
日産のフラッグシップミニバン「エルグランド」の新型モデルが、好調な受注を続けている。
日産によると、新型エルグランドの累計受注台数は10月4日時点で1万300台となり、1万台を突破した。2025年のJapan Mobility Show 2025での先行公開を皮切りに注目を集め、2026年7月16日の発表・発売後も受注を積み上げている。
さらに興味深いのが、その中身だ。最も多く選ばれているのは「G e-4ORCE」で、全体の57%を占める。ベースグレードの「X e-4ORCE」は9%にとどまり、AUTECHやVIPなども含めて上級グレードへの人気集中が鮮明になっている。
また、Bose Premium Sound Systemやプロパイロット2.0、ツインガラスルーフといったメーカーオプションの装着率も高く、新型エルグランドでは充実した仕様を選ぶユーザーが多いようだ。
●文:月刊自家用車編集部
新型エルグランド、受注1万台突破!10月4日時点で1万300台
新型エルグランドは、2025年10月に開催されたJapan Mobility Show 2025で先行公開されて以降、注目を集めてきた。
2026年7月16日に発表・発売された新型モデルは、その後も受注を伸ばし、10月4日時点で累計受注台数が1万300台に到達、1万台の大台を突破。
新型エルグランドは、16年ぶりのフルモデルチェンジとなる4代目モデル。今回の受注状況からは、販売台数だけでなく、購入者がどのような仕様を選んでいるのかも見えてくる。
「G e-4ORCE」が57%! ベースグレード「X」はわずか9%
新型エルグランド 受注状況詳細
グレード別の構成比を見ると、最も多かったのは「G e-4ORCE」で、全体の57%を占めた。続いて「AUTECH e-4ORCE」が14%、「AUTECH LINE e-4ORCE」が10%、「VIP e-4ORCE」が10%、「X e-4ORCE」が9%となっている。
| グレード | 構成比 |
|---|---|
| X e-4ORCE | 9% |
| G e-4ORCE | 57% |
| AUTECH LINE e-4ORCE | 10% |
| AUTECH e-4ORCE | 14% |
| VIP e-4ORCE | 10% |
ベースグレードの「X e-4ORCE」は全体の9%。一方で、「G e-4ORCE」が57%を占め、AUTECHやVIPを含めれば9割以上がX以外のグレードを選択している。エルグランドならではの高級感や快適性を重視し、価格だけでなく装備内容まで含めて仕様を選ぶユーザーが多いことが、受注状況からもうかがえる。
ボディカラーは「プリズムホワイト」が41%! 白と黒で7割超
ボディカラーでは、「プリズムホワイト」が41%でトップとなった。続く「ミッドナイトブラック」は33%で、この2色だけで74%を占めている。
そのほか、「至極-シゴク-」が11%、「ダークメタルグレー」が8%、「FUJI DAWN-フジドーン-/至極-シゴク-プレミアム2トーン」が8%という構成になった。
| ボディカラー | 構成比 |
|---|---|
| プリズムホワイト | 41% |
| ミッドナイトブラック | 33% |
| ダークメタルグレー | 8% |
| 至極-シゴク- | 11% |
| FUJI DAWN-フジドーン-/至極-シゴク-プレミアム2トーン | 8% |
定番のホワイトとブラックが大半を占める一方、新型エルグランドのために開発された「FUJI DAWN-フジドーン-」や「至極-シゴク-」といったカラーも選ばれている。特に「至極-シゴク-」については、昨年度以降、プレミアム2トーンとともに好評を得ているという。
インテリアは「紫壇」が77%! 日本の高級感を意識したカラー
G e-4ORCEで選択できるインテリアカラーでは、「紫壇-シタン-」が77%、「銀雪-ギンセツ-」が23%となった。
| インテリアカラー | 構成比 |
|---|---|
| 紫壇-シタン- | 77% |
| 銀雪-ギンセツ- | 23% |
※G e-4ORCEのみ選択可
「紫壇-シタン-」は、日本の高級感を意識したカラー。G e-4ORCEではこちらのインテリアカラーが大きな割合を占めており、インテリアにも上質さを求めるユーザーが多い可能性がある。
