
全国各地で開催されたキャンピングカーショーやアウトドアイベントには注目車両が多数展示されている。しかし、なかなかイベントに出向くことができない方も多いのではないだろうか。そこで本記事では、各イベントで展示されていた車両を紹介しよう。今回は見た感じ本当にキャンピングカー?と思ってしまう小型車、マツダ・ボンゴバンがベースのキャンパーをご覧あれ。
●文:月刊自家用車編集部
ベース車両はマツダのボンゴバン
ベースとなる車両はマツダのボンゴバン。ボンゴバンは、コンパクトなボディサイズでありながら、広々とした室内空間を持ち、多くのユーザーから支持を得ている。に質のフロア長は176センチ、床面の地上高は62センチで、荷物の積載量も大きく、積み下ろしもしやすい。
操作系統は運転席周りに集約されており、ドライバーの利便性がしっかりと考慮された作りになっている。それぞれのインテリアはシンプルで誰もが使いやすいデザインだ。
予想以上に広めの車内
車内はシートとカウンターを組み合わせたレイアウト。のんびり ゆったりと 【ふたり旅】 をお楽しむことをテーマに作られた車内のシートは、着座時のひざ前にゆとりある「横向きシート」が採用されている。
車内右側に配置されているベンチシートは座面が広く快適な座り心地。さらにシートマットを持ち上げれば、下は収納スペースになっている。このシートはワンタッチで展開してベッドにも変身する。また、右側スライドドアからアクセスすることも可能なのでキャンプ中に「ササッと」荷物の収納・取り出しができる。
ベンチシート横にはティッシュボックスを備えた棚が設置されている。
ベンチシート前に鎮座するキッチンは傷に強いステンレス製のシンクと、冷蔵庫が完備。天板は跳ね上げ式になっており、閉じれば縦長のストレートカウンターとして利用可能。また、キッチンの蛇口はシャワー式になっているので、バックドアの外までホースを伸ばして野外で使用することもできる。
キッチンサイドにあるコンロ台は、折りたたみ式にすることで車内スペースを最大限に確保。さらに下部にはカセットコンロの収納スペースを確保しているので、調理を終えたコンロを目につかない場所で保管できる。
テレビも装備されており、電源も確保されているので野外でゲームという贅沢なことも出来てしまう。バックドアから見るとキッチンカウンター横にシャワーフックがあるのは細かいながら嬉しいポイントだ。
バックドア側から見た車内。
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