「ニックネームは水中メガネ」そう呼ばれる理由はリアのデザインにあった。ユニークな愛称のホンダのカッコいいクーペスタイルの名車を紹介(2ページ目)

ホンダZ。小さいながら粋なクーペスタイルで、丸形ヘッドライトに独立したグリルが当時新鮮だった。

発売当初空冷だったエンジンは、1年後に水冷に変更。画像はダイナミックシリーズに積まれた3 6馬力の水冷ツインキャブエンジン。

独立丸形3眼メーターを採用。スポーティ感を演出する木目調パネルも奢られている。空冷エンジン時には「効かない」と悪評だったヒーターは水冷化で改善。「1800キロカロリーの強力な温水式」を謳う。

バケット調のスポーティな前席。

「水中メガネ」と呼ばれたリヤガラスは開閉可能なハッチゲートであった。

スタイルの特徴はガラスハッチを縁取る黒い樹脂部品。そこから「水中メガネ」という愛称で人気者となる。(※主要諸元データは記事下部に掲載)

1972年、当時流行していたセンターピラーのないピラーレスハードトップに変更された。

水冷エンジンに換装されたZ GTL(1971年)とセンターピラーを取り払いピラーレスとしたZ ハードトップGL(1972年)