
車を運転する際に必要不可欠なのが、走行中の状況を知らせてくれるインストルメントパネル、通称インパネ。最近は、設置場所も様々でなおかつアナログ表示からデジタル表示まで、メーカーや車種によって異なるタイプが存在する。そのインパネがちょっと見づらいと感じたことはないだろうか? そんな状況を解決するための対策を解説しよう。
●写真/文:オートメカニック編集部
メーターパネルが曇って見えたら…
メーターパネルとひと口に言っても、メーカーや車種によって、様々なタイプが存在する。最近の流行は液晶画面の採用で、表示する情報のカスタマイズも可能なものも多い。従来のアナログタイプもシンプルで視認性が高く、従来のドライバーからの支持が多いとも言えるのではないだろうか?
そんな、運転する上で欠かせない情報を表示してくれるインパネだが「最近、ちょっと曇って見える…?」と、感じたことはないだろうか? 車種にもよるが、インパネには計器類を保護する透明のカバーが設置されている。普段は、あまり気にもとめないのだが、よ〜くみてみると、計器類を保護するように透明の湾曲したカバーがあるのがわかるはずだ。
計器類を保護しつつ、外光の反射も抑えて常に見やすいように配慮されているこのカバーだが、長年使っていると細かい磨き傷などで視認性が低下することも。そんな場合は、専用のクリアー剤を使用するのがオススメだ。
曇って視認性が低下していたメーターパネルがクリアに! しかし…。
今回、メーターパネルのメンテナンスに使用したのは、カーケア用品を多数リリースしているソフト99の専用ケミカル「透明プラスチッククリアー」なのだが…。実はこの製品、すでにカタログ落ちしていることが判明…。ECサイトなどで入手できるか検索したのだが、ほとんどのショップで在庫切れとなっていた。実店舗ではまだ残っている可能性はあるかもしれない。
透明プラスチッククリアー[ソフト99]※すでに廃盤となった商品です
透明プラスチッククリアーは、パネル表面についた細かいキズを埋めてクリアな状態を復元してくれる。使い方は、乾いた柔らかい布に液をつけてメーター面に薄く塗り込み、5〜10分間乾燥させてから、乾いたきれいな布で拭き取るだけ。
拭き上げたあとに5〜10分間乾燥させるのが、クリアに仕上げるコツ。
施工自体は非常に簡単。だれでもすぐに行えるレベルの難易度だ。施工後は、気になる小キズによる視認性低下もかなり解消され、気持ちよく運転ができるレベルまで復活した。長年乗り続けていると、つい見落としがちなメーターパネルの視認性。少しでも気になったら、運転中のストレス軽減という面でも、すぐに対応した方が良いだろう。
計器類を保護する透明のプラスチックカバー。清掃時の磨き傷などで、視認性が落ちることも。
とは言え、すでに廃盤となっている製品なので、同社に代替となる商品がないか調べてみたのだが、メーターパネル専用のクリアー剤は見当たらなかった。しかし、他のメーカーから、同様の効果をうたう製品がリリースされていたので、興味のある方は下記リンクをチェックしてみてほしい。
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