、360°セーフティアシストを実現
「デイズ」は、スタイリッシュなデザインに広々として質感の高いインテリア、さらに運転支援技術「プロパイロット」や「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「踏み間違い衝突防止アシスト」を始めとする充実した先進安全技術で好評を得ている軽ハイトワゴン。
今回実施されるマイナーチェンジでは、安全装備をさらに充実させるとともに、デザインの変更や使い勝手の向上が図られている。
マイナーチェンジモデルの改良や変更点
デザインの進化について
ラジエーターグリルを一新することで、新意匠のデジタル・Vモーションを採用。ハイウェイスターシリーズは、Vモーションの太さが上下にグラデーションで変化するクロームメッキのラインや、水平基調のワイドなリヤバンパーを採用したことで、精悍かつ先進観を感じられるスタイリングを手に入れている。
XとSグレードは、デジタル・Vモーションとヘッドランプ、フロントグリルを一体化させることで、モダンで親しみやすいデザインへ進化。足元のアクセントとして、スポーティーな印象を持つ14インチの切削アルミホイールをハイウェイスターシリーズに採用。日本の風景にマッチする立体的で和モダンなフルホイールカバーを、デイズシリーズに新設定している。
インテリアは、ハイウェイスターXシリーズに、ブラウン系とブルー系の混色配合で作った深みのあるブラックのトリコット地にエンボス加工を施したシート地を採用。ハイウェイスターGターボシリーズには、カシス色のアクセントがのぞくパーフォレーション加工を施したフルレザー調素材を採用。
ハイウェイスターシリーズのボディカラーには、日産初採用のシルキーライラックを含む6色の新色を加え、2トーン5色とモノトーン7色の合計12色、X、Sグレードには2トーン3色とモノトーン8色の全11色のバリエーションを選ぶことができる。
安全性の向上について
軽自動車として初めて「後側方車両検知警報(BSW)」と「後退時車両検知警報(RCTA)」を標準設定。後側方の安全性を強化することで、360°セーフティアシストを実現している。また、これまでハイウェイスターシリーズに標準装備していた、「LEDヘッドランプ」を、新たにXグレードにもオプション設定。同時に「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」も、自転車に乗った人の検知を可能とする改良が実施された。
使い勝手の向上
助手席側のインストルメントパネル上に設置したトレーをより深い形状とすることで、小物を置きやすく、転がり落ちにくい形状に改良。カード置き場を新設した他、カップホルダーにフラップを追加。ステアリングヒーターも設定された。
駆動 | エンジン | グレード | ミッション | 価格 |
2WD | BR06 | S | エクストロニック CVT | 143万7700円 |
X | 147万8400円 | |||
BR06-SM21 | ハイウェイスターX | 169万8400円 | ||
ハイウェイスターX プロパイロットエディション | 179万8500円 | |||
BR06-SM21 インタークーラーターボ | ハイウェイスターG ターボ | 183万8100円 | ||
ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション | 192万9400円 | |||
4WD | BR06 | S | 158万8400円 | |
X | 162万9100円 | |||
BR06-SM21 | ハイウェイスターX | 184万9100円 | ||
ハイウェイスターX プロパイロットエディション | 194万9200円 | |||
BR06-SM21 インタークーラーターボ | ハイウェイスターG ターボ | 198万8800円 | ||
ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション | 208万100円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニッサン)
ベース車両は日産のキャラバン ベースの車両は日産のキャラバン。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 キャラバンはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力。普[…]
