
ヒョンデとトヨタは、モータースポーツ文化をさらに発展させていくために、「Hyundai N × TOYOTA GAZOO Racing Festival」を韓国の龍任(ヨンイン)にて開催した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
Hyundai N × TOYOTA GAZOO Racing Festival
開催された「Hyundai N × TOYOTA GAZOO Racing Festival」は、世界ラリー選手権(WRC)の参加者であるヒョンデ NとTOYOTA GAZOO Racingが手を組み、両社の高性能量産車やレーシングカーなどを展示。また、ヒョンデモーターグループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長とトヨタの豊田章男会長が本イベントに来場。ユーザーとの関わりを深めるという両社の取り組みを強調することになった。
左:鄭義宣(チョン・ウィソン)会長 右:豊田章男会長
豊田章男会長はヤリスのWRC車両で、チョン・ウィソン会長とともに、ドーナツターンなどのパフォーマンス走行を披露し、会場を沸かせた。
ヒョンデ Nは、i20 N Rally 1 Hybridやi20 N Rally2の試乗車両を含め、IONIQ 5N、そしてIONIQ 5 N Drift Specなど、高性能ブランド「N」のラインナップを紹介。ブースにて、ヒョンデ N の新しい高性能ビジョンを体現する新しいテスト車両「RN24」、ヒョンデが水素技術の革新のため力を注いでいることを示す水素燃料電池ハイブリッド「N Vision 74」、また、パイクスピークを制した「IONIQ 5 N TA Spec」やファンに人気の「ElantraN」も展示された。
トヨタは、「GRヤリス ラリー1 ハイブリッド」、「GRヤリス ラリー2」、「GRスープラ」、「GR86」といった高性能ラインナップでショーランに参加。また、トヨタの WRC ドライバー勝田貴元、TOYOTA GAZOO Racing World RallyTeam 監督のヤリ-マティ・ラトバラ、そして日本ラリー選手権で 9 度のチャンピオンに輝き、勝田貴元の父でもある勝田範彦が登場。さらに、次世代に向けた取り組みとして、ORC ROOKIE Corolla H2 concept やスプリンタートレノをベースにし、マニュアルトランスミッションがついている水素内燃エンジン車「AE86 H2 Concept」などを展示した。
そのほか、龍仁サーキットを走行できるプログラムや、マスタードライバーのモリゾウのドライブを体験できる「WRCサーキットタクシー」など、参加者が楽しめるイベントが実施された。
両社会長のコメント
鄭会⻑
ヒョンデの高性能ブランド“N”を通じて、すべての車ファンの皆様に感動をお届けし、満足していただけるよう尽力しています。より多くの方々がドライビングの愉しさを味わえるよう、トヨタと共にモータースポーツでも前進し続けます。今年初めに豊田章男会⻑とお会いした際、私たちはモータースポーツに対する共通の情熱を見出し、その結果としこのイベントを開催できたことを大変嬉しく思います。豊田会⻑は自動車業界で私が深く尊敬する方であり、本日ここで一緒にいられることを光栄に思います。
豊田会長
今年初めに鄭会⻑と日本でお会いした際にこの話で盛り上がり、なんと 10 か月後にこのようなイベントの開催を実現できました。イベントの実現をサポートしてくださった多くの方々に心から感謝しています。トヨタとヒョンデが一緒に手を取り合って、より良い社会、そしてモビリティの未来をつくっていきたいと思います。
ヒョンデ ラリーチームと TOYOTA GAZOO Racing ラリーチームは、FIA 世界ラリー選手権の最終戦である日本の愛知県と岐阜県で、11 月 21 日(木)から 11 月 24 日(日)に開催される「FIA 世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン 2024」において両チームのダイナミックなパフォーマンスを披露する。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新車)
外装塗装の変更に伴い、価格改定も実施 今回実施される一部改良では、シビックRSやフリードに導入されている新たな外装塗料を採用。塗料に使用するクリア材を、従来のアクリルメラミン素材から、より機能が向上し[…]
