●文:月刊自家用車編集部(Peacock Blue K.K.)
待望の新型SUV!販売店の反響は?
2024年3月22日、ホンダから待望の新型SUV「WR-V」が発売されました。
特筆すべきはその価格設定で、コンパクトSUVでありながら、209万8800円から248万9300円という驚きの低価格を実現しています。
売上の伸びはとても好調で、発売から1ヶ月経った4月22日時点での受注台数は約13,000台となり、当初の販売計画である月3,000台を大きく上回っているそうです。
また購入者は、軽自動車/コンパクトカー/SUVなどから乗り換えるユーザーが多く、3種類あるグレードの中間に位置する「Zグレード」の人気が高いとのこと。
ボディカラーは「プラチナホワイト・パール」がもっとも選ばれており、次点で「クリスタルブラック・パール」が人気だと言われています。
今後も市場の反応が気になるWR-Vですが、ディーラーではどのような評価を受けているのでしょうか。
実際にディーラー担当者から話を聞いたところ、WR-Vは人気が高く、おもに若いファミリー層が購入している傾向があるそうです。
選ばれている理由として、ほかの同じ大きさのクルマよりも比較的リーズナブルで手が出しやすいからと言われています。
また、見た目のスポーティーさに惹かれて選ばれることも多いとのことです。
おすすめのグレードに関して尋ねたところ、自身の求める要望やタイプによって選んでほしいとのことでした。
なお、WR-VのグレードはX/Z/Z+の3種類。
ベーシックなXグレードとZ、Z+ではタイヤホイールのインチサイズが違ったり、電動格納ミラーがついていたりと、それぞれのグレードで見た目/快適装備の有無が異なります。
したがって、グレードは予算や自分の好みで選ぶのがおすすめというのが、ディーラー担当者の意見でした。
また購入時によく選ばれるオプションは、ETC/ドライブレコーダー/ドアバイザーの3つが多いそうです。
価格の明言はありませんでしたが、これらのオプションを選んだ場合は本体価格からの値引きができるため、要相談とのこと。
またWR-Vの納期はグレードによってばらつきがあり、納品には3~4ヶ月ほどかかるそうなので、8月末から10月にかけてを目安にしてほしいようです。
ちなみに、車名のWR-Vは「Winsome Runabout Vehicle」の頭文字を組み合わせたもので、「楽しさ」や「快活」さといった意味があり、WR-Vとの毎日を楽しんでほしいという思いが込められていると言います。
グランドコンセプトを「VERSATILE FREESTYLER」としており、従来のSUVに見られる既成概念や固定観念を覆すアプローチが取り入れられています。
さらに全体の設計において、WR-Vは運転のしやすさを重視。
運転席からの視界は広く確保され、フロントフードの端が見えるデザインにより、車両前方の距離感が把握しやすくなっています。
また、操作しやすいステアリング/ペダルの配置はセダンに近い運転姿勢を実現し、ドライビングの楽しさが向上しているだけでなく、最低地上高195mmという、コンパクトSUVクラスの中でもトップレベルの過失空間を実現しています。
さらにエクステリアは、厚みのあるボディ造形とスクエアなフロントグリルが特徴的で、堂々とした佇まいが表現されています。
フルLEDの採用や、前後のライトのデザインにこだわりを持たせることで、スタイリングから安心と信頼を感じられるようなデザインを目指したそうです。
インテリアにはシンプルで直感的に操作できるレイアウトが採用され、7インチのTFT液晶メーターにより、基本情報や詳細設定など必要な情報が一目で確認できます。
ダイナミクス面では、1.5L DOHC i-VTECエンジンが採用されたことで、静粛性と高出力を両立。
さらに、CVTの協調制御「G-design Shift」によるリニアな加速感や、運転の意思に的確に応えるハンドリング性が追求されています。
安全技術においては、「Honda SENSING」が全タイプに標準装備されているため、都市部での使用はもちろん、アウトドアにも最適なSUVとして確固たる地位を築いていると言えるでしょう。
このように、ホンダのWR-Vは発売されて間もないにもかかわらず、若いファミリー層を中心に人気を集めています。
車名やグランドコンセプトの通り、さまざまなライフスタイルやニーズに応える新時代のSUVとして、その地位を確立しつつあります。
納品の目安は3~4ヶ月とのことなので、購入を検討している人はスケジュールも考慮しておくとよさそうです。
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