パーツ交換で違う車に変身!奇想天外な小型車(※米国限定) 1986年に登場した、日産の2代目エクサ(EXA)は、ボディ後半部分が樹脂製で、アメリカではクーペとワゴンに変身が可能な、ユニークなコンセプト[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
大メーカーに呑み込まれた航空機エンジニアの気概が、先進の小型車を生んだ ひと口に自動車メーカーと言っても、その歴史や成り立ちにより社風や個性は違う。1966年に合併した日産とプリンスも、まったく異なる[…]
“壊れないクルマ”を証明した日本車の海外ラリー挑戦、現場では様々なパーツが開発された歴史あり 今どきの日本車は、オイル交換などの最低限のメンテナンスさえしておけば、壊れるリスクはかなり低い。日本国内だ[…]
最新の関連記事(軽自動車)
ベース車両はスズキのエブリイ オシャレなツートンカラーが印象的なキャンピングカーだが、ベースとなる車両はスズキのエブリイ。燃費の良さや、運転のしやすさが際立つ軽自動車であるにもかかわらず、広い車内空間[…]
ベース車両はトヨタのピクシスバン ベースとなる車両はトヨタのピクシスバン。商用車の魅力ともいえる荷室長と荷室高が魅力、荷物を積んで運ぶこと徹底的に突き詰めた車両だけに、開口部も広く低い床は荷物を積んだ[…]
タイヤに被せるだけの簡単取り付け 降雪地帯やアウトドアレジャー好きの方であれば、スタッドレスタイヤは当然用意するもの。しかし「稀に雪に見舞われる」程度の地域であれば、場所をとり、交換の手間がある上に”[…]
ベース車両はダイハツのアトレー ベースとなる車両はダイハツのアトレー。燃費が良く小回りの効く軽自動車でありながら、車内スペースが広く、多くの荷物も積み込める人気の車。キャンピングカーイベントではベース[…]
航空機エンジニアが心血を注いだ国産車たち 今ではよく知られていることですが、工業製品の商品企画にはプロダクト アウト型とマーケット イン型というふたつのスタイルがあります。 ごくごく大雑把にいうと、プ[…]
人気記事ランキング(全体)
知っているようで、実は見落としているマイカーの機能 全てを知っているつもりでいても、実は意外と活用できていない機能が存在するのがクルマ。今回は、給油にまつわる見落とされがちな機能を紹介しよう。 給油口[…]
車載ジャッキの使い方の基本 ジャッキというと、車載ジャッキを思い浮かべるビギナーは多いハズ。しかし、車載ジャッキはあくまでパンクのときなどのための応急用であり基本的にメンテナンスでは使用してはならない[…]
タイヤの基本点検テクニック タイヤは安全に直結する最重要なパーツ。摩耗が限界まで進んでいたり空気圧が適正でないと、乗り心地ウンヌン以前に危険なので、キッチリとチェックしておきたい。 また、タイヤは足回[…]
車内を暖かく! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていきましょう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイ[…]
ベース車両はホンダのフリード ベースとなる車両はホンダのフリード。街乗りでも違和感がないうえに、広い車内スペースが、アウトドアでも大活躍する車だ。 小回りが効くサイズ感で運転しやすいフリード。しかしな[…]
最新の投稿記事(全体)
傘をさしたままオープンカーで走行!これってアリなの? オープンカーの魅力は開放感や自由さにあるといっても過言ではないでしょう。特に夏の時期は風を感じながら海沿いをドライブするなど、オープンカーでしか味[…]
タイヤの基本点検テクニック タイヤは安全に直結する最重要なパーツ。摩耗が限界まで進んでいたり空気圧が適正でないと、乗り心地ウンヌン以前に危険なので、キッチリとチェックしておきたい。 また、タイヤは足回[…]
R32型スカイラインGT-R(BNR32)が令和に蘇る! 2025年1月10日(金)~1月12日(日)、千葉県の幕張メッセで開催されるカスタマイズカーショー、東京オートサロン2025。 日産自動車株式[…]
内外装を黒で染め上げた、1ランク上のレイバックを投入 今回の一部改良で、「Limited EX」をベースとした特別仕様車「Black Selection」を新設定。 特徴としては、インテリアの本革シー[…]
エクステリア&インテリアデザインの変更を実施 今回実施された改良では、一部グレードのインテリアデザインを変更。「Smart Edition EX」には「GT-H EX」のインテリアを採用、「Black[…]
- 1
- 2