![](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2024/05/TOP-1.jpg)
●文:月刊自家用車編集部(Peacock Blue K.K.)
高級車ディーラーを訪ねるのなら、それなりの服装が必要?
高級車ディーラーを訪ねる際、服装がどれほど重要かという話はよく議論されています。
中には「ラフな格好で行ったらぞんざいに扱われた」「軽自動車で行ったら対応してもらえなかった」などといった意見もあり、実際どんな格好をして行けばいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
高価なクルマを扱う場所では、多くの人がそれに見合ったドレスコードが求められると考えているかもしれませんが、実際のところ、服装が接客の質に影響を与えるかどうかは、一概には言えないのも事実のようです。
本気で買いに来た客なのか? そこが販売店サイドの熱量を大きく左右する
高級車ディーラーの営業担当はプロフェッショナルです。
営業担当は、顧客がどのクルマを選ぶかに対して真摯に対応することを求められています。
身なりで接客を変えることはほとんどないと言われており、むしろ顧客一人ひとりに向き合って真剣に耳を傾けようとしていると考えられます。
しかし、これはあくまで常識的な話の範疇で、実際の対応は異なるケースもあるとのこと。
たとえば、ある高級外車から国産高級車への乗り換えを検討している人が、仕事着のままセカンドカーの軽自動車で新規ディーラーに行ったら、誘導/出迎えがなく、営業担当にも相手されなかった…といった話もあるそうです。
考えられる理由としては、高級車ディーラーごとのブランドイメージと、それぞれの客層が関係している点が挙げられます。
ひとくちに高級車と言っても、その車を所持することが一種のステータスになるものから、単にクルマ/ドライブ愛好者に人気なものまで、さまざまなブランドがあります。
後者であれば、純粋に乗り心地を試しにディーラーを訪ねる人が多く、比較的ラフな格好の人が集まりやすい傾向があるとのこと。
反対に前者の場合、自身のステータスになるクルマを求めている人が多いため、お洒落なスーツや高級なバッグ/腕時計を身につけた人がディーラーに集まりやすいと言います。
服装によってディーラー側の質が変わるとは、一概には言えないようだ
服装はあくまでの判断基準のひとつ。ホット客ならまったく問題なし
こうした事情を踏まえると、来店時のドレスコードによって対応の質が変わることはありえるのかもしれません。
ただし、これは非常にレアなケースであり、多くの場合、接客の質はほかの要因によって左右されることのほうが一般的です。
前述したように、高級車ディーラーの営業マンはプロフェッショナルであり、顧客から購買意欲が感じられれば、親切で丁寧な接客をしてくれます。
そのため、実際は顧客の服装よりも、対話の内容や態度による印象のほうが接客の質に影響を与えると言われています。
また高級車ディーラーでは、自社の従業員が常に高い水準のサービスを提供するよう、ミステリーショッパー(覆面調査)のような品質保持策が取られていることもあるそうです。
こうした事情からも、ドレスコードを理由に接客の質を落とすことはほとんどないと言えるでしょう。
TPOに応じた服装を着用することは、なにも高級ディーラーに限った話ではない
フォーマルさにこだわりすぎる必要はないが、TPOに応じた服装の方が商談はスムーズ
では、それでもなお服装に気を使う人がいるのは一体なぜでしょうか?
きちんとした服装は、相手に対する敬意と自分自身を表現するものであり、高額の取引が行われる高級車ディーラーでは、その場の雰囲気に合わせた服装を選ぶことが重要だとも考えられます。
これは高級車ディーラーに限った話ではなく、TPOに応じた服装をすることは、どんな場所であっても最低限のマナーです。
高級レストランにサンダルと上下ジャージで行く人がほとんどいないのと同じで、高級車ディーラーでのドレスコードは、派手過ぎず、かつ安価な印象を与えないような格好が適していると言えます。
このように、高級車ディーラーでのドレスコード問題は、事実とも都市伝説とも言えます。
大事なのは、その場の雰囲気に溶け込むことで、受付/営業担当だけでなく、ほかの来店客にも不快な印象を与えないような服装を選ぶことがポイント。
服装を通じて相手に敬意を示し、自分自身も尊重されるような心持ちで店を訪ねることが、高級ディーラーでの適切なマナーと言えるでしょう。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(トリビア)
使い分けには意味がある!サイレン音の違いとは 消防車をはじめとした緊急車両のサイレンは、非常事態を知らせる重要な役割を果たしています。しかし、日常の中でサイレンを耳にする機会は多くても、その違いを理解[…]
やりがち?エンジンをかけたままクルマから離れる行為 エンジンをかけたままクルマから離れる行為は、交通法規により禁止されています。この行為をおこなった場合は”停止措置義務違反”に違反する行為にあたり、違[…]
汚れが洗い流される?梅雨の時期は洗車しなくても良いのか 車の外装は、汚れ/塩分/酸性雨/鳥のフンなど、さまざまな要素によって常にダメージを受けています。これらの汚れを放置しておくと、塗装が傷ついたり、[…]
商業施設の駐車場で見かける「右折入庫禁止」とは? そもそも道路標識には”本標識”と”補助標識”の2種類が存在します。本標識とは国土交通省や自治体が設置している標識で、下記の4種類に分類されます。 まず[…]
いったいなぜ?”助手席”と呼ぶ理由とは? 実は、”助手席”という表現は日本独特のものであり、英語圏では”Passenger Seat”、つまり”乗客席”と呼ばれます。これは英語圏/日本の文化的背景が違[…]
人気記事ランキング(全体)
コスパの高さは最高クラス 外壁や玄関の掃除、洗車などで活躍する高圧洗浄機。人力では落とせない頑固な汚れを落とすことができるため、家庭での使用も増えてきている。しかし、高圧洗浄機は価格が比較的高く、なか[…]
→2人暮らしができるレベルのキャンパーとは ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースは[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
上級を意識した内外装仕立てで、新たなユーザー層の獲得を狙う 「新しいコンパクトSUVの市場を切り拓く」そんな狙いを持って、この秋インドから日本国内への導入が予定されている新型フロンクス。コンパクトカー[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
最新の投稿記事(全体)
耐水&耐荷重もバッチリ 「ハードシェルソーラーセンサーライト」は、駐車場や庭にピッタリな地面に設置できるソーラー充電式ライト。IPX7の防水性能と耐荷重に優れ、耐荷重約1tで車で踏んでも壊れない頑丈な[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
新型LBX MORIZO RR実力チェック 新型オーラNISMO詳細解説 新型フロンクス先行試乗リポート! 今こそ買いたい!注目モデル10選! 人気ミニバン BEST BUY WLTCモード燃費付き […]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
愛車に個性を持たせよう! カーショップコネクトでは、エプロンや被せるような汎用タイプとは違い、クルマのシート形状ごとに型取りを行って、ジャストフィットするシートを販売している。色やデザインを自由に選ぶ[…]
- 1
- 2