Bose+プロパイロット2.0は39%! ツインガラスルーフも高い装着率
新型エルグランド 受注状況詳細<メーカーオプション>
メーカーオプションでは、車内での快適性やエンターテインメント、先進運転支援に関わる装備が多く選ばれている。
「Bose Premium Sound System」は30%、「Bose Premium Sound System+プロパイロット2.0」は39%。Boseサウンドシステムを含む仕様が約7割を占めるという。
なかでも注目したいのが、Bose Premium Sound Systemにプロパイロット2.0などを組み合わせたセットだ。**G e-4ORCEでは39%、つまり約4割が73万2600円のセットを選択している。**このセットには、Bose Premium Sound Systemに加え、プロパイロット2.0、ヘッドアップディスプレイ、高遮音ガラスなどが含まれる。
また、G e-4ORCEにおけるツインガラスルーフの装着率も39%となった。
| メーカーオプション | 適用グレード | 装着率 |
|---|---|---|
| Bose Premium Sound System | G e-4ORCE | 30% |
| Bose Premium Sound System+プロパイロット2.0 | G e-4ORCE | 39% |
| シートバックパーソナルリヤモニター取付パッケージ | G e-4ORCE | 19% |
| ツインガラスルーフ | X e-4ORCE | 14% |
| ツインガラスルーフ | G e-4ORCE | 39% |
| NissanConnectインフォテインメントシステム | X e-4ORCE | 86% |
| 100V AC電源(1500W) | X e-4ORCE | 24% |
| クリアビューパッケージ | 全グレード | 21% |
なかでもBose Premium Sound System+プロパイロット2.0の装着率は39%と高い。73万2600円という決して小さくない価格のセットを、G e-4ORCEの約4割が選んでいることからも、音響や先進運転支援、高遮音性などに対する購入者の関心の高さがうかがえる。
日産によれば、実際に車両を体験したユーザーからはBoseの音の良さを実感したという反応もあり、試乗・体験を通じて装備の魅力が伝わっているとみている。
また、ツインガラスルーフもG e-4ORCEでは39%を記録。大型ミニバンならではの移動時間をより快適に過ごすための装備が、多く選ばれているようだ。
受注1万台突破、上級グレード&充実装備への集中が鮮明に
10月4日時点で累計受注1万300台を記録し、1万台の大台を突破した新型エルグランド。
今回明らかになった受注内容を見ると、「G e-4ORCE」が57%を占め、AUTECHやVIPなども含めて上級グレードへの集中が鮮明になっている。
ボディカラーではプリズムホワイトとミッドナイトブラックが人気を集め、インテリアでは紫壇-シタン-が77%を占めた。
さらに、Bose Premium Sound Systemやプロパイロット2.0、ツインガラスルーフなどの装着率も高く、車両本体だけでなく、快適性やエンターテインメント、先進装備まで含めて充実した仕様を選ぶユーザーが多いようだ。
受注1万台突破を果たした新型エルグランドが、今後どこまで販売を伸ばしていくのか注目される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(エルグランド)
ミニバン値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で[…]
1位「新型レクサスNX『どこが変わった?』。ワイド&ローが予感させる“走りの体幹強化”と外観の進化点を解説」 この記事で分かること 新型NXの「ワイド&ロー」を強調したデザインの変更点 PHEV「NX[…]
新世代e-POWERとe-4ORCEを結集。走りを極めた新型エルグランド 長年の沈黙を破り全面刷新を遂げた新型エルグランド最大の武器は、日産の最新電動化技術が惜しみなく投入されたパワートレーンにある。[…]
