
レクサスは、BEV3列シートSUV「新型TZ」を世界初公開した。日本での発売は、2026年冬頃を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
広々とした室内空間と、レクサスらしい走りを両立
レクサスが発表した新型「TZ」は、すべての乗員が笑顔になれる移動空間を目指した、ブランド初の3列シートe-SUV。
専用プラットフォームの採用や空力性能にこだわったボディパッケージを採用することで、3列すべてで大人が快適に過ごせる広々とした室内空間と、レクサスらしい走りを、高次元で融合させている。
パワーユニットは、フロント&リヤともに167kWの最高出力を発揮する高出力モーターを搭載。システム最高出力は300kW(407.8PS)を実現するなど、2630kgの車両重量を問題としない力強い動力性能を手に入れている。
駆動方式は、走行状況やドライブモードに合わせた最適な前後駆動力配分が行われる進化した四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用。これにより、発進時のダイレクトな加速感や、旋回時の気持ちの良い旋回フィーリング、狙い通りのライントレース性能を実現。
駆動用バッテリーは、容量の異なる2タイプが用意され、総電力量76.96kWhで104セルの「スタンダードレンジバッテリー」と、新開発された総電力量95.82kWhで312セルの「ロングレンジバッテリー」を選択することが可能。バッテリー温度を最適に制御する電池プレコンディショニング機能を備えることで、充電時間短縮も図られる。
航続距離は日本仕様で620km以上、北米仕様で300マイル以上、欧州仕様で530km以上、中国仕様で640km以上を目標に開発が進められている。
新型TZ
新型TZ
新型TZ
すべての座席でラウンジのようにくつろげるキャビン
外観は、SUVらしい力強いスタイリングに加え、レクサスのSUVモデルでトップレベルとなるCd値0.27という空力性能を獲得することで、機能美から生まれた実践的なデザインを採用。
タイヤも低転がり抵抗の大径タイヤを新開発(20インチ&22インチ)し、22インチにはタイヤの空洞共鳴音を低減するノイズリダクションホイールを採用することで、ワイド感を強調した意匠ながらも、ロードノイズや風切り音を低減させる工夫が盛り込まれる。
内装は、インストルメントパネルを水平基調の薄型デザインとし、メーターフードを取り払うことで、ドライバーの広い視界を確保、レクサスらしい運転がしやすいコクピット空間を実現。
スピンドルボディをシンプルなひと塊で構成し、建築デザインのような幾何学グラフィックを採用するデザイン哲学「Provocative Simplicity」により、切れ味と力強さを表現している。
新型TZ
新型TZ
シートは、フロントに薄型かつ立体感のある分割構造を採用したほか、助手席とセカンドシートにはオットマン機能も設定。サードシートもソファのような座り心地を目指して開発されるなど、すべての座席でラウンジのようにくつろげる空間を目指して開発されている。
新型TZ
新型TZ
内装の素材には、「Forged bamboo」や「リサイクルアルミ」などのサステナブルな素材を採用することで、環境負荷を最小限に抑える工夫を取り入れた循環型のクルマを目指していることも特徴のひとつになる。
機能装備では、世界最大級の開口面積を持つ「大開口薄型可動パノラマルーフ」や、光・音・香りが連動して車内を彩る「Sensory Concierge」を搭載することで、レクサス独自の体験価値が提供される。
内装まわりには、竹材を用いた「Forged bamboo」のオーナメント加飾や、植物由来原料を含有した「高触感バイオウルトラスエード」を採用することで、サステナブルかつ上質な空間を演出している。
大開口薄型可動パノラマルーフ(プロトタイプ)
MT感覚で運転が楽しめる最新駆動制御も採用
走行面では、8速の仮想有段ギヤをパドルシフトで選択することで、マニュアルトランスミッションを操作しているような感覚で駆動力を制御する「Interactive Manual Drive」を搭載するほか、後席の快適性を重視した「REAR COMFORT」モードや、5段階から選択可能な回生制御など、BEVならではの駆動制御機能が充実している。
クルマの加速や減速に応じて音響を演出するASC(Active Sound Control)を搭載することで、ドライバーの走り応えや、運転する楽しみを追求することも、走りにこだわるレクサスらしいアプローチになる。
安全面においては、最新の「Lexus Safety System +」に加え、レクサス初となる60GHzレーダーを使用した「車内置き去り通知システム」を採用するなど、安全安心なドライブをサポート。
21スピーカーを備えるMark Levinsonオーディオシステムや、電動開閉式の2in1充電リッド、AC外部給電機能など、利便性を高める装備も充実している。
インタラクティブマニュアルドライブ(Interactive Manual Drive)
新型レクサスTZ 主要諸元
| 全長 | 5100mm |
| 全幅 | 1990mm |
| 全高 | 1705mm |
| ホイールベース | 3050mm |
| 車両重量 | 2630kg |
| 駆動方式 | AWD |
| システム最高出力 | 300kW |
| 加速(0-100km/h) | 5.4秒 |
