
ゴールデンウィークの終盤、5月5日に富士スピードウェイで開催されたZファンが集う国内最大のイベント「DUNLOP オールフェアレディZミーティング2026」で衝撃のモデルが登場した! なんと、この夏にマイナーチェンジを控える新型「フェアレディZ」が、正式発表を前にファンの前でアンヴェールされたのだ。その模様をリポートしよう。
●文:月刊自家用車編集部(鈴木ケンイチ)
富士の麓に2051台のZが集結。ファンの前で異例の先行公開
5月5日のこどもの日、富士スピードウェイにて「DUNLOP オールフェアレディZミーティング2026」が開催された。全国から約2000台もの歴代フェアレディZが集う国内最大規模のイベントだ。
快晴に恵まれたこの日、ハイライトとなったのは、正式発表を前にした改良新型「フェアレディZ」の先行お披露目である。メーカーが正式発表前の新型車をファンの集いに直接持ち込んで公開するのは極めて異例のことだ。
アンヴェールの舞台は、会場内「モビリタ」の駐車スペース中央。詰めかけた大勢のオーナーが固唾を呑んで見守る中、日産のデザイナーである森田充儀氏と入江慎一郎氏の手によってシルバーのヴェールが取り払われ、新型がその姿を現した。
天気にも恵まれた富士山を望む絶景のロケーション。2051台のZとオーナーが新型の搭乗を祝った。
クルマを説明するのは日産の開発担当者のチーフプロダクトスペシャリスト(CPS)である伊藤潔氏。
伝統の「Gノーズ」復活! 伝説のカラーを現代技術で再現
公開された新型のボディカラーは深いメタリックグリーンの「雲竜(うんりゅう)グリーン」。これは初代S30型の「グランプリグリーン」をオマージュしたものだ。
緑色は一般的に紫外線に弱く褪色しやすいが、今回の新色では顕微鏡レベルの微細な青と黄色の粒子を配合することで、高い耐久性と深みのある質感を両立させているという。
デザイン面での最大のトピックは、フロントマスクの刷新だ。かつての輸出仕様などで人気を博した、先端を延長させた通称「Gノーズ」を採用。これにより空力性能も向上しており、ダウンフォースの強化と空気抵抗の低減を同時に実現している。
また、ファンの要望が強かったフロントグリルのデザインも変更された。現行モデルでは冷却性能を優先した開口部となっていたが、新型では中央に水平の仕切りを追加。
これもバンパーがグリルの前を横切っていた初代S30型の意匠を再現したものだ。開発陣は冷却系を改良することで、伝統のデザインと機能性の両立に漕ぎ着けたという。
そのほか、フード先端のエンブレムを「NISSAN」から「Z」へと変更し、ホイールにはZ31型を彷彿とさせる新デザインを採用。メカニズム面でも、リヤサスペンションのアブソーバー容量をアップさせるなど、路面追従性と乗り心地の向上が図られている。
インテリアでは、シリーズ初となるタンカラーの内装を採用。さらに、エンジン始動時の4秒間のオープニングムービーを刷新し、歴代のZ全モデルが登場するファンを唸らせる演出も加えられている。
深い色味の雲竜グリーンがボディの美しさを際立てる。
フロントグリルの水平ルーバーがクラシカルな雰囲気を演出。
インテリアにはおしゃれなタンカラーが初採用されている。
フロントのエンブレムのデザインも従来のNISSANから「Z」に変更されている。
新型のホイールはZ31型をモチーフにしたデザインとなっている。
正式発表は今夏予定。納車時期を考えれば、商談開始は早めがおすすめ!
そんな新しい「フェアレディZ」の詳細な内容の発表と発売は、どうやら夏頃になるという。日産関係者の話では、夏に発表され、ぎりぎり年内、もしくは年明けからの納車になるのでは、ということだ。
そのためマイナーチェンジ版の新しいモデルは「2027年モデル」と呼ばれることになるという。ちなみに価格は、まだ明かされていない。
どちらにせよ、改良された新型モデルは人気になることは確実だ。手に入れたい人は、なるべく早くディーラーに相談した方がいいだろう。のんびりしていると、納車時期がどんどん遅くなるのは確実だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
バブル景気に沸く中誕生した、日産の大ヒット高級車 1980年代までの日本において、3ナンバーの普通自動車は贅沢品の象徴であった。当時の自動車税制では、税額が4万円以内に抑えられていた排気量2L未満の小[…]
アッソ・デイ・フィオーリ ショーモデルの難しい造形を見事に再現した生産技術力 卓越した技術が厳しい競争を生き抜くための大きな武器であることは、言うまでもない。ただし、時にその技術が諸刃の剣になることも[…]
日常使いもこなせるジャストサイズの定番バンを採用 キャンピングカーのベース車両として、圧倒的な耐久性と積載力から絶大な支持を集めているのがトヨタのハイエースだ。紹介するモデルは、キャンピングカー総合ビ[…]
あえて一人用に割り切った広大なデスクスペース 今回紹介するのは、数々の個性的な軽キャンパーを製造・販売しているビルダーのオートワンが手掛けた、電化キャンパーのニューモデルである給電ベースだ。オートワン[…]
日常使いと車中泊を完璧に両立するジャストサイズ キャンピングカー選びにおいて、多くのファミリー層が直面するのがベース車両のサイズ問題だ。休日のレジャーには大型のキャブコンバージョンが魅力的だが、平日の[…]
最新の投稿記事(全体)
ベース額と上乗せ補助額で、プラス30万円も補助金がアップ 東京都が打ち出した新たな方針は、EVシフトを一気に加速させる破壊力を秘めている。 公開された補助額の体系・内訳(令和8年7月1日以降に初度登録[…]
最新の電動化技術と革新的なデジタル空間を携えて日本に上陸 アウディのプレミアムセダン&ステーションワゴン「新型A6シリーズ」が、最新の電動化技術と革新的なデジタル空間を携えて日本に上陸。歴代の品格を受[…]
夢のコラボレーション 寺田陽次郎氏とACO会長によるドライブが実現 今回のデモンストレーション走行では、モデルカーブランド「Spark」の協力のもと、特別なパレード枠での単独走行が行われる。注目のドラ[…]
ジムニーを”ヘリテージSUV風”に。スキッドプレート標準装備の新作フロントバンパー カスタムパーツブランド「ARX(Auto Rubys Xact Parts)」を展開する株式会社AutoRubys([…]
接近時アンロックと降車時オートロック機能も採用 今回の一部改良では、運転支援機能の強化と利便性の向上が図られている。 まず運転支援機能「e-Assist」に、先行車発進通知が追加。信号待ちや渋滞などで[…]
- 1
- 2



