「乗せてもらう人」も「サポートする人」もストレスフリーな設計 日産は、福祉車両を「ライフケアビークル」と位置づけ、日常の移動を快適にサポートするモデルを数多く展開している。 今回のブースで最大の目玉と[…]
新型エルグランドのハンズオフ走行を支える「3D高精度地図」 ダイナミックマッププラットフォームは、同社の高精度3次元地図データが、日産の新型「エルグランド」に採用されたというニュースを発表した。 新型[…]
最新の関連記事(日産)
2026年8月の日産新車販売台数、ルークスが6093台で最多 2026年8月の日産車で販売台数が最も多かったのは「ルークス」で、6093台を記録した。前年同月比は「—」、前月比は86.1%となっている[…]
ミニバン値引き情報の見方 ★車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ★リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で[…]
デートカー全盛期に現れた、美しきスペシャリティクーペ 5代目となる日産 シルビア(S13型)が発売されたのは1988年5月。日本がバブル景気へと突き進み、若者のライフスタイルが華やかさを増していた時代[…]
【ブランド別】トヨタが首位をキープ! ただしシェアは35.4%→33.4%に 2026年8月のブランド別シェアでトップとなったのはトヨタで、シェアは33.4%だった。7月もトヨタが35.4%でトップだ[…]
横方向への広がりをより力強くアピールする進化したVモーションデザイン。緻密なハニカム格子のグリルと鋭く研ぎ澄まされたLEDヘッドライトが、新世代モデルにふさわしい圧倒的な迫力を生み出している。 洗練と[…]
人気記事ランキング(全体)
雨の日に意外と困る「ドアミラーの水滴」 雨天時の運転では、フロントガラスならワイパーで視界を確保できる。サイドウインドウも、走行中であれば風によってある程度水滴が流れ、どうしても見えにくければ窓を一度[…]
ブレーキを踏ませない! クルマを物理的に動かせなくする盗難対策 リレーアタックやCANインベーダーなど、自動車盗難の手口が巧妙化するなかで、改めて注目したいのが物理的な盗難対策である。 カーメイトが2[…]
大人2人がゆったり横になれる、広々フラットベッドが嬉しい このモデルを手掛けるのは、島根県のビルダー「スマイルファクトリー」。エブリイをベースとした多種多様なバンコンを得意とする専門店で、地元中国地方[…]
2026年8月 スポーツカーランキングTOP5 2026年8月のスポーツカーランキングでは、ロードスターが938台で首位。コペンが601台で2位、シビック タイプRが551台で3位と続く。 4位はトヨ[…]
手のひらサイズのコンパクト設計。配線不要でポン付け完了 どうしても必要というわけではないが、なぜか惹かれるガジェットがある。今回紹介するコンパクトな後付けディスプレイもそのひとつだ。 現在のクルマには[…]
最新の投稿記事(全体)
新型エルグランド、受注1万台突破!10月4日時点で1万300台 新型エルグランドは、2025年10月に開催されたJapan Mobility Show 2025で先行公開されて以降、注目を集めてきた。[…]
FF×低床設計で予想を超える広さを実現 1999年に現代自動車の傘下へ入った起亜(キア)は韓国を代表する自動車メーカーのひとつ。その起亜が日本市場へ参入することとなった。ただし乗用車の主力市場ではなく[…]
「免許不要」で乗れる4輪EV「ELEGRAN G-class」 ELEGRAN G-classは、道路交通法上の特定小型原動機付自転車に該当する4輪モデルだ。 特定小型原動機付自転車は、16歳以上であ[…]
2026年8月のレクサス新車販売台数、NXが1356台で最多 2026年8月のレクサス車で販売台数が最も多かったのは「NX」で、1356台を記録した。前年同月比は91.4%、前月比は62.9%となって[…]
2026年8月 ミニバンランキングTOP5 2026年8月のミニバンランキングでは、ノア/ヴォクシー/ランディが8661台で首位。アルファード/ヴェルファイアが8180台で2位、シエンタが7590台で[…]
- 1
- 2






