| バッテリー総電力量 | 95.82kWh |
| 充電時間(150kW SOC 10-80%) | 約35分 |
| 航続距離 | 300mile(北米) 620km(日本) 530km(欧州) 640km(中国) |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(レクサス)
「GEOMETRICAL organic」を初採用した新型ES用モデリスタ 今回のラインナップは、モデリスタの新デザインコンセプト「GEOMETRICAL organic(ジオメトリカル オーガニック[…]
次世代電動車ラインアップの先陣を切る8代目ES レクサス「ES」は、レクサスの世界戦略を担うグローバルモデル。今回登場した8代目となる新型は、この先の次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルとして、[…]
最新レクサスSUVは、巨体を感じさせない俊足モデル レクサス初のBEV3列シートSUVとして、5月7日にワールドプレミアとなった新型TZ。「Driving Lounge」というコンセプトは、乗員すべて[…]
構想30年、東京ドーム140個分の試験場がついに完成 「道がクルマをつくり、クルマをつくる人を鍛える」現場として、構想から約30年の時を経てついに完成したTTC-S(トヨタ・テクニカル・センター・下山[…]
新色「ニュートリノグレー&ブラック」 オーカー内装で、より上質なキャビン空間を実現 トヨタのマスタードライバーである「モリゾウ」こと豊田章男会長が、レクサスの洗練されたデザインと上質な走りを維持しつつ[…]
最新の関連記事(ニュース)
BMWでもアルピナでもない!「ボーフェンジーペン」の最新プロダクト「05 GT」とは? ボーフェンジーペンは、ドイツ・ブッフローエを拠点とする家族企業であり、その前身は高性能ラグジュアリーカーで名を馳[…]
左から初代クラウン RS型、トヨタ スポーツ800 UP15型、トヨタ 2000GT MF10L型、スープラ JZA80型、LEXUS LFAの計5台で参加。 初代クラウンからLEXUS LFAまで、[…]
今週末に富士スピードウェイで開催された、S耐24時間レースの会場内でお披露目されたスバル・アセント。日米貿易合意を受けて施行された国土交通省の認定制度の利用を前提に、国内導入の検討が進んでいることが公[…]
「食・癒・泊」の新商業施設 「富士モータースポーツフォレストテラス」は、富士スピードウェイ(西ゲート)そばに誕生した複合商業施設。 富士の美食をバラエティ豊かに楽しめるレストランの「食」、富士山を真正[…]
超電導液体水素ポンプを世界初採用 トヨタは、将来の市販化を見据えて液体水素燃料や燃焼技術などの開発を続けてきたが、今回の富士24時間レースでは、2025年の最終戦で技術公開された「超電導液体水素ポンプ[…]
人気記事ランキング(全体)
発売時には落胆の声。「なんだ本気じゃないのか…」 「DR30型」の「スカイライン2000ターボRS」が誕生したのは1983年です。「2000ターボRS」グレードは、1981年に6代目へとモデルチェンジ[…]
アッソ・デイ・フィオーリ ショーモデルの難しい造形を見事に再現した生産技術力 卓越した技術が厳しい競争を生き抜くための大きな武器であることは、言うまでもない。ただし、時にその技術が諸刃の剣になることも[…]
後席まわりのスペース拡大で、実用性能が大きく強化 3代目として登場した新型CX-5は、全てのグレードがマイルドハイブリッドを組み合わせた2.5Lガソリン車のみになるなど、これまで販売の中核を占めていた[…]
あえて一人用に割り切った広大なデスクスペース 今回紹介するのは、数々の個性的な軽キャンパーを製造・販売しているビルダーのオートワンが手掛けた、電化キャンパーのニューモデルである給電ベースだ。オートワン[…]
気づかぬうちに増えるダッシュボードのキズの正体 これからの季節、強い日差しで駐車中の車内の温度は、短時間でも急上昇。再び乗り込む際には、汗がダラダラ…。そんな状態を回避するために活躍してくれるのが、フ[…]
最新の投稿記事(全体)
BMWでもアルピナでもない!「ボーフェンジーペン」の最新プロダクト「05 GT」とは? ボーフェンジーペンは、ドイツ・ブッフローエを拠点とする家族企業であり、その前身は高性能ラグジュアリーカーで名を馳[…]
バブル景気に沸く中誕生した、日産の大ヒット高級車 1980年代までの日本において、3ナンバーの普通自動車は贅沢品の象徴であった。当時の自動車税制では、税額が4万円以内に抑えられていた排気量2L未満の小[…]
日常使いもこなせるジャストサイズの定番バンを採用 キャンピングカーのベース車両として、圧倒的な耐久性と積載力から絶大な支持を集めているのがトヨタのハイエースだ。紹介するモデルは、キャンピングカー総合ビ[…]
現在の納期は「4か月前後」で安定 いまやスバルを代表するモデルに成長を遂げたフォレスターは、今年の5月に最新の法規制への対応や細部における商品力のブラッシュアップが図られた改良を実施した。スバル販売店[…]
5月からの1か月で、計画比5倍の受注を獲得 CX-5の初代(2011年〜)、2代目(2016年〜)の世界累計販売台数は500万台(2025年末までの数字)を記録するなど、マツダの業績を大きく左右する戦[…]
- 1
- 2



































