「おいおい、これは住めちゃうぞ」クルマの中に電子レンジや冷蔵庫、キッチンまで装備。もはや1Kの部屋みたいで便利に使えそう。│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

「おいおい、これは住めちゃうぞ」クルマの中に電子レンジや冷蔵庫、キッチンまで装備。もはや1Kの部屋みたいで便利に使えそう。

「おいおい、これは住めちゃうぞ」クルマの中に電子レンジや冷蔵庫、キッチンまで装備。もはや1Kの部屋みたいで便利に使えそう。

2段ベッドに電子レンジと冷蔵庫。シンクにトイレまで装備。もう生活できるじゃん! といえるキャンピングカーを紹介しよう。しかもほどよいサイズのバンで普段使いがしやすく、架装は国内自社工場一貫生産の高品質で変幻自在の便利な仕掛けも仕組まれている。快適な居住性に所有感までも高めてくれるOMCのキャラバンZEROだ。

●文:月刊自家用車編集部

国内自社工場一貫生産による高品質。1Kのような間取りが特徴

キャラバンZEROを製作するOMCは東京都武蔵野市にあり、オーダーメイドのキャンピングカーを製造販売。そのこだわりは国内自社工場一貫生産で、車に合わせた家具の製作やシート生地の縫製など一台一台が手作りだ。

かっちりとした作り込みで家具のきしみ音もなく、耐久性も抜群。独自の断熱材で夏の海辺でも冬の雪山でも快適な室内環境を実現。今回紹介するキャラバンZEROも高品質が期待できる。

ベース車は日産•キャラバン GRANDプレミアムGX。全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mmの標準ボディ•標準ルーフで街乗りでも取り回しの良いサイズだ。

室内は対座のダイネットに常設の2段ベッド。後方にはシンクや冷蔵庫、電子レンジが設置され、カーテンで仕切ればキッチンスペースは分離できる。室内は1Kのような間取りで便利に使えそうだ。

キッチンを後方に集約した1Kのような間取りもキャラバンZEROの大きな特徴だ。ダイネットにはテーブルも標準装備されていて、窓の景色を眺めながら食事やお茶が楽しめる。

3名分の独立したベッドが簡単にセッティング可能

キャラバンZEROの主要装備の一つが、常設の2段ベッドだ。

下段は幅700mm×長さ1850mm。上段は幅650mm×1850mmと大人でも十分なサイズ。上段のベッドマットを外し、下段のスライドドア側に立てかけ背もたれにすれば、2人掛けのベンチシートにトランスフォーメーションできる。

就寝定員は3名で、もう1名分はというと2列目、3列目シートが一人用ベッドに展開可能。幅500mm×1850mmのフラットなベッドが簡単にセッティングできる。下段ベッドと横並びになり、就寝前の会話も弾みそうだ。

下段ベッドは幅700mm×長さ1850mmのゆったりサイズ。くつろぎの時間はベンチシートにもなる。

上段ベッドのサイズは幅650mm×1850mm。ソロや二人旅なら荷物置き場としても活用できそうだ。

コンパクトながらも使い勝手の良い本格派キッチン

キッチンはコンパクトながらも電子レンジや冷蔵庫を標準装備の本格的な仕様だ。

車内調理で活躍する電子レンジを装備。電子レンジの下には40Lの横開き冷蔵庫を標準装備。庫内から出したものをすぐに調理できる。ともに標準装備品だ。

シンクは蓋つき収納タイプで水を使わないときはキャビネット天板が広々とした作業台にもなる。

シンクがあるキャビネットにはストッカーもあり、調味料や調理器具、食器などをしまっておくことができる。またリアスペースの床下には収納庫が設けられ、排水溝付きなのでクツなど汚れたものを入れても洗い流すことができる。

また標準ボディ・標準ルーフのベース車でありながらリアスペースへ行き来しやすい動線が確保されている。

収納式の蛇口を装備するシンク。フタをすれば広い作業台になる。

シンク下には給•排水タンクを格納。最後部にあり積み下ろしがしやすい。

キャビネットには収納庫も装備。キッチンストッカーとして便利に使える。

大切な家族とオールシーズン快適なキャンピングカーライフが楽しめる

リアスペースはカーテンで仕切れば個室になる。ということで展示車はオプションのポータブルトイレを搭載。車中泊で深夜に外のトイレに行くのが苦手という方には心強い。

リヤ左にはオプションの12V車載クーラーを装備。暑い季節の停車時もカーテンを開けて室内を快適な環境に保つことができる。

リアスペースはカーテンを閉じれば個室になりポータブルトイレを置けばレストルームにもなる。

リア左側には12Vクーラーを装備。室外機は床下収納庫に収め、すっきりと設置している。

断熱材や重歩行用床クッションフロア張りで車中泊車としての基本性能が高く、昇圧式走行充電システムやサブバッテリー、残量計など電化車中泊のための装置も充実。

クルマ旅や車中泊キャンプはもちろん、災害時はシェルターとして機能する装備が標準ボディ・標準ルーフのキャラバンに詰め込まれている。

キャラバンZEROは日常も非日常も愛する家族や大切なパートナーとともに、オールシーズンごきげんなキャンピングカーライフが実現できる一台になってくれるはずだ。

キャラバンZEROの価格は664万円(税込)。東京キャンピングカーショー2025の展示車の価格はオプション装備料込みで841万6500円(税込、諸費用別途)。

下段ベッド下にコンセント類や集中コントロールスイッチなどを配置。ダイネットからも寝ていても操作しやすい。

主要装備(標準装備)

  • 電子レンジ
  • コンセント(100V、12V)
  • ギャレー
  • 冷蔵庫
  • 残量計
  • 外部充電器
  • 昇圧式走行充電装置
  • カーテン
  • 床下収納
  • 断熱材
  • リアスピーカー

主要装備(オプション装備)

  • 薄型ソーラー
  • ラップポン(ポータブルトイレ)
  • インバーター
  • 12Vクーラー
  • FFヒーター

展示車に装着されているオプション(価格はすべて税込)

  • ステルスグレー•スクラッチシールド 7万1500円
  • 車載用12Vクーラーセット 115万5000円
  • FFヒーター 30万8000円
  • ビニールレザー仕様 7万7000円
  • 薄型ソーラーパネル 16万5000円

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。