セレナは2月「マイナーチェンジ」。初売り商戦で狙うべきは、改良新型か?在庫車か?【2026最新情報】│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

セレナは2月「マイナーチェンジ」。初売り商戦で狙うべきは、改良新型か?在庫車か?【2026最新情報】

セレナは2月「マイナーチェンジ」。初売り商戦で狙うべきは、改良新型か?在庫車か?【2026最新情報】

●文:月刊自家用車編集部

改良新型セレナ待つべきか?在庫車で即決か?

1月からの初売り商戦でセレナの購入を検討するならば、2月に予定されている「マイナーチェンジ」をしっかりと考える必要がある。

販売店では、新型(改良後モデル)はもちろん、従来型(改良前モデル)の商談も進めることができるが、値引きを含めた購入条件はくっきりと差が出ている。

マイナーチェンジ後の新型については、発表直後ということもあり値引きは渋く、車両本体から5万〜10万円、オプションを含めても20万円程度が標準的な攻防ラインとなりそう。

一方、従来型は、多くの販売店が在庫車を抱えている状態で大幅値引きも期待できる。ディーラーオプションを含めた総額値引きで30万円クラスは序の口で、交渉次第ではそれ以上の値引きが期待できるだろう。

購入のポイントは、自身の優先順位を明確にすること。最新のGoogle搭載ナビや、進化した3Dビューなどの安全機能を重視するのであれば、当然ながら新型一択となる。特に4WDのe-4ORCE車を検討しているなら、新型では「e-Pedal Step 前回モード記憶」などの細かな利便性が向上しており、日常のストレスが軽減されている恩恵も大きそうだ。

逆に、機能差にそれほど拘泥せずコスパを最優先するならば、ディーラーが抱えている在庫車狙いに全力を注ぐべき。ただ、在庫車はボディカラーやオプションの選択肢が限られるため、納得できる個体があるかどうかのスピード勝負となる。

なお納期に関しては、従来型も新型も不安なし。新型も発売の2月からスムーズに行える見込みだ。

左が改良新型。右が従来型。(共にe-POWER ハイウェイスターV)。新機能や意匠にこだわりがないならば、販売店が抱えている在庫車狙いに切り替えるのもマル。

改良で新設定された12.5インチの大型モニターを採用したNissanConnectインフォテインメントシステム。改良新型ではメーカーOPとして設定される。

最上級のルキシオンには、しっとりとした触感と包まれる心地よさをもたらす次世代素材「テーラーフィット」のシートを採用。

オススメグレード:「e-POWER ハイウェイスターV」

パワートレーンの選択肢については、2Lガソリン車も魅力的だが、1.7トン近い車重に対して150PS/20.4kg-mの出力は少々心もとない。価格差は約50万円あるが、動力性能、燃費、そしてリセールバリューを総合的に判断すれば、e-POWER車を選ぶのが賢明だ。

グレード選びでは「e-POWER ハイウェイスターV(377万5200円〜)」が一番手に挙がる。

標準仕様の「e-POWER X(329万3400円〜)」に利便装備がプラスされるXVパッケージを付けるのも買い得だが、約30万円の価格アップを考慮すると、ハイウェイスターVとの価格差は約20万円まで縮まってくる。新意匠のフロントマスクに加え、ジャカード織物&トリコットのコンビシートや本革巻ステアリングが備わるハイウェイスターVの「コスパ良く手に入る上質感」は、非常に満足度が高い。

●セレナ グレードバリーエーション&価格(2026年2月モデル)
パワートレーングレード【トランスミッション】価格【FF/4WD】
1997cc直4DOHC
150PS/20.4kg-m
X【CVT】278万5200円/299万900円
ハイウェイスターX【CVT】322万8500円/349万4700円
1433cc直3DOHC
98PS/12.5kg-m
+
フロントモーター
120kW/315Nm
e-POWER X【一段固定】329万3400円/−
e-POWER ハイウェイスターV【一段固定】377万5200円/−
e-POWER LUXION【一段固定】499万8400円/−
1433cc直3DOHC
98PS/12.5kg-m
+
フロントモーター
120kW/315Nm
リヤモーター
60kW/195Nm
e-4ORCE X【一段固定】−/359万9200円
e-4ORCE ハイウェイスターV【一段固定】−/414万1500円

最新セレナをコスパ良く楽しみたいと言うならば、e-POWER ハイウェイスターVがオススメの一番手。駆動方式はFF車でも十分だが、約40万高のe-4ORCE車を選ぶと、走行性能の余裕をさらに実感できる。

オーテック扱いとなる新設定の特装車「オーテックライン」もオススメしたい1台。ダーククロムのグリルやメタル調ドアミラーなどでイメージを引き締めたほか、ルキシオンと同様に、しっとりとした触感の次世代素材「テーラーフィット」をシートに採用している。

車種駆動方式エンジンベース車グレード乗車
定員
価格
オーテックライン2WDMR20DDハイウェイスターV8333万8500円
4WD360万4700円
2WDHR14DDe-EM57e‑POWER ハイウェイスターV8388万5200円
4WDHR14DDe-EM57-MM48e‑4ORCE ハイウェイスターV7425万1500円

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