
ホンダが新型プレリュードを発表。発売は明日9月5日からだ。価格は617万9800円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
e:HEVをさらに進化させ、電動化時代でも「操る喜び」を追求
新型プレリュードは、自由に滑空するグライダーから着想を得て、「どこまでも行きたくなる気持ちよさ」と「非日常のときめき」を追求した「UNLIMITED GLIDE(アンリミテッド・グライド)」をコンセプトに開発。電動化時代のスペシャリティスポーツとして登場する。
パワートレーンは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をさらに進化させ、電動化時代にふさわしい「操る喜び」を体現。
ホンダ車として初めて制御技術「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」を採用しており、モーター駆動でありながら、あたかも8段変速機があるかのように、加減速時にエンジン回転数を緻密にコントロールし、ダイレクトな駆動レスポンスと鋭い変速フィールを実現している。
また、ニュートラルギアに入れたような減速度で走行することで、再加速の必要性を減らし、ペダル操作の負担を軽減する「コースティング制御」(ホンダ車として初採用)も搭載されている。
ドライブモードは「SPORT」「GT」「COMFORT」の3つに加え、パワートレーン、ステアリング、サスペンションなど6項目をカスタマイズできる「INDIVIDUAL」モードも設定。
シャシーはシビックタイプRをベースに、プレリュード専用のセッティングを施すことで、卓越したハンドリング性能とスムーズな乗り心地を両立。ほかにもデュアルアクシス・ストラットサスペンションや、アダプティブ・ダンパーシステム、ブレンボ社製大容量ブレーキなどが採用される。
ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」も進化。モーター駆動でありながら仮想の8段変速を実現し、ダイレクトな駆動レスポンスと鋭い変速フィールを提供する「Honda S+ Shift」など最新機能も充実する。
シビックタイプRのシャシーをベースに、プレリュード専用のセッティングを施すことで、応答性の良いハンドリングとスムーズな乗り心地を両立。ドライブモードは3種類あり、カスタマイズ可能な「INDIVIDUAL」モードも設定。カップルズカーとしての資質の高さも明らか。
グライダーが滑空するような高揚感を表現
デザインとパッケージは、グライダーが滑空するような高揚感を表現するため、低くシャープなフロントノーズと抑揚のある滑らかなボディラインが特徴。フロント&リヤのバンパー下部には、コンセプトを象徴するブルーのアクセントが施される。
エクステリアデザインのコンセプトは「GLIDING CROSS STANCE」で、グライダーのように伸びやかで軽快なプロポーションを目指し開発。最適なリフトバランスを追求することで、接地感を損なわない空力特性を手に入れている。
グライダーが滑空するような高揚感を生み出す、低くシャープなフロントノーズが特徴。ヘッドライトは羽ばたく勢いを表現しており、夜間の視界向上に貢献するアダプティブドライビングビームやアクティブコーナリングライトが採用される。バンパーの下部には、コンセプトである「UNLIMITED GLIDE」を象徴するブルーのアクセントも見られる。
インテリアのメインカラーは、コンセプトを表現した「ブルー×ホワイト」。運転席はスポーツ走行に適したホールド性の高いシート、助手席は包み込まれるような快適さを追求したシートが採用される。また、Dシェイプデザインのステアリングホイールや、プレリュード専用のフルグラフィックメーターなど、走りを期待させるデザインが随所に盛り込まれる。
インパネは水平基調のデザイン。9インチのHonda CONNECT ディスプレイにはGoogleが搭載され、スマートフォンで使い慣れた機能を車内でも利用が可能。
運転席と助手席で異なる設計が施されていることも特徴。運転席はスポーツ走行に適したホールド性を高めたシートになっており、走りに集中できる空間を提供する一方、助手席は、ほどよく包み込まれるような快適さを重視したシートで、より心地よい空間を提供してくれる。
荷室は開口部が広いテールゲート式で、スーツケースを1〜2個載せることができ、さらに後席を倒すことで、ゴルフバッグ2個やサーフボード2枚など、多様な荷物の積載にも対応可能。新たな価値を提案するスペシャリティカーとして、一定以上の実用性も備わっている。
スタイリッシュなクーペながら、荷室は「多目的かつ万能」という相反する要素の両立を目指して設計。
Google対応の最新インフォテインメントを搭載
装備面では、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備。車載ITは9インチの「Honda CONNECTディスプレイ」にはGoogleが搭載されており、Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどの使い慣れたアプリ機能を車内でも利用できる。また、8スピーカーの「BOSEプレミアムサウンドシステム」も標準装備となる。
ボディカラーは、ホンダ新色のムーンリットホワイト・パールをはじめ、メテオロイドグレー・メタリック、クリスタルブラック・パール、フレームレッドが用意。ホンダのオンライン限定販売専用色として、ムーンリットホワイト・パール&ブラックの2トーンカラーも設定される。
写真ギャラリー
ドライブモードスイッチ(SPORTモード、GTモード、COMFORTモード、INDIVIDUALモード)
BOSEプレミアムサウンドシステム(8スピーカー)
Brembo社製フロント大径ベンチレーテッド2ピースディスクブレーキ+4ポットキャリパー
デュアルアクシス・ストラットフロントサスペンション
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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