408&308で好評のボディカラー「オブセッションブルー」を採用 今回導入される「GT Obsession Blue」は、GTグレードに、2008初採用のボディカラー「オブセッションブルー」をまとった[…]
トヨタのマルチパスウェイ戦略を占う重要モデルが、北米で初お披露目 今回発表された「bZ Woodland」は、今後、北米で大きな販売シェアを期待できるe-SUVカテゴリーをターゲットに開発されたモデル[…]
6月24日の正式発表に向けて、ティザーサイトを先行公開 アルファロメオ ジュニアは、イタリアならではの美意識と情熱的なスピリットを注ぎ込み、アスリートの研ぎ澄まされた筋肉美を彷彿とさせる躍動感あふれる[…]
過酷な道路環境を模したテストコースで得た、走りの質を高める改良を実施 レクサスLBXは、2023年12月の導入以降、60以上の国と地域で、約6.5万台(2025年3月末時点)の販売実績をもつクロスオー[…]
最新の関連記事(トヨタ)
不可能と思われたハイブリッド量産に挑んだG21プロジェクト 1997年暮れに世界初の量産ハイブリッド車として初代プリウスが発売されてから、すでに27年が歳月が過ぎた。しかもその間に、ハイブリッド車は世[…]
トヨタのマルチパスウェイ戦略を占う重要モデルが、北米で初お披露目 今回発表された「bZ Woodland」は、今後、北米で大きな販売シェアを期待できるe-SUVカテゴリーをターゲットに開発されたモデル[…]
シエンタが“マイルーム”に変わる!YURTの新型車中泊キットが価格・仕様ともに大刷新 コンパクトミニバンとして人気のトヨタ・シエンタ。そのシエンタを“走るマイルーム”に変えてしまう専用車中泊キット「V[…]
約11年ぶりに刷新されたモデリスタパーツ 約11年ぶりに刷新されたモデリスタのハイエース用カスタマイズパーツは、フロントパーツを2タイプ用意することで、2つの趣が異なるスタイリングプログラムが用意され[…]
まるでワンルームマンション! 長旅が快適に楽しめる装備が充実 ハイエースベースのキャンパーで二人旅を推奨。この贅沢すぎるキャンピングカーを提案するのは、北海道帯広市でキャンピングカーの製造•販売などを[…]
人気記事ランキング(全体)
ナットの取り外しの基本を無視すると、トラブルの原因に… 整備作業においてボルトやナットの脱着は避けて通れない基本中の基本の作業。それだけに、ソケットレンチやメガネレンチの使用頻度は必然的に高まる。が、[…]
社内のエンスー達による趣味的な活動から始まったロードスターの開発 工業製品の商品企画は、マーケットイン型とプロダクトアウト型に大別できる。市場のニーズを調べつくして、「これこそがあなたの必要としている[…]
どんな車にも絶対ついているのがサンバイザー 車種を問わず、あらゆるタイプの車に装備されているサンバイザー。軽自動車でも高級車でも、オープンカーでも装着されていることが多い。サンバイザーは、その名の通り[…]
新型プリウスオーナーに朗報! 最新のフロントガラス周り事情に対応した内窓専用ワイパー 今回紹介するのは、内窓専用ワイパーの『エクスクリア360ワイパーフラット』。幅広いカー用品を展開するカーメイトから[…]
ネジはナメやすい! だからこそ、ちゃんとした外し方をマスター まず断っておきたいのが、本記事で紹介するテクニックは、自動車整備を前提にしている。それ以外のシチュエーションは想定していないのでご注意頂き[…]
最新の投稿記事(全体)
イベントの概要はこちらをご参照ください。 今回のご紹介は、イベント終盤に開催される抽選会についてです。毎年数十万円の景品が、イベントの入場券を持っているだけでもらえるチャンスがあるラッフル抽選会ですが[…]
外装塗装の変更に伴い、価格改定も実施 今回実施される一部改良では、シビックRSやフリードに導入されている新たな外装塗料を採用。塗料に使用するクリア材を、従来のアクリルメラミン素材から、より機能が向上し[…]
コーティング剤が人気だが、ワックス派も確実に存在 簡単系コーティング剤は、カー用品店でも独立したコーナーが設けられるほど人気のジャンルだ。その立役者の1つが、シュアラスターのゼロウォーターだ。とは言う[…]
アウトランダーPHEVのコア技術を、専門の技術説明員が解説 三菱自動車ブースの主役は、2024年10月に大幅な改良を施し、市場に投入されたフラッグシップモデルのアウトランダーPHEV。リアル展示会のブ[…]
408&308で好評のボディカラー「オブセッションブルー」を採用 今回導入される「GT Obsession Blue」は、GTグレードに、2008初採用のボディカラー「オブセッションブルー」をまとった[…]
- 1
- 2