●文:月刊自家用車編集部
N-VAN:モデル概要
N-VANは、ホンダが発売するN-BOXのプラットフォームがベースとなった4ナンバー軽商用バン。センターピラーレス仕様により、配送業などでの使い勝手と安全性能を追求しつつも、レジャー用途などでのプライベートユースも考えられた1台となっている。また、他のNシリーズと同様にセンタータンクレイアウトを採用している。
N-VANは、配送業などでの商用メインのベーシックな「G」と「L」、プライベートユースにもぴったりな遊び心溢れる「FUN」がラインナップ。さらに「FUN」には、高速巡行なども得意なターボモデルも用意される。
N-VAN:スタイリング&パッケージ
N-VANは、荷物をたくさん積めるようにシンプルなスクエアボディーを採用。「G」と「L」は、プロの道具感を意識したスタイリングで、「FUN」は、ヘッドライト丸目のデザインにするなど、親しみやすいエクステリアとなっている。
N-VAN:インパネ内装&シート
G/Lのインパネ&内装は、限りなくシンプルに仕事の道具としての機能性を追求している。対して、FUNは、機能性の高さと日常生活に馴染む質感の高さを両立したインテリアデザインとなっている。
荷室は商用利用がメインのクルマだけに、大容量。センタータンクレイアウトのおかげで、床は低く、天井は高い。多彩なシートアレンジも魅力的で、リヤシートと助手席を倒せばバイクも積める空間が広がる。
N-VAN:パワートレーン
N-VANのパワートレーンはストップ&ゴーが繰り返される配達業務等でも高い燃費性能を誇る658ccDOHCエンジンを採用。また、レジャーなどの遠出や高速巡行にピッタリな64PS/10.6kg・mを発揮するターボモデルも用意される。
N-VAN:モデル変遷
【2018年7月:初期型】N-BOXのプラットフォームをベースとしたNシリーズの軽商用バンとして登場
ホンダから配達業務等の商用以外にも、レジャー用途や日常使いもこなす新基準の軽バンとして登場。当初のラインナップは、G/LとFUNに加え、精悍さとスポーティな印象を持たせたCOOLも用意されていた。月間販売計画台数は3000台。
【2021年2月:一部改良】ホンダセンシングとオートライト/オートハイビームを全グレードに標準装備するなど使い勝手が充実
一部改良により、ホンダセンシングとオートライト/オートハイビームを全グレードに標準装備。また、「+STYLE COOL」グレードを廃止した。
【2023年6月:一部改良】原材料価格などの高騰に伴い、価格改定を実施
原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、N-VAN含む6車種の価格が改訂された。N-WGNは各グレードにつき約7万円ほどの値上がりとなった。
【2024年4月:最新型】特別仕様車「STYLE+ NATURE」の追加とホンダセンシングに急アクセル抑制機能を新たに採用
FUNをベースとした特別仕様車「STYLE+ NATURE」をラインナップに追加。マットブラックとピアノブラック調を組み合わせたフロントグリルを装備するなど、アウトドアシーンで映える1台となっている。
そのほか、ホンダセンシングに急アクセル抑制機能を追加。さらに、G/Lグレードの4WDモデルに悪天候時もクリアな視界を確保するヒーテッドドアミラーを追加。FUNグレードには、ボディカラーに「オータムイエロー・パール」「ボタニカルグリーン・パール」の2色を追加した。
●N-VAN グレードバリエーション&価格 | ||
パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【FF/4WD】 |
658cc直3DOHC(53ps/6.5kgf・m) | G【CVT/6MT】 | 136万5100円/149万8200円 |
L【CVT】 | 151万300円/164万3400円 | |
FUN【CVT/6MT】 | 176万4400円/189万7500円 | |
FUN 特別仕様車 STYLE+ NATURE【CVT】 | 185万9000円/199万1000円 | |
658cc直3DOHCターボ(64ps/10.6kgf・m) | FUN・ターボ【CVT】 | 183万3200円/201万6300円 |
N-VAN:最新値引き&納期情報(2024年10月現在)
- 車両本体目標値引き額:13万円
- 納期の目安:1~2か月
- リセール予想:C+
意外と値引きは厳しめで、7~8万円でストップがかかることも。スペーシアギアとアトレーを出しつつ、経営の違うホンダ販売店同士を争わせるといい。目標は付属品含めて15万円。
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