
●文:月刊自家用車編集部
シビックタイプR:モデル概要
シビックタイプ Rはシビックをベースとし、エンジンや足回り、空力など細部までチューニングが施されたスポーツカーだ。駆動方式はFFのみ。サーキットでのFF最速の座を狙ったスパルタンなクルマとなっている。
エクステリアはロー&ワイドの印象が強く、エアロパーツや19インチの専用ホイールを装備。一目でタイプ Rという存在感と美しさを放つ。
インテリアは、ノーマルのシビックをベースとしながら黒と赤でメリハリの効いたデザイン。前席は限界走行時でも身体をしっかりと保持するタイプR専用もバットシートが採用されている。
タイプ R専用の2.0L VTECターボエンジンを搭載。トランスミッションも6速MTのみの設定で、走りを最優先に考えたパワートレーンとなっている。
シビックタイプR:スタイリング&パッケージ
シビックタイプ Rのエクステリアは、速さを強調しつつ、美しさも感じられるデザインとなっている。より速く走るために作り出されたエアロパーツなどを装着し、ホイールから覗く赤色のブレーキキャリパーや大きいリヤスポイラーなどがタイプRらしさを醸し出している。
【HONDA シビックタイプ R (2022年9月モデル)】●全長×全幅×全高(mm):4595×1890×1405 ●ホイールベース(mm):2735●車両重量(kg):1430●乗車定員:4名 ●パワーユニット:1995cc直4DOHCターボ (330PS/42.8kgf・m) ●トランスミッション:6速マニュアル●WLTCモード総合燃費:12.5km/L ●ブレーキ:油圧式ベンチレーテッドディスク(F)/油圧式ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソン式(F)/マルチリンク式(R) ●タイヤ:265/30ZR19
シビックタイプR:インパネ内装&シート
インテリアは黒と赤が組み合わされたレーシーさを感じさせる造りとなっている。しっかりと身体を保持する専用のバケットシートや優れたグリップ感を発揮するステアリングホイールなど、スポーツ走行を強く意識したコックピットとなっている。また、後席の広さも確保されており、日常使いでも問題なしだ。
シビックタイプR:パワートレーン
エンジンには最高出力330PS、最大トルク42.8kgf-mを発揮する2.0L ターボエンジンを搭載。ターボエンジンながら高回転までよく回り、レッドゾーンは7000rpmから。アクセルを踏めば背中がシートに押し付けられる加速感を味わえる。また、高剛性6速マニュアルトランスミッションを採用しており、ダイレクト感のある小気味よいシフトフィールを楽しめる。
シビックタイプR:モデル変遷
【2022年9月:最新型】2021年モデルのシビックをベースとしたFL5型シビックタイプ Rが登場
ホンダから究極のピュアスポーツ性能を追求したモデルとして登場。20年以上続くタイプRシリーズでコアなファンも多く、登場とほぼ同時に公式が納期半年以上とアナウンスするなど、人気の高いモデル。月間計画販売台数は400台。
●シビックタイプR グレードバリエーション&価格 | ||
パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【FF】 |
1995cc直4DOHCターボ 330PS/42.8kgf・m | TYPE R【6MT】 | 499万7300円 |
シビックタイプR:最新値引き額/納期情報 (2024年9月現在)
- 車両本体目標値引き額:-万円
- 納期の目安:注文受付停止中
- リセール予想:A
注文の受付を停止しており、「買いたくても買えない」状況が続いている。販売店に再開について問い合わせても「はっきりとした時期はわからない」とのこと。すぐにでも欲しいならば経営資本の異なるホンダの販売店をまわって申し込んでおくことがおススメだ。また、中古車市場では新車価格より、100~150万円以上のプレミアムが付いてしまっている。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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