フォルクスワーゲンは、電動モデルのフラッグシップモデル「ID.7」のエステートカーである「ID.7ツアラー」を発表。ヨーロッパ全土での先行販売は今年の第 1 四半期に開始される予定だ。
●文:月刊自家用車編集部
最大航続距離685km、最新世代の電気駆動システムを搭載。
「ID.7 ツアラー」は、2つのバッテリーサイズを設定。最大のバッテリーサイズでは、685kmのWLTP航続距離を達成。また、DC急速充電ステーションで最大200kWの充電容量向けに設計されており、30分未満で10~80%まで充電可能だという。
ラゲッジ容量は、5 人乗車時で最大 605 リットル。前席の背もたれとルーフまで荷物を積むと、この数値は最大 1714 リットルとなる。
「ID.7 ツアラー」は、小型制御モーターによって自動的に操作される通気口、新しいツボ押しマッサージ機能を備えたエルゴアクティブシートおよび自動空調機能や、スマート ガラスを備えたパノラマ サンルーフを装備。パノラマサンルーフは、ガラス層を不透明または透明に電子的に切り替えることが可能となっている。
Wellness In-Car アプリも新しくなっており、事前に設定された 3 つのプログラム (フレッシュアップ、カームダウン、パワーブレイク) によってさまざまな車両機能を調整でき、走行中や休憩中のドライバーの健康状態を向上させることができる。また、車両装備に応じて、アプリは背景照明、サウンド、空調、スマートグラス機能、シート空調およびシートマッサージに加え、ID.LIGHT およびインフォテインメント画面を操作できる。
「ID.7 ツアラー」は、拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイを標準装備するなど、革新的な技術を搭載して発売される。これにより、走行に関連する情報がドライバーの視野に投影され、ドライバーの目は道路に集中し続けることができるという。同時に、AR ヘッドアップ ディスプレイにより、クラシックな計器がコンパクトになるため、コックピットのアーキテクチャが変更される。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新車)
BEWITH製のプレミアムサウンドシステムで、走るコンサートホールを実現 今回導入される「C5 X Auditorium Edition」は、「C5 X MAX」をベースモデルに、約30万円相当の高音[…]
「アクティブ ☓ ブラックEX」をレギュラーグレードに昇格 今回発表された一部改良では、これまで特別仕様車として展開していた「アクティブ ☓ ブラックEX」をレギュラーグレードに昇格し、さらにボディカ[…]
プジョー・トタルエナジーズの9X8が参戦することを記念した特別仕様車 今回導入される「308 GT HYBRID Special Edition」は、9月13日~15日の日程で開催される「2024 F[…]
約23万円相当のアクセサリーを特別装備 今回導入される「グランドチェロキー リミテッド スペシャルエディション」は、人気グレードのリミテッドをベース車両に、ドライブレコーダー、サイドバイザーなど約23[…]
BMW Mの高性能が宿る、最上級のハイパフォーマンスモデル BMW M4は、BMW M社が開発した高性能モデル。日本に導入される国内仕様車は、エンジンパワーを向上させたコンペティション仕様であり、さら[…]
最新の関連記事(フォルクスワーゲン)
VW社創業以来初のドイツ工場閉鎖 フォルクスワーゲン社は、創業以来初めてドイツ国内の工場の閉鎖を検討しているというニュースが飛び込んできました。理由は、EV需要の低迷や中国EVの台頭による競争力低下で[…]
輸送費の上昇と一部モデルの仕様変更が理由 今回発表された価格改定は、「Polo」「Golf Touran」「T-Roc」の3モデルが対象。フォルクスワーゲンジャパンは、今回の価格改定の理由を、輸送費の[…]
全世界累計120万台を超えるベストセラーモデル 「T-Cross」は、2019 年の欧州デビューからわずか 5 年で全世界累計販売台数が 120 万台を超えるコンパクト SUV のベストセラーモデルの[…]
累計3400万台を記録する、VWのベストセラーモデル 1973年の発売以来、50年以上の歴史を誇るパサート。これまでに累計3400万台以上が販売されており、これは、同社のアイコンのひとつ「ビートル」を[…]
さらに進化を遂げたゴルフとゴルフヴァリアント 2021年に国内に導入された8 世代目の「ゴルフ 」は世界的なトレンドである「電動化」、「運転支援機能の強化」、「デジタル化」の領域において飛躍的な進化を[…]
人気記事ランキング(全体)
こんなクルマ:独自の美しいスタイリングでファンを魅了 日本初のスペシャリティカーとして、1970年に登場した初代セリカ。スポーツカーのようなスタイリングや走行性能を持ちながら、1960年代までのスポー[…]
ステップワゴンの乗り味をスポーティに! 今回発売されるステップワゴン用の「スポーツサスペンション」は、車高を純正比約-10mm落とし、車両のロールを低減し旋回時の安定性を向上。乗り心地を損なわずにワイ[…]
アルミのキズは放置厳禁、油断するとすぐに腐食してしまう アルミは腐食しないと思っている人が多いが、実はキズついたまま放っておくとあっさりと腐食してしまう。アルミホイールは特殊な表面処理によって腐食しに[…]
グローバル1000万台を超える出荷実績を持つビックブランドが、満を持して日本上陸へ 「MIO」は台湾に本拠を構えるカーエレクトロニクス・AIoTの多国籍企業「MiTAC Digital Technol[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
最新の投稿記事(全体)
シビックタイプ R:モデル概要 シビックタイプ Rはシビックをベースとし、エンジンや足回り、空力など細部までチューニングが施されたスポーツカーだ。駆動方式はFFのみ。サーキットでのFF最速の座を狙った[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
ステップワゴンの乗り味をスポーティに! 今回発売されるステップワゴン用の「スポーツサスペンション」は、車高を純正比約-10mm落とし、車両のロールを低減し旋回時の安定性を向上。乗り心地を損なわずにワイ[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
グローバル1000万台を超える出荷実績を持つビックブランドが、満を持して日本上陸へ 「MIO」は台湾に本拠を構えるカーエレクトロニクス・AIoTの多国籍企業「MiTAC Digital Technol[…]
- 1
- 2