マツダは「マツダ ロードスター(ソフトトップモデル)」「マツダ ロードスター RF(リトラクタブルハードトップモデル)」に特別仕様車「35周年記念車」を追加する。発売時期は2025年2月上旬を予定(予約注文は3月3日まで受付 ※受注生産)。価格は375万3200~438万2400円。
●文:月刊自家用車編集部
ロードスター生誕35周年を祝うアニバーサリーモデル
1989年の初代モデルのデビューから数えて、累計120万台以上のセールスを記録しているマツダ・ロードスター。ライトウェイトスポーツの金字塔として、多くの愛好家から愛されてきたクルマだが、その誕生35周年を祝う特別仕様車「35周年記念車」が発売されることになった。
マツダ自身が「お客さまへの感謝の気持ちを込めた特別仕様車」と語るだけに、それにふさわしい充実の装備が注がれていることが特徴だ。
ボディカラーは専用塗装のアーティザンレッドプレミアムメタリックのみ
まず最初に注目して欲しいのが、ボディカラーの設定。ロードスターとして初採用となる35周年車専用塗装「アーティザンレッドプレミアムメタリック」は、CX-60やCX-80などの上級モデルにも採用されているマツダ独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」を用いたもの。
光の当たるハイライト部では、きめ細かく透明感のある赤が鮮やかに光る一方で、基調となるシェード部では、しっかりと深みと濃厚さを演出するハイコントラストな表現が楽しめることで、大きな注目を集めている特別なボディカラーだ。公開されたエクステリアカットを見る限り、ロードスターでもその魅力は十分に堪能できそう。美しいボディラインをさらに引き立ててくれそうだ。
国内向けの生産計画台数は1000台を予定
35周年記念車のベースとなるのは、ソフトトップ幌車は「S Leather Package V Selection」(6MT)、ハードトップのRF車は「RF VS」(6MT)(6AT)」の3つの仕様。いずれも上質なタン内装が魅力の上級グレードが用いられる。
いずれのグレードは、キャラとしてはラグジュアリー寄りになるため、シートはレカロではないが、フルセグTVやボーズスピーカー、ナッパレザーシートが標準装着される全部入り仕様。そのままでも十分なプレミアムキャラを楽しめるが、35周年記念車には、さらにシリアルナンバーが刻まれる専用オーナメントやヘッドレスト(エンボス加工)、フロアカーペット(スポーツタン)、ロードスターRF 35周年記念車には17x7Jインチアルミホイール(高輝度塗装)がプラスされる。
ほかにもボディカラーの「アーティザンレッドプレミアムメタリック」に合わせたセレクティブキーシェルがオプション設定されるなど、所有欲をくすぐるアイテムも用意される。
価格はロードスターの35周年記念車が375万3200円(6MT)。ロードスターRFの35周年記念車が435万4900円(6MT)、438万2400円(6AT)。おのおののベースモデルに対して約20万円ほどのアップとなる。すでに予約受注はスタートしており、2025年3月3日まで注文を受け付ける。
国内向けの生産計画台数は、ソフトトップ幌車とハードトップ車合わせて1000台を見込んでいるとのこと。十分な台数が用意されているとは思うが、昨今の新車販売の流れからすると、のんびりしすぎていると……。いずれにせよロードスターの愛好家にとっては見逃せない一台になりそうだ。
グレード | ルーフタイプ | エンジン | 駆動 | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
35周年 記念車 | ソフトトップ 「ロードスター」 | SKYACTIV-G 1.5 | 2WD (FR) | 6MT | 375万3200円 |
リトラクタブルハードトップ 「ロードスターRF」 | SKYACTIV-G 2.0 | 2WD (FR) | 6MT | 435万4900円 | |
6AT | 438万2400円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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