
SUBARUは2026年4月9日、新型BEVミッドサイズSUV「トレイルシーカー」の日本仕様車を発表した。グローバルBEVラインアップの第2弾となる本モデルは、群馬製作所 矢島工場で生産される国内製造のバッテリーEVだ。車両本体価格は5,390,000円〜6,380,000円。月販台数は250台を計画している。
●文:月刊自家用車編集部 ●写真:株式会社SUBARU
最大734kmの一充電走行距離を実現
トレイルシーカーは、外気温や使用環境の変化に左右されにくい安定した性能を確保するため、バッテリー温度を緻密に制御するシステムを採用。寒冷地や高温環境でもパフォーマンス低下を抑える設計とした。あわせて、駆動用バッテリーについては初期容量の70%以上を維持することを条件に、新車登録から8年または16万kmまで無償保証を設定。長期使用における安心感も担保している。
トレイルシーカーには74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。グレードは「ET-SS」(FWD)と「ET-HS」(AWD)の2種類が用意され、一充電走行距離(WLTCモード)はET-SSが734km、ET-HSの標準タイヤ装着時が690km(20インチオプションホイール装着時は627km)となっている。
充電性能についても、急速充電前にバッテリー温度を最適化する「バッテリープレコンディショニング」を採用。マイナス10℃の低温環境下でも、150kW急速充電器使用時に充電量10%から80%まで約28分での充電を可能にしている。
AWDモデルはシステム最大出力280kWで0-100km/h加速4.5秒
ボディカラーは、クリスタルホワイト・パール (33,000円高)、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、サファイアブルー・パール、デイブレイクブルー・パール、ブリリアントブロンズ・メタリックの6色をラインアップ。
走行性能においては、AWDモデルのET-HSにフロント・リヤ各167kW(227PS)の高出力モーターを搭載。システム最大出力は280kWに達し、0-100km/h加速4.5秒を実現する。
また、SUBARUが長年にわたって培ってきたAWD制御技術を電動化モデルに応用。サスペンションや電動パワーステアリングのセッティングにも独自の知見を活かし、雪道や悪路など幅広い路面状況でドライバーの意のままに動く走りを追求した。
アクティブかつラギッドなデザインと充実のパッケージング
5ドアハッチバックボディ形状のソルテラと同じインパネデザインを採用。インパネトリムは最上級グレードのET-HSがブルー、ET-SSがブラック表皮となる。最上級グレードのET-HSは、パノラマムーンルーフや本革シート、フロントシートベンチレーション。ハーマンカードンサウンドシステムを標準装備する。
エクステリアは、BEVらしい先進性とアウトドアにおける機能性を両立したアクティブでラギッドなデザインを採用。日本ではラインアップから外れているアウトバックの後継とも言える機能性の高いスタイリングだ。6つのシグニチャーランプや発光式の「六連星」オーナメント、「SUBARU」ロゴ入りリヤゲートガーニッシュを採用し、ブランドの存在感を強調している。
低く抑えたインストルメントパネルにより前方視界を確保。後席も頭上・足元ともに余裕を持たせ、乗員全員が快適に過ごせる開放的な室内空間に仕上げている。
インテリアはインパネを横基調のすっきりとしたデザインとし、広さと居心地の良さを両立。ET-HSグレードにはナッパレザーを使用した本革シートを採用し、ブルーを基調としたスポーティなカラーリングに仕上げた。インフォテインメントは14インチの大型ディスプレイを搭載し、車両情報やハードスイッチをディスプレイ内に集約することでシンプルなコックピットを実現している。
ユーティリティ面では、ET-SSで633L(ET-HSは619L)の大容量カーゴルームを確保。AC100V・1500W出力のアクセサリーコンセントも備え、アウトドアや緊急時の給電にも対応する。キャリア取り付けに適したラダータイプの大型ルーフレールも装備する。
安全面では予防安全パッケージ「SUBARU Safety Sense」を標準装備。渋滞時のハンズオフ走行を支援する「Advanced Drive」や、駐車操作を支援する「Advanced Park」も設定されている(Advanced DriveはET-SSではメーカーオプション)。
■SUBARUトレイルシーカー主要諸元
| グレード | ET-SS | ET-HS | ||
| 駆動方式 | FWD | AWD(常時全輪駆動) | ||
| 全長×全幅×全高(mm) | 4845×1860×1675 | |||
| ホイールベース(mm) | 2850 | |||
| 最低地上高(mm)※1 | 210 | |||
| 車両重量(kg)※2 | 1900 | 2010 | 2020<2050> | |
| バッテリー | 種類 | リチウムイオン電池 | ||
| 総電圧(V)※1 | 391 | |||
| フロント モーター | 最高出力 [kW(PS)] | 167(227) | ||
| 最大トルク[N・m(kgf・m)] | 268(27.3) | |||
| リヤ モーター | 最高出力[kW(PS)] | – | 167(227) | |
| 最大トルク[N・m(kgf・m)] | – | 268(27.3) | ||
| 交流電力量消費率(WLTCモード)(Wh/km)※3 | 114 | 121 | 121[134] | |
| 一充電走行距離(WLTCモード) (km)※3 | 734 | 690 | 690[627] | |
| タイヤサイズ・ホイール※3 | 235/60R18 | 235/60R18 [235/50R20] | ||
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