
空冷VWの車両火災のニュースが飛び込んできた。運転手に怪我はなかったとのことだが、全焼した車両の映像を見て、オーナーの胸中を察すると、いたたまれない気持ちになる。そして空冷VW乗りとしては、他人事ではない。なにか対策はないだろうか。
●文/まとめ:ストリートVWs編集部
空冷VWの火災がニュース映像に……
空冷VWの車両火災のニュースが飛び込んできた。
運転手に怪我はなかったとのことだが、全焼した車両の映像を見て、オーナーの胸中を察すると、いたたまれない気持ちになる。
そして空冷VW乗りとしては、他人事ではない。なにか対策はないだろうか。
車両火災の原因の多くはエンジンルームから
車両火災の原因はエンジンルームであることが多い。発火の引き金となる電気と燃料が張り巡らされているからだ。
空冷VWのエンジンはコンパクトにまとめられている。中央にキャブレターを備え、そこへガゾリンを送るポンプとホースのつなぎ目が多数ある。そして、そのすぐ左に点火を司るディストリビューターやコイルが配置され、右には発電機が備わる。
もしも電気系統のリークで火花が発生し、同時に燃料ホースからガソリンが漏れていたら・・・いつ炎が上がってもおかしくないのだ。
●燃料ホースやフィルターの劣化
●燃料フィッティングの緩み
●配線の劣化や緩み
●DIY作業のミス
これらのポイントは定期的に点検をしておきたい。
それと同時に、万一の車両火災に備えるにはどうすればいいだろうか?
装着簡単な自動消火システム「ブレイズカット」
消火器を車両に搭載している人もいると思う。しかし、実際にエンジンルーム内で火災が発生していることがわかったとして、どう消火するか。エンジンリッドを開けた瞬間に大量の空気が入り、燃え広がるかもしれない。そうなると消火器1本では足りないこともある。
そこで最近注目なのが、自動消火システム「ブレイズカット」だ。
これは2~4メートルのチューブの中に消火剤を封入したアイテム。このチューブをエンジンルームに装着しておくと、エンジン火災が発生した場合に熱でチューブが溶けることで、自動的に消火剤が噴出される仕組みだ。
左 自動消火システム「ブレイズカット」の長さは2~4メートルがラインナップ。チューブは半透明かブラックを選択できる。/右 ブレイズカットをVWビートルのエンジンリッド裏に装着した例。穴あけ不要で簡単に取り付けできる。
ボディに穴を開ける必要もなく、タイラップやクランプで簡単に装着できる。早期に作動するため延焼を最小限に抑えられる可能性が高く、消火剤は腐食性のない気体状であるため、消化後に残ることもない。消化後に修理復旧できる可能性も非常に高まるのだ。
大切な愛車と命を守るために、万が一に備えて装着しておきたいアイテムである。
「ブレイズカット」の効果は、BLAZECUT社の正規輸入代理店であるGAKUYAのホームページで紹介されているので、ご覧いただきたい。また、VWスペシャルショップのFLAT4でも取り扱っているので、実際に空冷VWに装着したい人は、効果的な設置方法などを相談してみるといいだろう。
GAKUYA
〒579-8025 大阪府東大阪市宝町17-40
TEL:072-983-2468
FLAT4 Co., Ltd.
〒231-0827 神奈川県横浜市中区本牧和田12-4
TEL:045-305-6900
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
運転中に荷物が崩れる瞬間が、思った以上に危険な理由 クルマでの買い物は便利だが、ラゲッジに積んだ荷物が走行中に倒れる問題は意外と深刻だ。発進時やカーブで荷物が動く音が聞こえるたび、無意識に注意がそちら[…]
直6の「GT-R」ではなく直4の「RS」としてイレギュラー気味に誕生した戦闘機 「DR30型」の「スカイライン2000ターボRS」が誕生したのは1983年です。「2000ターボRS」グレードは、198[…]
「Z」と「アドベンチャー」専用プログラムを用意 今回導入される新型RAV4のモデリスタパーツは、「Z」と「アドベンチャー」のおのおののグレードに対応する専用プログラムが設定される。 「Z」向けのエアロ[…]
901運動で生まれた硬派なつくりの上質セダン 初代の「P10型・プリメーラ」が発売されたのは1990年です。まさにバブル経済で日本中がうかれまくっていた時代で、自動車業界では「ユーノス・コスモ」、「三[…]
車種専用設計だから、ピッタリ装着。見た目にも違和感なし カーメイトと言えば、使い勝手の良い様々なカーグッズをリリースしており、多くのユーザーから評価されているブランドとして知られている。今回紹介するの[…]
最新の投稿記事(全体)
空気の壁を味方に変える、最新エアロパーツを装着 「RZ600e“F SPORT Performance”」は、BEVブランドへの変革を象徴するRZシリーズの頂点として、エアレースパイロットの室屋義秀選[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
「モンスターハンター」の世界観を投影した、ジムニーノマドを展示 今回のスズキブースの出展テーマは「Life with Adventure」。ワクワクの冒険心を掻き立てる展示や演出で、来場者を楽しませる[…]
出力特性強化に加えて、航続距離&充電性能も大幅向上 今回の改良では、BEVシステムを全面刷新。モーターの高出力化や航続距離の伸長、充電時間の短縮を図ることで、実用性と動力性能を大幅に向上させている。 […]
GR GT3とGR GT 12月5日に発表されたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)の「GR GT」 12月5日にTGRが発表したフラッグシップスポーツカー「GR GT」。これはTGRが目[…]
- 1
- 2
















